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社会不適合者が凄腕のショコラティエになっていた件  作者: エスティ
第3章 ローカルアイドル編
47/70

47粒目「地域密着」

 5月を迎えると、私は早速ローカルアイドルの仕事を任されることに。


 デビューシングルの歌詞と振り付けをすぐに覚えると、すぐにローカルアイドルとしてライブハウスに出演する。午後からのライブではあるが、午後3時までに帰れるよう配慮してもらった。


 交渉の結果、月曜日から木曜日まではローカルアイドルの仕事、金曜日から日曜日は特別講師となる形で収まった。葉月珈琲は業務に慣れてきたお兄ちゃん1人で回っているようで、私が手伝う余地などなくなっていた。客足は相も変わらず外国人観光客が度々訪れる他、常連となった唯ちゃんとその家族がが遊びに来るぐらいで、緩やかではあるが低迷していた。


 特別講師として稼いだお金とお兄ちゃんから貰うお小遣いで、どうにか生活が成り立っている。


 私とてどうなるか分からない。体力と相談しながら、がむしゃらに仕事を始めた。


 季節毎にシングルを出し、ライブハウスに参加する。人気が出れば給料も上がり、自分の冠番組も持てるようになると聞いたが、いきなり食レポ番組のレポーターとして出演することに。地元岐阜市の飲食店に赴き、食レポをして宣伝するというもの。地元放送局と業務提携しており、週に一度、ローカル枠で放送されるのだが、いきなり新人アイドルに仕事が回ってくるのは珍しいという。


「じゃあそういうわけやから、今からカメラマンと一緒にこの店に行って、食レポを頼むわ」

「えっ、いきなり食レポって言われても、正直不安なんですけど」

「何ゆうてんねん。新人だけに任せるわけないやろ。璃子ちゃんには凪ちゃんと一緒に行ってもらう。食レポは2人1組でやることになってんねん。うちのポリシーや」

「よろしくねー。やっぱり受かってたんだ。じゃあついてきて」

「う、うん……」


 嬉しそうに歯を見せながら私の手を掴み、事務所の外に出る。


 カメラマンの男性は私たちと少しばかり距離を置き、会話が聞こえないくらいの場所から私たちの後を追うように重そうなカメラを持ちながら移動する。


 食レポをしろと言われても、正直にありきたりな感想を言うわけにはいかない。


 お兄ちゃんのように、ハッキリと細かい味が分かるくらいの味覚や嗅覚がなければ、食レポなんて到底務まらないと思うが、テレビ的に納得がいく食レポなんてできる気がしない。レポーターは専門家の専売特許だと思っている私は頭が固すぎるのだろうか。


「何緊張してるの?」

「……食レポ、ちゃんとできるかなって」

「あー、食レポは満面の笑みで美味しいって言ってれば問題ないよ。他に聞きたいことは?」

「降谷社長って、やたら人を組ませたがるところがあるけど、何か心当たりとかある?」

「あの人はチーム単位で行動してきた人だから。あたしはソロで活動したいんだけど、あんたの才能はユニットでこそ発揮されるんや……なんて言ってくるの」


 声を低くしながら降谷社長の口調をマネをするように凪が言った。


 茶化すように笑うあたり、心底嫌いではないようだが、降谷社長の方針については思うところがあるようで、私もどちらかと言えばソロ志望だし、分からなくはないが、誰かがそばにいて刺激を与えてくれる安心感はある。何か理由があるのだろうか。


 凪は優越感に浸りながら歩道を闊歩する。自信家と言えば聞こえはいいが……。


「やっぱり受かってたってことは、私が合格することを知っていたってことでいいのかな?」

「厳密に言うと、璃子を社長に推薦したのはあたし。社長はスカウトとしての側面もあるけど、このご時世に大人が子供に声をかけると不審者扱いされるから、あの人が無理だったら、あたしが声をかけることにしていたの。社長は次世代を担うローカルアイドルを発掘して、岐阜市を再興しようとしてる」

「理由までは分からないけど、やろうとしていることはいいことじゃないかな」

「まあね。だから止めようとも思わないけど」

「何度かデュオを組んでいたのは本当なの?」

「うん、本当だよ。もしかして璃子も噂を信じてるの?」

「凪が組んだ相手を追い出してるって噂でしょ。それが本当なら、降谷社長の性格を考えれば、今頃は凪が事務所から追い出されてると思うけど」

「ふふっ、璃子はやっぱり他の人と違うね」


 水を得た魚のように、凪が私の腕に抱きついてくる。


 私の胸を見ても、凪は顔を顰める様子はない。凪は私より若干高身長だが、幼児体型であることに変わりはなく、全体的にスレンダーだ。今までは一方的にコンプレックスを感じて離れてしまうが、凪の反応は大人と言えるものだ。反応を見てすぐ分かった。彼女は違いを受け入れることを知っている。


