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社会不適合者が凄腕のショコラティエになっていた件  作者: エスティ
第1章 学生編
24/70

24粒目「自分を見失った教師」

 昼休みの時間中、私は長森先生と雑談を続けた。


 教師と生徒という関係を忘れ、お互いのことを語り合った。


 長森先生は高校卒業後、教員採用試験に合格し、去年から赴任してきたばかりの新人教師だ。私より12歳年上で、氷河期世代のど真ん中を生きている。現代において最も不遇な世代と言われているが、公務員になれたのは不幸中の幸いだ。出世か安定さえ手に入れてしまえば、世代など関係ない。


 完全記憶能力は教員採用試験で大いに発揮された。


 しかし、それは常に辛い記憶と隣り合わせになることでもある。長森先生は幼少期から満点以外を取ったことがなく、当時の担任からカンニングを疑われたことをきっかけにいじめへと発展し、自分と同じ境遇の生徒を救いたいと考え、教師を志したという。


 ここ1ヵ月の言動を見る限り、長森先生は教師になるべくしてなったと思えるところがある。


 暗記能力はずば抜けているが、思考は不得手のようで、良くも悪くもマニュアル行動しかできない。指手が素直であまり意外性がなく、容易に次の一手が読めてしまう。学業は優秀だが、あれはルーチンワーカーとしての作業力が優秀というだけで、作業力のみで飯を食うなら公務員しかない。


「私は暗記ができるだけで、他は全然駄目なの。自分のやり方がないっていうか。将棋もルールは全部覚えたけど、セオリーを知っているくらいで、自分の戦略もないし……葉月さんは暗記ができるだけじゃなくて、その場その場の最適解を導き出すことができる。ホント……羨ましい限り」

「月末テストの件ですけど、平均点を取り続ける作業は続けさせてください。点数が良すぎても悪すぎてもいじめてくる生徒がいますし、全部満点を取る生徒よりも、全部平均点を取る生徒の方が、敵がいなくて済むんです。お願いします」

「そんなに目立ちたくないの?」


 まるで目立たないことを良しとしない姿勢だ。


 長森先生は子供社会の法則を理解していない。


 そればかりか、社会に対する恐怖が見受けられる。社会に出たことのない教師あるあるだ。


 今後も教師を続けていくのであれば、子供たち特有の社会観への理解は必須項目のはずだが、学習指導要領は大人目線のルールしかない。ずっと子供と一緒にいる職業でありながら、子供の思考回路や社会観形成を知らない教師があまりにも多すぎる。長森先生にも社会経験がない。


 人生経験を積まないまま教師になると、やがて子供の気持ちが分からない暴君と化す。


 他の教師たちも……元は純粋に教育を変えたい気持ちで教師になったのだろうか。


「うちの兄は天然茶髪で、女子のように中性的な顔で、目立ってしまったためにいじめを受けて、いつもボロボロになって帰ってくるんです。そんな兄を見ている内に、この国で目立つことは犯罪と知りました。できることなら、授業中の音読で私を指名しないでいただけると助かります」

「――分かった。そういうことなら、今後は点数の悪い子に音読させようかなー」


 意地悪そうな顔で長森先生が言った。果たして信用できるのだろうか。


「いいんですか?」

「少数派の生徒に配慮するのも、教育にとって大事なことだから」

「私って……少数派なんですか?」

「少なくとも、子供の内から大人らしい立ち振る舞いを徹底する人は少数派だよ。私はそういう人も面白いと思うし、角が立たないことを目的としているなら、咎める理由もないし。でもそれだと、友達とかできないと思うんだけど、それでいいの?」

「いいんです。どうせ学校を卒業したら、一生会わないような人たちなので」

「結構ドライだね」

「大人になったら、どの道ドライにならないといけないはずですけど。とにかく、もし先生が私の心配をしているようでしたら、していただかなくても大丈夫です。兄の言葉を借りるなら、学校は黙って従う会社員を作る工場です。ここにいる間は自分を抑えて従順性を示さないと、生き辛くなるだけです」

