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大賢者の研究

イオナルの大賢者 バインシュタインが現れたとなれば


ファンハール国王も国賓として迎えなくては国の名誉にかかわることで


その日は城でまたもや宴が予定されていた


その前に俺はバインシュタインと二人で会談を行った


バイン

「しかし その状態で転生とは ルミ・ヤマグチと同じ特典なのであろう」


「永遠の25歳・・ですかね?」


バイン

「しかし 考えたな・・・転生者は子供を作ると体の衰えが始まり普通の人間と同じ残りの寿命になる

しかし 永遠の25歳の固定スキルなら 体が衰えない訳だ 実はの俺も3つの特典を貰ったんだが

1つ目に永遠に追及をしたいいわば学びたいと願ってみたが 子供さえ作らなきゃ ある一定以上は衰えないということを教えてもらってそれはキャンセルしたんだがな」


「ではどんな願いに」


バイン

「人類に貢献したいが最初の願になった 前世では俺の研究は大量破壊兵器の研究の一端をになってしまったからな・・・」


「人類に貢献ってどんな能力ですか?」


バイン

「ふむ まず悪しきものを封印する賢者の力 をマスターするかとの問いでの

なんだ賢者っておもって聞いたら面白そうでそれにしたんだ

そして賢者マスターとなった訳だが・・・それだけで枠は3つだった訳だ・・まあ無限の命なんで研究は好きなだけできると思ってな」


バイン「ちなみに俺はここでの年齢は300歳を超えていているんだ・・・」


「ということは300年間あれをせずに?」


バイン

「と思うだろう わしも前世でしぬ時は老人だったから性欲なんてなかったんだが 転生した時は0歳から始まり25歳くらい成長は止まったが以降衰えない しかも前世では考えられない屈強な肉体を有しているんだ・・そこで研究をした やりたい一心でな 研究をした 煩悩も研究意欲の表れでな

そしたらアマゾネスという民族を知ってな 彼女らは女性しか生まない 地球上にもメスしか生まれない魚がおってな」


「ギンブナですね」


バイン

「お主は日本生まれだったな ギンブナは他のコイ科の精子で受精卵を作るが受精卵は精子の刺激だけで分裂し自信のクローンを作る つまり精子は必要だが使われない コイ科のオスの遺伝子を持たない子供ができるんだ」


「結果は」


バイン

「まあまて 実際怖かったが アマゾネスに近づきまあ 体つきはごついが美人ぞろいでなあ

特にわしは転生者で魔導が多いようで 一発で気に入られた・・

なんつ~かドイツ人はこんなたくましい女が好きなんが多いんだ 我慢できなくてなアマゾネスの誘いを受けたってわけだ・・・」


「で・・で?」


バイン

「わしが子供を持ってから100年たつ」



バイン

「結果わしは肉体的には衰えていない しかしなアマゾネスと性交すると魔導を1/3くらい持っていかれる

アマゾネスもやはりギンブナと同じようにヒト属の精子の刺激で妊娠その時 相手となるヒト属の魔導を子供に映すというわけだ だから強い男を求めているということだな

そして男の影響はもう一つあって なんと精子提供者の男の好みとされる顔に子供は生まれるんだ

母親と同じ遺伝子なのに顔がみんな違うんだが 同じ父親の場合はよく似た姉妹が生まれるからな」


「き 興味深いですね」


バイン

「アマゾネスは魔導値15000を超えると主人探しの旅に出る主人を見つけて決闘をして負けるとその主人の眷属となるしかしアマゾネスに負けた者は姓奴隷として15000に満たなかったアマゾネスへの種親となる10人に種を宿すまでは奴隷となり肉体労働をさせられるまあ美人揃いだ アマゾネスに決闘を申し込まれて断る男は少ないな それにこの世界ではアマゾネスとの性交はこの世界を守る行為とされている アマゾネスは戦闘民族で神の戦力だからなそれでいて寿命がない しかし いつも先頭で闘うので戦死するアマゾネスは多いのだ そして眷属になることが誇り 魔導値高いうえに戦闘能力も高い アマゾネスに勝てる男など早々いない そんな男の眷属となり男の姓をもらうのがアマゾネスの誇り 姓もちのアマゾネスの子も姓を持てるが50年過ぎ魔導が15000に届かなければ姓は消えてしまう だからアマゾネスは強い男を探しているんだな それだからに強いアマゾネスほど処女が多いというのもある 性欲が人の数倍あるアマゾネスが処女が多いというのは意外だろうがの 自分より弱い男の種は受け付けないアマゾネスの悲しい性である」


