46粒目「ショコラアイドル誕生」
午後3時、一息吐いたところで、オーディションの最終試験として面接選考が行われた。
一度に3人から4人で行われる集団面接形式とのことだが、1人で面接を受けるよりもずっと気が楽であると思ったのが間違いだった。大広間でみんなの前で面接を行うのだ。
以前として緊張状態が続く。一昔前の私なら耐えられなかっただろう。
葉月商店街でヤナセスイーツを手伝っていた成果が表れた。カラオケ大会でも緊張しなかった。やはり外に出なければ人慣れすることはできないのだ。優子さんは私に客商売の心得を教えてくれていた。俯かない、慄かない、怯まない。接客の基本とも言える。
しかしながら、優子さんはお兄ちゃんに飢えているようで、最近全く会えないのが歯痒いのか、何度かお兄ちゃんに会えないかと催促された。だが今の状況で会わせるわけにもいかず、引きこもったまま出てこないと言い訳しているが、妙に勘の鋭い優子さんの疑いは日に日に増していった。もう私には聞かないだろうが、変にお兄ちゃんのことを話題にしない方がいい。
私の前にいた人が退室すると、降谷社長と私の視線が一致する。
大広間の端に座っていた私は恐る恐る立ち上がり、1席だけ設けられた椅子に腰かけた。
他のプロデューサーらしき人はいない。最終試験は降谷社長1人で行うようだ。いくら他の人が気に入ったところで、降谷社長の御眼鏡に適わなければ不合格であると読み取れた。間違いない、タレントップは降谷社長のワンマン経営だ。デュオを組ませる拘りも気になる。
「じゃあ次、葉月璃子さん」
「はっ、はい……」
「そんな畏まらんでええよ。もっと気楽でええんや。葉月さんの志望動機を聞いてもええかな?」
「はい。履歴書にもあるように、自分の才能がどこにあるのかを探しています。ショコラティエを目指していて、洋菓子店でお手伝いをしていますが、洋菓子店の人から言われたんです。若い内から将来を絞り込むことはないと。一見関係ないように思える経験であっても、将来ショコラティエを目指す時、必ず役に立つと言われまして、アイドルの仕事にも興味があったので応募しました」
「ショコラティエねぇ~。要するにあれか、チョコレートを作りたいっちゅうことやな?」
「はい。昔からチョコが好きで、普通の子供だったら、食べて美味しいで終わりだと思いますが、私は作る領域にまで足を踏み入れました。ただ味わうだけじゃなく、チョコ作りを仕事にしてみたいと考えていて、自分で全く新しいチョコを作れるようになるには、世の中の色んな知識や経験を身につけておく必要があると教わりました」
「もし受かった場合は、ローカルアイドルの仕事に専念してくれるんか?」
「具体的にどこまで専念するかについては、受かってから話したいと思います。でも成人するまでは、ローカルアイドルの仕事を優先しようと考えています」
降谷社長が厳しい顔のまま首を傾げた――専念すると言わなかったのがまずかったのかな……。
でも落ちたら落ちたで、ローカルアイドルの仕事に縁がなかったというだけの話。
特別講師も続けたいし、どれかに専念するのは気が引ける。一流のショコラティエになるには豊かな人生経験が必要であると藤次郎さんは言った。この話は私には刺さった。
無論、降谷社長にも刺さるとは限らないが、先人の知恵とはそういうものだ。
ただ生きていくだけなら、役に立たない知識の方がずっと多いかもしれない。しかし、新しいことを始める時、挫折してしまった時、未来が見えない時、様々な仕事をこなしてきた体験が、自分の背中を押してくれると聞いた時は鳥肌が立った。多くの試練を乗り越えたパティシエの言葉だ。
藤次郎さんは若い頃、ホテルスタッフの仕事をしていたが、ホテルの先輩にあたるパティシエが作った王道のケーキを見て感動し、自分も作ってみたくなり、懇願したところ、日本における洋食洋菓子の本場である神戸のホテルに勤めるパティシエを紹介され、10年以上も修業していた。
しばらくして地元岐阜市に戻ると、景気の良かった葉月商店街にヤナセスイーツをオープンした。
藤次郎さんのスイーツは瞬く間に評判を呼び、人気店舗となったが、ホテルスタッフ時代にホテルが人材不足に陥った際、ホテル内の様々な仕事に便利屋として駆り出された経験がパティシエの仕事に活きたというのだから驚きだ。今までに得た知識と経験はどこで活きるか分からない。あまり多くは語らない人だが、多くを蓄えておけば、飯を食えるようになることはよく分かった。
「うちは段々衰退の一途を辿ってる岐阜を復興するために、一刻も早く超人気アイドルを輩出する必要があんねん。人生経験を蓄えたいっちゅう気持ちはよう分かるけど、ここはアイドルを目指してるもんが来る場所やっちゅうことは分かるよな?」