「……」


 私はそう言いながら、立ち尽くすしかない長森先生を見ないで教室へと戻ろうとした。


「でも……もしクラスの方針に迷うことがあれば、相談くらい乗りますよ」


 振り返って再び長森先生を見ると、見捨てられた子猫のような顔で私と目線を合わせた。


「……頼りにしてるね」


 何か問題を起こそうとしているわけではない。むしろ溶け込もうとする姿勢を示している生徒を無理に動かす教師などいない。長森先生にはプロ棋士のおじさんが親戚にいる。このまま頭脳戦の才能を発揮し続けるようなことがあれば、将棋教室に行かされるのは間違いない。


 断ることが苦手である以上、聞かれる前にその気がないことを悟らせればいい。


 私の立ち回りは、学校側と利害が一致している。


 大雑把に言うのであれば、私も学校側も事なかれ主義で、問題が起きないに越したことはない前提で話をしているわけだが、長森先生は、そんな私を少数派と呼んだ。願わくば少数派にはなりたくない。昔なら命まで取られていたような部類の人もいるし、彼らが受けてきた差別や迫害を思えば、多数派で良かったと思えなくもない。だが長森先生は、私が多数派のふりをしているものであると感じている。確かに窮屈だし、学校にいる間は本当の自分を封印している。それが正解だからだ。


 だからこそ、一歩学校の外に出た時の解放感がたまらない。


 卒業した瞬間、今まで耐えてきた反動で引きこもってしまう人も少なくない。私もその1人になってしまうのではないかと思う時がある。お兄ちゃんは独立すると言っているが、起業した人たちの中で、10年後生き残っているのは1割程度というのが、個人事業主や経営者の厳しい現実だ。故に多くの人は就職レールに乗り、無理をしてでもしがみつこうとする。自らの心の声に蓋をして。


 2ヵ月後――。


「じゃあこの36ページ目を……浅尾君」

「俺今週で2回目ですよ。何で席順にしないんですか?」

「月末テストの成績が真ん中より低い人は順番に音読してもらうって前に言ったでしょ。音読が嫌なら成績上位になること。ほらっ、分かったらさっさと読む」

「へいへい」


 長森先生は言葉通り、私の音読を回避してくれた。平均点以上の点数を維持するという条件で。


 平均点が上がれば、私も点数を上げざるを得なくなるが、あまり効果はなかった。


 まだ赴任したばかりで経験がないこともあり、何かあれば秘密裏に私を頼るようになった。


 先生ともあろうものが、生徒に頼るのはどうかと思ったが、私のことを買ってくれているのはよく分かった。担任教師をコントロールできれば、私にとって居心地の良いクラスにはなる。だがそれで犠牲になる生徒もいるのではないかと心配になったが、そこもケアする方法を考えた。


 総合的な学習の時間を使い、クラスメイトに授業を受けやすくなる提案をするように言った。


 結果、集団組織に合わない人が、思いの外多いことが分かった。


 学校や職場は10分に一度話しかけられる場所だ。これでは一部の人間が集中できない。1人で集中したい人もいる。そこで私は話しかけられない権利を作った。教師と友達認定している人以外の人は、不用意に話しかけてはならないというルールを冬美を通して提案した。音が大きく聞こえる生徒には耳栓の使用を認め、計算が苦手な生徒には電卓の使用を認めるなど、次々と改革を進めていった。


 個人がクラスに合わせるのではなく、クラスが個人に合わせる方針だ。


 終礼が終わると、夏芽、冬美、静乃と共に帰路に就いた。


 ――そういえば、テーブルゲームクラブにいた時、私は夏芽と冬美と一緒にいるところをいつも長森先生に見られている。そうか、長森先生が私たちを同じクラスにしてくれたんだ。ちょっと考えれば分かる話なのに、私は素っ気ない態度で接してしまっていた。悪いことしちゃったかな。