「しかしそれでは強いアマゾネスの子孫が残りにくいということにもなりますよね」


バイン

「主人を得ないアマゾネスは決定権を持たない姓もちを守るためには喜んで命を捨てるつまりアマゾネスの眷属ということはアマゾネスの軍隊を所持するに相当することなんだ

ゆえに眷属とはアマゾネスにとって最高の状態で主人を守りその姓もちのアマゾネスを守るために姓なしのアマゾネスは命をかける 昔にはアマゾネスの眷属を持ったことで王にまで上り詰めた者もいるくらいだ」


凄い話でもあるんだな・・・・


バイン

「それに眷属になったアマゾネスは自分で自分の子を育てる権利を得る 姓無しのアマゾネスの子はアマゾネスの国で教育を行い共同で育てる事になる その辺も アマゾネスの主人を求める欲求なのであろう戦死者が多いアマゾネスではこういうシステムが当然なのであろうな」



「300年といいますが私の記憶だと前世のあなたの無くなった年からはそんなにたっていなかった記憶があります」


バイン

「ふむ たしかに他の転生者の記憶でもそうなので その辺はわしの研究の大きな部分を占めている

恐らくは時間軸が違うのであろう

空間と時間は密接にかかわりあう相対性理論もこの時空ではすこしようすが変わるようだ

まだ分からないことだらけだ なんせ魔法なんてあるくらいだからな」


「たしかに 職業システムも職業により能力が変化するなんてのもゲームみたいです」


バイン

「そうゲームなんだよゲームの内容の様なことが起きているということだ俺の前世にはなかったものだが他の転生者の研究だとゲームが元なのかはたまたこの世界がゲームに影響をもよをしているのかは

議論の価値はある」


「しかし転生者がそこそこいる割には武器が原始的なようですが?」


バイン

「地球と違ってこの世界は神の勢力は魔導 悪魔の勢力は魔素による生命力で支配される 火薬自体は既に転生者によってこの世界にもあるが 魔導を回復してやるとなんとさっきまで死にそうだったものが回復してしまうんだ」


「そうなんですか」


バイン

「魔導を伴ない攻撃に威力がないわけではないがたとえば前世の鉄砲を心臓に打たれても すぐに回復役を使えばこの世界では死なない ましては自己回復の強い魔物や悪魔は銃くらいでは死なない訳だな」


