飯が好き……
続きです。他の作品と比べて文が短くてすいません。
飯、それは俺の好きな言葉だ。前世も飯は好きだった。外食だったり自分で作ったりと、様々な食事をし、楽しんだ。
そして、俺はこの世界に来ても飯を楽しんだ。外食こそ森の中だからないものの、自分で食材を狩り、自分で解体して、自分で味付けをして楽しんでいた。
だから、師匠の家でも大体が俺が飯を作る。しかし今日はいつもより修行に集中していたようで、師匠が朝飯を作ってくれた。
やはり、自分で作るのもいいが、人に作ってもらい食べるのもうまい。そんなことを思いながら、俺は朝飯を食べていた。
そしたら師匠が口を開いた。
「今日は実践訓練をしよう」
その言葉を聞いたとき俺は喜びで飛び跳ねそうになった。しかし俺は自我を保った。
なぜ俺がそこまで実践訓練に喜ぶのか、それはヒーローになりたいからである。
ヒーローたるもの異形な怪物だろうと、人型の怪物でも倒せるようにならなければいけない。
そのため森の奥にいる、怪物などを倒して経験を積むことができる。そうするといざ怪物にあっても安心して倒せるようになる。
だから俺は実践訓練が好きなんだ。と思っていたら師匠がまた口を開けた。
「今日の実践訓練はいつもと違う、俺と戦ってもらう」
そう師匠が言った。俺は我を忘れ師匠の言葉を全く聞かずに。
「ハイ! 師匠!」
と言った。そして俺はすぐに我に返り
「え、師匠と戦うんですか?」
と言った。俺はこの日から人の話はちゃんと聞こうと思った。
次回は主人公がよく作る料理のレシピです。
番外編みたいなものです。そちらもぜひ読んでください。