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⑹『甘い音は、風に乗って』

⑹『甘い音は、風に乗って』



疎開した先人も、また、何かを思い、つれづれに日々を過ごすことなく、夢魔に苛まれたのだろうか。そう思うと、戦争、とは一言にいっても、自国で起こるか、他国で起こるか、によって、違いが出て来る。今、日本には、甘い音が鳴っている。崇高性の話である。



我々には、しかし、目に見えない、小説家Aが居る。小説家Aは、どこを包囲し、どこを見ているのだろう。まさしく、風に乗って、事の次第は、様々に遠方へと、甘い音になるだろう。脳内で俺の脳内で、小説家Aが呟く、また、罪を創造したのか、という風に。



我々は、我々であるが、会話の一つもできない、俺の腐りきった脳内は、しかし、小説だけは、書くことが出来る。芸術至上主義、とまではいかないにしても、俺は俺足る確証を、小説を書くこと、何かを書くことで、まさに、アイデンティカルに、自己現象させている、風のない日、甘い音は、また、風に乗るだろうか。

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