 将棋、一度だけつき合ってみようかな。


 プロ棋士のおじさんって、どんな人なんだろう。


「1人1人の違いが尊重されるクラスかー。今までとは真反対の方針だよねー」

「今まではみんなが1つになって団結するクラスとか、そんな方針だったのにね」

「もしかしてー、璃子が先生に提案したんじゃないの?」

「そんなわけないでしょ」

「でもさー、最近の璃子って、先生によく呼び出されるよね」

「国語係になったから、手伝いを頼まれることが多いの」

「まっ、いずれにしても、先生から気に入られていることはよく分かるよ」


 笑いながら夏芽が言った。どうやら家の方は大丈夫らしい。


 花嫁修業は義務教育卒業まで延期してもらえたようだ。皮肉にも子供の個性を摘み取る義務教育によって守られていることに、夏芽は複雑な思いを抱いている。


 私のクラスの方針はずっと未定のままだった。


 5月下旬、『1人1人の違いが尊重されるクラス』という、とても日本の学校とは思えない方針が採用された。しかし、この方針の影響力は悪い方向に大きく作用した。校内で自分の好きが言えるようになるかと思えば、他のクラスの生徒に咎められてしまう人が相次いだ。


 それもそのはず、他のクラスは団結力重視の方針だ。


 個性尊重と集団主義は水と油のような関係で、時折ギスギスするのはそのためだ。


 しかもうちのクラスでも、最上位グループのリーダーとなった荒井君が猛威を振るい、人と違うことをしただけで容赦なく暴言を吐き、殴る蹴るを繰り返すようになった。こいつにだけは細心の注意を払わなければならない。どこにでもガキ大将はいるものだが、今と昔とは大きく違う。


 昔のように仲間内で仲良く過ごす番長タイプではなく、自らの力を誇示する暴君タイプだ。


 しかも昼休み中、いじめられっ子の友達に対し、いじめられっ子を殴るよう命令する。


「何やってんだよ。さっさとぶっ倒せよ! ……ったくしょうがねえな。手本見せてやるよ」


 黙読の最中、鈍い音が耳を襲う。さりげなく見てみれば、いじめられっ子の1人が頬を平手で触りながら倒れている。夏芽たちを通して伝えた焦土作戦も通用しない。


 何なら痛がる様子に喜びさえ覚えている。


 私はこんな低俗な光景を見る度に辟易とする。もう何度見てきたことか。


 鮫肌で表皮を抉られているように痛い。心臓を刺すような胸痛、鈍器で殴られたような頭痛が襲ってくる。表情に出すことさえ御法度だ。痛がっていることを悟られれば、私もいじめの対象になる。人の不幸は蜜の味とはよく言ったものだ。無関心を装ってやり過ごすことしかできない自分が情けない。


「こうしろって言ってんだよ。分かったかチキン野郎」


 荒井君はいじめられっ子の友達の腹部に拳をぶつけ、倒れたところを何度も蹴り飛ばした。


 私はそっぽを向きながら本で顔を隠した。見ていられない。人の悪意を前に吐き気さえ覚えた。人前での残虐行為には、私も度々心を殴られている。こんなことで人前に出て仕事などできようか。毎日こんなことの繰り返しが続くと思うと、お兄ちゃんが言った通り、悲しいクラスだ。


「……いい加減にしてよ」


 反撃の狼煙を上げたのは夏芽だった。


「おやおや、そんなこと言っていいのかなー。お前の親父の会社、今ピンチなんだってな。親父に頼んで取引を中止にするよう頼んでもいいんだぞ!」

「そっちとは取引を中止したはずだけど」

「そうじゃない。虎沢グループとの取引を中止にするって言ってんだよ。乗り換えたって無駄だ。うちは虎沢グループとも仲が良い。悪い噂を耳にすれば、取引中止にできる。お前は俺から逃れられねえ」