 仕事とは関係のない部分に適度に無関心でいてくれるのは助かる。


 食レポまでまだ余裕がある。先にカメラマンが挨拶を済ませ、後から私たちが入ると聞いた。


「凪も他の人と違うの?」

「うん……あたし、小さい時から成績が良かったの。勉強も運動も芸能活動も……何をやっても全部1番取っちゃうせいで、周りからは一方的に嫉妬されて、中学から不登校になったの。将来は上京して、女優としてやっていくつもりだけど、きっとまた同じことが起こるんだろうなー」

「上京しないのは、親が反対してるからとか?」

「よく分かったね」

「ただでさえ不登校で心配がピークに達してるだろうし、子供1人で上京させるのは心配になるよね。親ってそういうものだよ。自制できる性格なのにキーチェーンを持っているのは親が過干渉で、安全のために持たされているから。多分その携帯もGPSがつけられてるんじゃないかな」

「――流石はあたしが見込んだだけのことはあるね」


 お互いに相手を見つめ合う。自分の分身でも見つけたかのように嬉しくなる。


 痩せてはいるが健康的で肌に艶がある。私服姿は有名ブランドの組み合わせ。家が裕福な証拠だ。


 女優になろうと考えている理由は、家族からの束縛を免れるため。上京したいのは家族から離れたいからと考えれば説明がつく。つまり女優はあくまでも理由であり、本当の夢じゃない。生活するだけなら不自由がない。詳しい経緯までは分からないが、彼女も人生の迷子だ。


 できることはたくさんある。だがどんな形で自分の生き方を表現し、何の役に立てばいいのかを模索し続けている。自分探しの旅とは言ったものだが、やりたいことが分からないの現在進行形と言ってもいい状態だ。周囲からは何でもできて裕福で羨ましいと思われているが、本人は自らの環境をありがたいと思いながらも、本当の自分を見つけようとしている。


「「ふふっ、あははははっ!」」


 おかしくなったのか、同時に口を塞ぎながら笑い声を共鳴させる。


 一緒にいるだけで楽しいが、それが何故なのかまでは分からない。友達とは理屈ではない。


 静乃たちと一緒にいる時だってそうだ。彼女たちはいつだって私を照らしてくれている。私は密かに受けている恩恵をどこかで返すべきなのかもしれない。


「ふふふふふっ! 璃子って面白い」

「凪だって人のこと言えないでしょ」

「あっ、カメラマンが手を振ってる! 璃子、食レポだよ」

「場所はどこなの?」

「あの信号を渡った場所に『イマセベーカリー』っていうお店があるでしょ。あそこで今月から発売される新商品を宣伝するの。同じお店を定期的に宣伝する場合もあるけど、イマセベーカリーは今回初めてのお店みたいだし、終わったら一緒にお昼食べようね――璃子?」

「あっ、ごめん。聞き覚えがあると思って」

「もしかして行ったことがあるとか?」

「ないけど、どこかで聞いたことがあるような」


 まさかとは思うけど、そんな偶然……ないよね?


 信号を渡ると、イマセベーカリーの窓越しに並べられたパンが見える。


 4段の高さに分けられ、店の内部を囲むように配置されている。パン好きなら思わず食いついてしまうだろう。客足はそれなりにあるが午前中のみで、昼以降はあまりお客さんが来ていない。パンの数が減っているが、昼からは補充せずにいるのが証拠だ。


 新商品発売には相当なコストがかかる。ベーカリーにとっては命懸けだ。


 無論、それは葉月珈琲にも言える話だ。


 お兄ちゃんはバリスタの大会が迫っており、ラテアートの練習に明け暮れている。私としてはバリスタの仕事に専念してほしいのだが、バリスタの大会に精を出すことも仕事の内と言って聞かない。一度意欲を持って始めたことにはとことん熱中するお兄ちゃんは究めるまで収まらない。


 まだ起業したばかりだというのに、今生きることに夢中というか、売り上げのことを考えていないようにも思えるが、世界一のバリスタを目指したい気持ちは本物だ。気持ちだけでどうにかなるなら誰も苦労しない。だが今までのお兄ちゃんは何かに夢中になっていても、ずっと邪魔され続けた。


 せっかくのめり込めるものがあるのだからと、私はしばらく見守ることに。


 1年で状況を改善できない場合、私がお兄ちゃんに変わって指揮を執ることを約束させた。


「いらっしゃいませー」


 イマセベーカリーに入ると、白いバンダナを頭に巻いた1人の女性が声をかけてくる。


「いらっしゃいませー。あれっ! 何で璃子がいるのっ!?」


 後ろにいた春香が声をかけてくるや否や、すぐ私に気づく。赤いバンダナを巻いているが、サバサバしている普段よりも可愛らしい佇まいで、接客にも意欲的な様子。


「知り合い?」

「ほら、この前将棋教室にやってきた特別講師の話したじゃん。特別講師の璃子だよ」

「あー、そうだったんだー。いつも春香がお世話になっているようで。春香の母の今瀬早苗(いませさなえ)と申します。今日はよろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

