表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我らの名は「名無の盗賊団!」  作者: こっこ治郎
第一章 最初の一歩
9/17

師匠を倒す……

続きです。遅くなって申し訳ございません。

《魔法》

 それは前の世界にはなく、絵物語とされていた。しかしこの世界には魔法があり魔力がある!

 なんと素晴らしいことだろうか。魔法や魔力があれば一般人には到底出来ないことができる。

 この世界では魔法は魔力を使いそれに伴ってイメージもいる。つまり逆を言えばイメージと魔力さえあればすべてのことができることができる。

 だからこそ俺は基礎練習に加えて魔力増幅訓練、イメージをする訓練、魔力量のコントロール訓練などいろいろなことをした。

 一般的な人間の魔力量とイメージ能力はわからないが、生まれてきたときよりは確実に多くなった。

 そして俺は生まれて十三年経ったとき初めて魔法を使った。それは魔法を使うイメージしてたときより遥かに難しく、それでいてとても神秘的だった。

 それから二年ちょっと俺は基礎練習と魔法の練習をした。

 そして今俺は初めて人に魔法を打った。《爆発》単純であり威力は強い。しかしそれはこの世界の一般的な人たちの考えである。

 爆発と一言で言っても、いろいろな爆発がある。

『火薬爆発』『水蒸気爆発』『核爆発』そしてこの世界の一般的な人達が考えている爆発である『ガス爆発』  俺はこの中で『水蒸気爆発』を使った。人が水蒸気爆発を喰らえばやけど程度ではすまないだろう。絶対に。しかし、この世界には魔法がある。攻撃する魔法があれば、防御する魔法もある。

「ふむ、まさか魔法がつかえるようになっているとはな」

 師匠は驚いたようにこっちを見た。

 まさか初見の攻撃を無傷で防ぐとは流石というか化け物というか。ただ俺の魔法はこれだけじゃない。

「もっと見てくれよ。師匠!」

 そして俺はいろいろな魔法を使った。水の圧力を生かした『水剣』、氷の結晶の特性を生かした『吹雪』、マグマをイメージした『広がる火炎』

 しかしどんな魔法を使っても師匠は倒れなかった。森の奥に行ってもこんなに強いやつには合わなかった。まさに化け物と言わざるを得なかった。

 だから俺は本気を出すことにした。

「師匠、本気で行きます!」

 師匠は心底嬉しそうだった。

「俺にその本気を見せてみろ! 馬鹿弟子!」

 師匠はそんなことを言っていたが、俺はある一つのことだけを考えた。

 《絶対零度》

 防御魔法すら凍らせる防御貫通魔法。そして大気を凍らせ相手の攻撃すらも凍らせる防御魔法。

 まさに攻防一体の魔法。それを、それだけをイメージして俺は《絶対零度》を唱えた。

 その瞬間そこの時が止まったかのように白くなり、師匠の氷像ができた……

遅くなったのにも限らず見ていただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