「はい、もちろんです。1番向いていると思った道のために、全力を尽くすだけです」
「ふーん、あくまでもショコラティエが最終目標で、ローカルアイドルは中継ぎっちゅうわけか……」
「……はい」
意味深な笑みを浮かべる降谷社長。やはり専念しなければ駄目だろうか。
途中で失敗した時、他に道筋がなければ貧困まっしぐらだ。アイドルの寿命は短い。持って30代前半で終わるような仕事に固執していては、立派な人生設計とは言えない。
お兄ちゃんの言葉を借りるなら、どれか1つの道に骨を埋めるのは時代遅れ。バリスタだけでなく、ゲームやピアノまで飯の種にしようと考えているお兄ちゃんからは多くを学んだ。
「そっか……もう帰ってええで。お疲れさん」
追い払うように手を動かす。やはり不合格だろうか。
「……ありがとうございました」
頭を下げてから退室しようと扉に手をかけようとした時、莉央さんと視線が一致すると、彼女は唇を震わせながらコクリと頷いた。私には意味が分かる。決死の覚悟だ。
この後のことはよく覚えていない。
1つ確かなのは、何故か合格通知が届いたことだ。
新たに私の行きつけとなった『金華珈琲』に赴いた時だった。
正面にはおじいちゃんが創業した金華珈琲マスター、桂川慶さんが佇む。
お母さんと同い年で、後ろに黒髪を束ねたダンディーな男性で、穏やかな印象を持たせる。自らお客さんとコミュニケーションを図る能動的接客を行うのが特徴で、ホスピタリティに溢れている。初対面でも物怖じしないくらいには人慣れしており、マスターのお手本のような人物だ。
金華珈琲には私以外の客はいない。常連はいるが、ランチタイムが終われば、しばらく人が来ないこともよくあるらしい。お父さんのバイト先でもあり、よく店の奥で料理を作っている。最初は苦手だったものの、マスターに鍛えられたようだ。お母さんはいつもエプロンを着用しているが、最後にお母さんに会った時は着用していなかった。最近はお母さんの代わりに料理も作るようになったようだ。
「やったじゃん。ローカルアイドルの経験なんて貴重だよ」
「合格したのはいいんですけど、ヤナセスイーツに行く機会が減ったらどうしようと思って」
「それなら心配ないよ。まだ13歳でしょ。いくら個人事業主とは言っても、あんまり長い時間働かせちゃいけないことになってるんだよ。午後8時から午前5時までの労働させられないし、学校にいる間は原則働かせられない。あっ、でも璃子ちゃんは不登校だし、ローカルアイドルに時間を費やせるね」
「マスター、なんか楽しんでません?」
「そりゃ楽しいよー。葉月珈琲に将棋教室を兼ねるだけでも凄いのに、ローカルアイドルのオーディションにまで受かっちゃうんだから、羨ましい限りだよ」
まるで自分のことのようにマスターが言った。
当然だが、私のこともお兄ちゃんと同様、身内以外の人には内緒にしてもらっている。
時間配分はどうにかなりそうだが、ローカルアイドルの仕事をこなしている内に、ショコラティエになる夢を叶えること自体が難しくなるかもしれないと思うと、今更ながら恐怖心が湧いてくる。
「このままだと、引きこもりへの道は、夢のまた夢ですね」
「アイドルって、引きこもりの対極に位置する存在だよね。でもだからこそ、目指しているものとは逆の立場を経験しておくのも、悪くないと思うよ。璃子ちゃんが受かったということは、別の誰かが落とされたってことでもあるんだよ。進退を決めるなら、早い方がいいんじゃないかな」
「――そうですね」
「はい、エスプレッソ」
「どうも」
目の前に置かれたエスプレッソを口に含む。チョコレートのフレーバーだ。
カフェにいる時でさえ、チョコレートが私に訴えかけてくる。早くショコラティエとして花を咲かせてくれと。降谷社長にもショコラティエになる夢を伝えたが、その時から難しい顔をしていた。
何かに専念できない人は駄目なんだろうか。
プロアスリートが別のことをしていると、そんなことをしている暇があるなら練習でもしたらどうだと言う者がいる。レールありきの生き方が染みついているのだ。一度選んだ道を踏み外してはならないと社会全体が後押しする土壌がある。奇しくも私は鉄の掟とも呼べる土壌に逆らおうとしたのだ。
マスターは何かを察したのか、これ以上私に話しかけることはなかった。
普段は引きこもりのお兄ちゃんが、ここの常連である理由が分かった気がする。
今月に入ってまたお兄ちゃんが金華珈琲に来れるようになった際、私も同行し、マスターや常連たちと知り合った。決め手になったのは、煙草禁止の規則である。おじいちゃんが煙草嫌いだった名残で、今でも煙1つ漂わない愉快な昭和風カフェとなっているが、それでも常連がいるのはマスターの人柄によるところもあるが、大半は葉月商店街の住民。身内だけでお金を回しているのは本当のようだ。