「――えっ、もしかして……天羽凪ちゃん?」

「は、はい。そうですけど」

「あたし、ずっとファンなんです! もし良ければ、そのっ、サインくださいっ!」

「春香、そういうのは迷惑でしょ」

「いえいえ、いいんです。撮影が終わったら書きますから」

「いいのっ!? やったー!」


 飛び上がるように喜ぶ春香。いつもとは異なり、凪には遜っていた。


 実家がベーカリーとは聞いていたが、この場所だったとは。


 生放送でないのが幸いだ。収録してから後日放送とのことだが、真っ先に心配したのは親戚たちにばれることだ。誰かがテレビで私を見れば、実家にまで押しかけてくる可能性がある。普段から家にいないことはいずればれるだろうし、何度か実家に顔を見せてから帰宅するべきだろう。


 早苗さんはイマセベーカリーを経営している店長だ。着替えていた時に何年も使われていない背広があったことからも、夫は共同経営者にして、何年も前に脱サラしていることが窺える。何らかの事情で会社を辞め、イマセベーカリーを夫婦で始めた。中央にレールが敷かれた国道沿いの店で、立地条件は悪くない。お客さんが来なくなり、ローカル番組による宣伝に頼らざるを得なくなったのは、去年岐阜市が路面電車を廃止したからだろう。交通量の減少が大きな誤算となり、売り上げが下がった。


 もし宣伝に失敗すれば、イマセベーカリーは近い内に倒産するだろう。


 無論、こんな事情を抱えた店はごまんとある。


 地元再興を目的とした地域密着のローカル番組を放送している理由が分かった。


 自分なりに分かりやすくポイントを解説することを心掛けよう。


 午前11時、食レポの収録が始まった。


「今回もタレントップのフーレポ、はっじまーるよー。よろしくお願いしまーす。ゲストはこのあたし天羽凪と、タレントップ新人タレント、葉月璃子ちゃんでーす」

「……よろしくお願いします」

「あれっ、緊張してる?」

「そりゃ緊張するよ」

「まあ初めてだもんね。えー、今回訪れるのは、このイマセベーカリーです。21世紀到来と同時に創業したお店なので、21世紀に入って最初にできたパン屋さんということになりますねー」


 いくつかの商品が並べられた。全部タレントップの経費だ。


 新発売となるストロベリークロワッサンを口に頬張った。


 ストロベリーソースが前面にかかったクロワッサンだが、更に苺まで上に乗せている。


 クロワッサンの風味を苺の酸味が消してしまっている。組み合わせ自体は悪くないが、もう少し工夫を重ねるべきだろう。蜂蜜に苺を混ぜて作ったソースに丸ごと浸けて馴染ませようとしているが、それだとしつこい味になってしまう。もはや菓子パンだ。ソースは少しだけ上に乗せ、他の食材も一緒に乗せれば彩りが増すだろう。苺の主張が強すぎるのがネックですぐに廃れてしまうのが目に見えた。


 ――ハッ! 一体何を考えてるんだろう……仕事しないと。


「苺の酸味と甘味が凄く効いていて、美味しいです」

「うんうん、あたし苺好きだから、クロワッサンとの組み合わせは嬉しいし、斬新だよねー」

「……でも――」


 周囲の視線が一斉に私に向く。お兄ちゃんが何度も向けられてきたであろう世間の目だ。


 誰も予想しない言葉を呟いただけで、こんなにも注目を浴びるものなのかと驚愕する。


 かつてお兄ちゃんは言った。みんなが空気を呼んで状況を放置してきた結果が、今の腐敗しきった社会の正体であると。1人1人の行動が社会を作っているのであれば、誰か1人の行動が、世の中の生き辛さを少しでも緩和できる可能性があるとも言える。


 もし美味しいとしか言わずに客足を呼んだところで、味の分かる人が食べれば思っていた味と違うと思われ、当てにならないという印象を与えてしまえば、イマセベーカリーのためにもならないし、テレビ局の評判にも関わる。噓も方便という言葉がある。だがそれが意味を成すのは、双方の利益になる場合のみ。食レポの難しいところは、美味いとしか言えない漠然とした空気があることだ。


 テレビの宣伝が必ずしも正しいとは限らないことがよく分かる。


 現場と上層部の乖離はいつの時代でも起こるもの。


 報道は事実ではあっても真実じゃない。私たちはそんな虚構の中で生きることを半ば強いられている格好だ。なのにテレビの言うことを真に受ける人の何と多いことか。しかも真に受けた挙句、正しくなかった場合はテレビに文句を言う。自律を失った人の性格だ。


