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決意!?

 少年はキトラからダンジョンの説明を受ける。基本的にダンジョンマスターは高位魔族の中から試験に合格したものだけがなれる特別なものらしい。

 

 人間界では、『ダンジョンを見つけたら大きくなる前にすぐ潰せ』と言われている。それほど人間にとって驚異なのだ。


「なぁ、DPの増やし方わからないか?」


「DPについては、ダンジョンメニューから調べた方がはやいじゃろ」


 そう言われ、少年はモニターの方をみる。モニターにはDP獲得とその内訳が示されていた。



重戦士:1200DP

魔法使い:700DP


上記2名をダンジョン内に取り込みますか?(y/n)




「このように侵入者を殺していくと手に入る。他にもダンジョンマスター以外のモンスターがダンジョン内にいる時、一定数までは時間が経つごとに溜まっていくのじゃ」


「なるほど・・・。二人をダンジョン内に取り込まなかった場合はどうなるんだ?」


「今のレベルのままだと腐ってしまうだけじゃな。ダンジョン自体のレベルが上がっていくとアンデッド系のモンスターを格安で召喚できる。もっとも、その強さは生前の人間の能力に依存するがな」


 キトラの話を聞き、とりあえず今回はダンジョン内に取り込むことにする。現状、次の侵入者対策のためのDPを確保する必要があるからだ。


 少年はモニターのYESを選択し、侵入者達をダンジョン内に取り込んだ。




『1900DPを獲得致しました。これによりダンジョンレベルが1から2へ上昇。規定によりダンジョンマスターへ


 スキル:鑑定


を付与します』



「鑑定? 何か見えるようになるのか?」


「お前さんや。こっちを向いてステータスと呟いてみなされ。」


 少年がキトラに言われるがまま、ステータスと呟くと、キトラの前にステータス表記がされた。


種族:???

ランク:A

ネーム:キトラ

レベル:3


攻撃:220

防御:150

魔法攻撃:240

魔法耐性:200


スキル:人化、速移、風魔法( I )

エクストラスキル:風神の加護



「なぁ、なんで種族は見えないんだ?」


「人には秘密にしたいことの一つや二つはあるものじゃよ。ほほほ。基本的にはダンジョンマスターには配下のモンスター全てのステータスが見えるようになっておる。妾は今ステータスに妨害工作しておるのじゃ」


 人間の平均ステータスを尋ねてみると、成人男性でおおよそ30前後らしい。平均的な冒険者でも50あればかなり手だれだそうだ。先ほどの戦闘での圧倒的な差はステータスによるものらしい。


 少年は絶対にキトラに喧嘩を売らないように強く心に誓った。

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