良い意味で放っておいてくれるのが金華珈琲の良いところだ。
葉月珈琲にも通じるものがある。家に帰ったようなこの落ち着き――。
これだけ良い店が不況に陥るなんて……間違ってる……。
4月下旬、決心のついた私は、期限までにタレントップを訪れた。
当たり前だが、期限である4月末を過ぎてもタレントップを訪れなかった場合は辞退と見なされる。合否くらいおおよそ決まっているはずだし、面接の場で伝えてくれてもいいと思うが、大人の事情でもあるのだろうか。不合格を告げた瞬間に豹変する人の対策なら、まだ分からなくもないが……。
目の前に2階建ての建物が聳え立つ――あの時よりも高く感じる。
違う。私自身が恐れを抱くあまり、心が小さくなったからこそだ。
降谷社長にどう顔を合わせればいいか分からない。嫌われているわけではないだろうが、仕事内容だけでも知りたい。聞きたくても聞かないのが大人なんだろうが……。
社長室に入ると、作業中の降谷社長と目が合った。
「おっ、やっと来たか」
「こんにちは。あの、1つお伺いしたいことがあるんですけど」
「合格した理由やろ。簡単や、璃子ちゃんは色んな方面に才能を発揮してるみたいや。将棋教室で特別講師をしてるっちゅうのもほんまみたいやから、将来性を見込んでや……それに……璃子ちゃんやったら、あの子の才能を引き出せるかもしれへんしな」
私に背を向け、寂しそうな笑みを浮かべ、髪を靡かせながら降谷社長が言った。
「……?」
「あー、いや、何でもあらへん」
「私が聞きたいのは……仕事内容なんですが」
「あー、ローカルアイドルの仕事やろ。これから璃子ちゃんには、うちの一員として、地元を代表するアイドルを目指してもらう。それにあたって、ユニットを組んでもらおうと思ってんねん」
「ユニット……ですか?」
「そうや。璃子ちゃんは最終的にショコラティエを目指してるんやろ? せやったら俺も力を貸そうと思ってな。名づけて『ショコラアイドル』ってのはどうや?」
「ショコラアイドル?」
唐突なワードに度肝を抜かれた。思わず一歩足を退いちゃってるし。
ショコラティエとアイドルの鞄語だろうか。私にはよく分からない。
チョコ作りとアイドルにどんな関連性があるのだろうか。お兄ちゃんといい、この人といい、起業家の考えることは進歩的過ぎてついていけない。だからこそ新しい事業や発見が生まれるんだろう。彼らにはきっと道が見えているのだ。私には見えない道が……。
「そうや、璃子ちゃんはチョコ作りが特技って履歴書に書いてるし、普通はスイーツ作りって書くところをわざわざチョコに限定するところに拘りを感じたんや」
「……チョコ作りとローカルアイドルの活動って、どんな関連性があるんですか?」
「あると言えばあるし、ないと言えばない。でも最近はな、パティシエの需要が高まってきてるんや。前々から料理のできるアイドルが欲しいと思ってたし、カラオケ大会でも歌がうまかった。多分無意識やったと思うけど、途中からテレビで見た通りの振り付けまでしとった。凪ちゃんがおらんかったら、優勝しとったと言えるくらいには上出来や。そんで決め手になったのがチョコ作りや」
降谷社長が言うには、ローカルアイドルはシングル曲を出したり、ライブハウスで歌や踊りをこなすアイドルらしい仕事をこなしたりする他、地域の店舗を紹介したりする。
地元のテレビに出演し、番組のメインテーマを担当することもあるらしい。
人によっては自分の冠番組やラジオ番組などを持ち、視聴者の質問に答えたりする。芸能人としての側面を持ちながらも、マルチスキルを発揮することが求められる。
私はよく人から多才と言われるが、単に人よりコツを掴むのが早いだけで、世界に通用するかと言われれば、決してそうではない。幼少期から技を究めている人たちに勝つのは至難の業だ。負け続ければ追い出される社会だし、職業選びに慎重になるのは当然と言える。仕事には生き甲斐を求めず、本当にやりたいことを趣味で済ませようかと考えた時期もある。しかし、私にはできなかった。
お兄ちゃんと一緒に買い物をしに行った時、新入社員と思われる人たちの群れを見た。
先頭を歩く上司に続くように、新入社員たちは行きたくもない飲み会のために、作り笑顔のまま居酒屋へと入って行った。胡麻をするように頷きながら、上司の教えが自分に合うかどうかを見定めることすらしないまま、ありがたがるように享受していた。
『何を信じるかは自分で決めろ。じゃないと……ああなるぞ』