「随分と器が小さい男だね」

「あぁ!? 何だとてめえ!」


 獰猛な目で夏芽を睨みつけ、犬歯を見せながら顔の距離を詰める荒井君。


 類人猿の威嚇を見ているようだ。お兄ちゃんなら、今頃間違いなく殴り合いになっている。


 周囲にいたクラスメイトの心は、沈んだ表情からして憔悴しきっている。誰が声を上げてもおかしくないこの状況で、勇気を振り絞ったのは立派だ。まるで私の代行として動いてくれているかのようで、自分の立場を失うことさえ恐れない度胸だけでは成り立たないはずだ。


 ――何か譲れない事情でもあるのかな。


「あたしはあんたなんかに絶対屈しない」

「じゃあ10月の運動会で勝負しようぜ。そっちが勝ったら諦めてやるよ」

「あのね、あたしが運動であんたと勝負したら負けるに決まってるでしょ」

「何言ってんだ。俺が白組に入って、お前は紅組に入るんだ。負けた方が勝った方の言うことを聞く。俺が勝ったら俺の嫁になってもらう。昔から気に入ってたんだ」

「あたしが勝ったら、二度と嫌がらせをしないって約束して」

「いいぜ。どうせ勝つのは俺たちだからなー。ちゃんと覚えとけよ」


 退屈凌ぎを終えた荒井君が教室を去っていく。


 夏芽は迂闊にも荒井君の口車に乗ってしまった。


 仕組まれているのは容易に読めた。運動会は紅白戦でもある。どちらかに運動能力の高い生徒を集中させれば圧勝できる。そのことは2年前にお兄ちゃんが参加した運動会が証明済みである。


 お兄ちゃんが写真に撮ったスコアを見たが、明らかに不自然だった。運動能力の高い生徒が白組に集中していたわけだが、私の嫌な予感が正しければ、このやり方は継承されている。大人たちのほとんどは運動会のスコアなんて気にならない。彼らの人生において重要ではないし、次の日には忘れている。


 紅組と白組の決め方はシンプルだ。


 長森先生が言うには、各クラスの担任教師が集まり、ウェーバー制で生徒を割り振っていくらしい。


 2年前の運動会はあからさまにスコア差が広がりすぎたため、ウェーバー制で生徒の取り合いをすることが決まったわけだが、小6で最も親の勢力が大きいのは荒井君だ。親を通して教師たちを買収し、どちらかに戦力を集中させることくらい造作もない。


 放課後――。


「夏芽、あんなこと言って本当に大丈夫なの?」

「……正直、かなり後悔してる」

「その場の勢いで言っちゃったわけだ。いじめられていた2人には悪いけど、何も言わなければ、相手有利の喧嘩を売られずに済んだのに」

「璃子、確かにあんたのやり方は賢い……けど、そんな生き方してたら、いつか自分がいじめられた時、誰も助けてくれなくなるよ。あたしが動いたのは、璃子が辛そうにしてたから」

