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⑷『甘い音は、風に乗って』

⑷『甘い音は、風に乗って』



馬車の警告する、俺の警告は、必要に応じて適格かつ順調に行う訳だが、そこに、甘い音が現れるという小説家Aの話が入ってくるので、何とも不可思議な精神状態に陥る。無論、おかしなことはおかしい。それは、俺がおかしいからなのだと、要約、気付くこともある。



小説家Aは、今日も本を読んでいる俺の脳内に入り込み、前頭葉でパソコンを打ち鳴らしているのであって、俺はそのことが、一種のジレンマの様に感じるのである。俺は俺だ、という確証があるにも拘らず、どうだろう、どう思うか、どうなってるんだ。



甘い音を、調べに乗せて、世界へと投げ込めば、俺は、風に乗るだろう。何せ、小説家Aは、いわゆる、天才か狂人か、の範疇を逸脱し、自ら、世界の言語に、ダイブするからである。俺には、そんな小説家Aに、何も言えなかった、精神の深奥に、風景が刻まれただけである。

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