見せしめにするかのように、彼らを指を差しながら言ったお兄ちゃんの言葉が忘れられない。
本質的な意味で彼らが幸せかどうかまでは分からないが、あんな風にはなりたくないと反射的に思ってしまった時点で、きっと私もこっち側の人間なんだろう。
それよりも気になるのは莉央さんだ。とりあえず探りを入れてみよう。
「まあそういうわけやから、5月から来てくれ。不登校みたいやし、平日やったら来れるやろ?」
「はい。夕方以降は家事があるので、できれば朝から昼までの時間帯を希望したいんですけど」
「あー、分かった。午前中でもかまへんで」
「ありがとうございます。結局何人合格したんですか?」
「3人や。全員璃子ちゃんと同い年やで」
「……そうですか」
――莉央さん、落ちちゃったんだ。
4月末までに合格通知が届かなかった場合は不合格となる。
合格通知を受けた者が4月末までにタレントップに来ることを要求しているのは、恐らく辞退された場合を考えてのことだろう。倍率が激しい中で合格したのだ。もう退くに退けない。
お兄ちゃんは1人でも大丈夫だと強がっていたが、やはりお兄ちゃん1人では心配だ。将棋教室は土日のみにしてもらい、残りはローカルアイドルの仕事にし、空いている日は葉月珈琲か葉月商店街の仕事を手伝うことになるが、最近は夜を迎えた途端に眠くなる。働きすぎだろうか。
「何や、嬉しくないんか?」
「いえ、評価していただいたのは嬉しいです。ただ、私を誘ってくれた人が落ちてしまったので、次から会うのが億劫と言いますか、どう接したらいいか」
「あー、いつも璃子ちゃんと一緒におった、あんたより一回り年上のツインテやろ。ポテンシャルは他の子にも負けてへんけど、年齢がネックやったからなー。他の応募者が全面的に20代ばっかりやったら合格やったかもなー。それにこれから就活の時期やったみたいやし。落ちたもんの心配なんかしてる場合やないで。これからあんたには、重要な仕事があるんやからな」
「……はあ」
口を開けながら頷いた。私にはすぐ検討がついた。
とんとん拍子に話が進み、契約書にサインをしてからタレントップを後にする。
ローカルアイドルとはいえ、今日から私も芸能人だ。
お父さんとお母さんには事情を伏せ、お兄ちゃんと金華珈琲マスターに伝えた。莉央さんがいない時にヤナセスイーツに赴き、優子さんに合格を伝えた。しばらくは会える時間が減ることを嘆きながらも喜んでくれた。莉央さんには優子さんの口から私の合格を伝えておくと言ってくれた。
肝心の莉央さんはまだ希望を捨てていない。22歳までとしながらも、やはりアイドルを目指すなら10代までであることを思い知る。奇しくも私が莉央さんの合格を横取りする格好となってしまった。
後に莉央さんの就職レール確定を悔いることになるとも知らずに……。
気を取り直して、私は葉月珈琲の仕事を手伝った。
カウンター越しに私の正面に座っているのは阿栗唯ちゃんだった。
薄い茶髪のショートヘアーが特徴で、私より3歳年下。イギリス人の父親と日本人の母親を持つ可愛らしい美少女だ。某世界的な動画サイトの動画を見てお兄ちゃんを知って以来、お兄ちゃんのことを慕っているようだ。日本人恐怖症は唯ちゃんに対しては何故か発動せず、葉月珈琲を創業してから初めての常連である。毎日のように遊びに来ては、うちのコーヒーを注文してくれる。
まだ10歳だが、お兄ちゃんと同様不登校であり、私が心を開ける数少ない相手である。
「良かったじゃないですか。私は昔子役だったので分かりますけど、ローカルアイドルの仕事なんて、滅多にできることじゃないんですよ。応援してます」
「ありがとう。でもうまくやれるか心配でね。ショコラティエの夢から遠ざかりそうな気がして」
「でも話を聞いた限りだと、チョコ作りに関連する仕事もあるみたいですし、労働時間もそこまで長くないんですから、心配ないですよ。あず君のことは私に任せてください。何かあったら連絡します」
両手の握り拳を見せながら唯ちゃんが言った。自信満々の顔を見せるが、お兄ちゃんと2人きりの時間を独占したいものと思われる。謙虚で誠実な性格だが、脳裏に緻密な戦略が見える。
まともではあるが、彼女もまた、こっち側の人間である。
お兄ちゃんの信念や拘りに理解を示している時点で……しかしながら、彼女なら信用できると思わせる不思議な魅力を持ち合わせている。常連というより、遠くから見守ってくれる同僚だ。
突如決まった新しい仕事に困惑しながらも、私は覚悟を決めるのだった。
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桂川慶(CV:堀内賢雄)
阿栗唯(CV:佐倉綾音)