「表情に出した覚えはないんだけど」

「そっぽ向いてたじゃん。見て見ぬふりと言えばそれまでだけど、璃子がそこまでやるのは、万が一表情に出ても安心だからでしょ。だから……つい……」


 奥歯に物が挟まったように夏芽がどもった。


「私を安心させるためにやったの?」

「だって……見ていられなかった。誰かがいじめられるよりも、璃子が窮屈そうにしている方が辛い」

「――夏芽、このことだけど、もう噂も広まってるだろうし、長森先生に相談してもいいかな?」

「別にいいけど、大丈夫なの?」

「何とかする。夏芽だけに重荷は背負わせないから」

「璃子……」


 赤面しながらクスッと笑う夏芽。


 夏芽の家が近づくと、交差点で私たちは別れた。


 翌日の昼休み、私は予定通り、長森先生と2人きりで話すことに。


「つまり10月の運動会で、狭山さんが荒井君に勝たないと、荒井君と結婚させられちゃうんだ」

「はい。このままだと、戦力均衡どころじゃなくなると思うんですけど、何とかなりませんか?」

「可能な限り何とかしてあげたいけど、先生がみんな買収されるとなると、どうにもならないかも」


 弱々しい声で長森先生が言った。軟弱な答えを言うのは目に見えていた。


 そこで私は餌を撒いた。夏芽は私のために身を切ってくれた。私も身を切らないと示しがつかない。


 見捨てれば私だけは平穏無事に過ごせるが、それは本当の平和とは程遠いもの。ユートピアと言われればそれまでかもしれないが、自分の周囲すら平和にできない者が、世界平和に貢献などできるはずがない。それは裏を返せば、1人を救える者は世界を救えることでもある。


 自分が困った時、助けてもらいやすくなるのが1番の保険であると、私は考えている。


「紅組と白組の戦力均衡が保てる組み合わせにしていただけたら、将棋教室、行ってもいいですよ」

「えっ、それ本当?」

「……行くだけですよ」

「分かった。何とかしてみる。それに私も……出来レースは好きじゃないから」

「頼りにしてます。先生ならできます」


 やるべきことはやった。後は良い方向に転がることを天に祈るのみ。


 私自身は徹底して戦わない。これは戦いを放棄するということではなく、戦える人に戦わせるということだ。表立って活躍するよりも、誰も見えないところで動き、人知れず勝利に貢献する方が私には合っている。それが分かっただけでも、私にとっては大きな収穫である。


 夏休みに入ると、私は一時の平和を迎えた。


 お兄ちゃんが8月を好きになるのも分かる。


 だがお兄ちゃんの症状は悪化の一途を辿っている。時折無意識に涙を流すこともあるし、明らかに精神に異常をきたしているが、うちの親は社会に出たらもっと理不尽なことがあるとか、男の子は我慢しなければならないの一点張りで、何のケアもしなかった。


 度々不登校になることもあるが、ほんの短期間である。


 何より学校の勉強に後れることが心配で、うちの親はお兄ちゃんを執拗に登校させ続けた。


 勉強はインターネット上の辞書などで膨大な知識を得ているため、特に問題はないのだが、子供が家にいるのが恥ずかしいという、つまらないプライドが邪魔をしてか、ホームスクーリングに対して一切の理解を示さなかったことが、後に大きな悲劇を生むこととなる。


 お兄ちゃんをいじめているのは優等生3人組で、その内の1人は虎沢グループの御曹司だ。


 気性が荒く、クラスメイトに大怪我をさせてから転校してきたという噂の問題児にして、お兄ちゃんが通う中学校を支配している独裁者。お兄ちゃんは運悪く虎沢グループの御曹司に目をつけられ、些細な違いを理由に迫害を受けているが、不登校になる以外の逃げ道は用意されていない。


 殴り返しても太刀打ちできないのであれば、他の方法でダメージを与えればいい。


 相手が大事にしている道具を攻撃したり、窓ガラスを割ったりして、教師が介入しなければならないほど問題を大きくすることを提案したが、私はこの助言を後悔した。独立するならばと思い、私は経営学を独学での習得に臨んだ。お兄ちゃんが中学に入学した時、教室で寝るくらいならと、経営学の本を渡したことを皮切りに、お兄ちゃんはおじいちゃんの家から、経営にまつわる本を度々借りに行くようになった。きっかけさえ与えてやれば、後は持ち前の行動力を発揮し、学習に没頭するのがお兄ちゃんの長所だ。何度試行錯誤を繰り返しても飽きないが、人に対しては頑固者。お兄ちゃんは職人向きだ。


 戦いは始まったばかり。勝てなくてもいい、負けなければいいのだ。

読んでいただきありがとうございます。

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