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⑺『甘い音は、風に乗って』

⑺『甘い音は、風に乗って』



いわゆる、逸脱論のために、戯画が崩壊し、また、自己が自己を包囲する様な物語の結果、結句、そこに或る種の防壁が成されても、それは導きによる結果である。甘い音は、聞こえなかったとしても、小説家Aは、満足するだろうから。



小説家Aは、常に客観的に物事を見定めていて、俺はそのことに、感謝していた。いわんや、悪人をや、の境地に立てば、自ずと示されるところの、自己足る自己なのである。まさに、解放論によって、救済の精神が、萌芽するということなのである。



分からないこともまた、自己流に操る、世界の我という、小説家Aという、俺の言葉にすれば、光は光以外のなにものでもない、に収斂されるだろう。あの、夢で見た、美しい風景画に向かうために我々は、風に乗って、世界のどこかへと、旅立つ時が来るのだろうか。

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