「ちょっと苺の風味が強すぎる気がします。組み合わせ自体は凄く良いんですけど、クロワッサンが持つ本来の風味を消してしまっている感じがします。もう少しストロベリーソースを減らして、アーモンドスライスとフリーズドライにした苺を撒いて、カリカリした食感を加えることで、クロワッサンのサクサク感をより深めたら面白いかなと――あっ、すみません、今のはカットしてください」

「待って。今のはカットしないで。こんなに斬新な食レポができる人、今まで見たことないもん」

「こういうのは不評を買うから、放送しない方がいいと思うけど」

「いえ、そんなことないと思いますよ。改善点をちゃんと言ってくれたばかりか、自分なりのアレンジまで提案してくれた人は初めてです。是非採用してください」


 嬉しそうに微笑みながら早苗さんが言った。


「それと、さっき言ってくれたアレンジ案、後で是非とも詳細を聞きたいんですけど」

「は、はい……でも、放送が心配になってきました」

「それやったら、俺の方からプロデューサーにゆうとくわ」


 サングラスをかけた男性が隣の席から話しかけてくる。


「えっ、社長?」


 凪が驚きながら後ろを振り返った。


 降谷社長はこっそりと後をつけ、私たちの様子を窺っていた。


 変装の腕前は相変わらずのようで、私でも注意深く観察しなければ気づけないくらいだ。恐らく降谷社長も迷彩戦略の使い手だ。問題は放送後、番組自体がどんな評価を受けるかだ。


「おもろいやん。堂々と改善点やアレンジ案が言えるレポーターなんてなかなかおらん。流石はショコラティエを目指しているだけあって、味にはめっちゃうるさいみたいやな」

「それほどでもないですけど……」

「謙遜すんなや。俺が食レポに璃子ちゃんを抜擢した理由は他でもない。卓越した美的感覚を持ってるからや。本来レポーターっちゅうもんはな、余計な要素に左右されることなく、正しく人や物を見れる観察眼が必要やねん。ただ褒め称えるだけが食レポやない。どうすればもっと良い商品になるかを言える奴がおらんと、伸びるもんも伸びんからな」


 降谷社長の言葉で察しがついた。彼はイマセベーカリーの事情を知っている。


 いや、そればかりか岐阜の事情さえ知り尽くしているかもしれない。そうでなければ復興しようとは思わないだろう。方言からして関西の人とは思うが、何故ここまで引っ越してきたのだろうか。


 結局、私が意見するシーンが採用されるようになってからというもの、ローカルアイドルが批評をする珍しい食レポコーナーとして好評を博した。だがこれが原因で、私は道行く人から度々声をかけられるようになる。所謂有名税というものだ。凪の立場がようやく理解できた。


 春香が持っている色紙に凪がサインを書いている。


 私も自分のサインを書けるようになった方がいいのだろうか。


 アイドルには日常というものがない。いつ誰に声をかけられるか分からないからだ。見知らぬ人が子供に声をかければ不審者と見なされる世の中になりつつあったが、個人的には賛成だ。しかしながら、有名人に声をかけるのは何故か許容される風潮には違和感しかない。


 世間はどうしてこうも、人の痛みに鈍感なんだろうか。


 引きこもりになるどころか、どんどん離れている気がする。


「ありがとうございます!」

「春香ちゃんだっけ。璃子とは仲良いの?」

「はい。将棋教室で初めて会ってから何度も対局しているんですけど、一度も勝ったことないんです。ショコラティエを目指している話は初めて聞きましたけど、ローカルアイドルの仕事までこなせるなんて凄いです。でもあれだけ才能があると、将来の夢とか迷っちゃいますよね」

「そうかもね……あたしたち、次の仕事があるから、これで失礼するね」

「は、はい……またライブに行きますね」

「ありがとう。楽しみに待ってるね」


 凪が手を振ると、春香は恋する乙女のように手を振った。


 ローカルアイドルの仕事が板についている。私も早く慣れなければと焦りを覚えた。


 漠然とした期待と不安が入り混じる中、私たちはタレントップに報告へと戻る。降谷社長は私の対応を褒め称えながらも、終始笑いが止まらない様子だった。あっさり帰されたが、次の仕事内容を知ることができた。ショコラアイドルとしての初仕事だ。今度は料理番組に出演し、お菓子枠でチョコレートにまつわるスイーツを作る。月に一度ではあるが、作る予定の料理を練習させてくれるという。


 特技にチョコ作りと描いていたのが幸いした。


 莉央さんも降谷社長も言っていた。パティシエの需要が高まっているとはどういうことだろうか。


 この時、イマセベーカリーの運命を変えたことを、私はまだ知らなかったのであった。

読んでいただきありがとうございます。

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今瀬早苗(CV:遠藤綾)

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