「ふむふむ」


バイン

「剣のほうが持つ事により魔導がこもり致命傷で回復薬で回復できない場合もある

まあ 物理的な爆弾などはさすがに効果はあるが 前世の爆弾より効果は薄くなるな

魔石を弾頭にした魔銃もあるが魔石が高価すぎて数は少ない 一部軍事国家には高威力の無属性弾頭の銃で魔物に対応する所もあるが 高威力の魔法の前では強くはない訳だな」


「なんとなくですがこの世界の事が分かりかけました

それと ルミはいま何処にいますか?」


バイン

「ふむ 俺がいろんな転生者に会っているので ユウスケという人物を探していると言っていたな

日本人の顔で奇麗な子であったな

実際俺の元には転生者がよく来るので彼女もイルミナに滞在していたのだが

戦争が起きてのうバルバイトは軍事国家で 魔導で動く戦車まで有する国家だ

魔銃も多くあり 戦士も屈強なのが揃っていた

対魔物では最先端を行く国家であるが その時は魔王が現れての

イルミナからも救援軍が向かったんだが


それでも統率のとれた悪魔というのは恐ろしい物で次々と転生者含めて倒れていった


しかし彼女が戦場に立つなりいきなり

火属性の魔法使いの最大魔導を必要とする 終焉の業火をぶっ放してな

なんと一面に広がっていた魔物のほとんどが灰となった

後は楽だったその魔法を食らった魔王すらふらふらでな わしも封印がやりやすかった


しかしなあ


平和になったがそんな魔法を使った彼女を各国がほっとかなくてな

まあ勧誘だな なにせあの魔導だからな子孫を残せたらまあ国は安泰だからな・・・

ひっきりなしに王族から求婚を受けていた しかも美人だったからな

しかし彼女は何か制約があるようで どんなにイケメン王子が現れてもなびかなかった

そのたびにわしの所に来て

ユウスケが現れたら1発殴る

ユウスケが現れたら2発は殴るとまあ怒っておった

多分おまえだろなユウスケって・・・


そして姿をかくしてしまったんだが


まあお主が現れればそのうち彼女の方から現れるのではないかな?」


**解析者留美の制約って何だかわかるか?**


--ルミ・ヤマグチの特典に操がある 得点にこれを使うのは珍しいが

ようわ決まった人物以外とはむすばれない制約だ 特典なのに制約をかけるのは

めずらしいな--


なんだか彼女に会うのが怖くなってきたような気がする・・・


「それと転生者の役割見たなものは何ですか?」


バイン

「正直それはわからんな~ 現世で何かやり残したことがある人間がこちらに転生するのか

とおもったらいたって普通の人生の者も転生者にはいる

人間から人間への転生が多いが 人間から獣人 人間から獣 人間から異人種もあるが

悪魔種への転生は聞かない

いやあるかもしれないが 人間と悪魔はこの世界では交流は難しいのが現実だ


人間が魔導による生命力で構成されているのに対して悪魔種は魔素による力で構成されている

魔素から生まれた者は魔導を餌とする ただ魔導から生まれた者も魔素から生まれた者に恭順する種族もいる

魔人や魔獣は魔導の構成だが魔素を持つ 人間にも魔素を持つものはいる こっちの学問だと魔導は神が創りし者で魔素は悪神が創りし者という解釈だが それはあっているのか間違っているのかわからない

しかし魔素は地下奥から沸き上がり魔導は天より降り注ぐ力でその中間地点にこの世界がある

という世界観だ俺は探究者なんで疑問も多々あるが その道理はいくつか辻褄がある


前世世界で解明できなかった命というものだ どんなに元素構成を完璧に作っても命というものを司る原子は存在しない故 原子だけでは命はできない 何かしらの力により命ができる それをひも解くのが遺伝子であったが この世界でも遺伝子は存在するが 魔素から生まれた取れた遺伝子はほとんど壊れている そして前戦争の時見たが 魔導から生まれしものの遺体が 悪魔が生まれるのを見た 生まれたとたんに消え去る者もあったが 魔素とはエネルギー体で 有機物を媒介して生命を得るという事だと思う


俺の仮説だがな

魔導から生まれしものは自分たちで数を増やす生殖活動ができるが その数が増えるほど しかしこの世界以外 例えば地球だな 魔素なんてものはないように思うが 地中からのエネルギーは存在する

石油や石炭なんかだな それらは有機物からできている化石燃料などと呼ばれている

その有機物は植物や動物の生命のもとでもあり その生命が朽ちればいずれ 命の持たない有機物となる

中には長い年月をかけて石油や石炭にもなる これはこの世界の魔導と魔素の関係にもにている

魔素は魔導を食らう病気 その力が湧き出る場所はこの星の地中にありたとえ破壊しても別の魔素の掃き出し星は出来上がる

魔導を管理する上では この星でとどめておきたいプラス 魔素の力を小さくさせたいと考えるわけだ

俺の解析者の話もあるがの 神の世界も広いが 精神世界ともいわれる 地上にいるようで浮いているようでよく説明ができないしい


そこでさらに仮説を立てるとだな

一つの銀河において 均等に魔導を振りまき魔導の生命力を経る その宇宙そのものが大神とする

その銀河を構成する恒星それぞれに神がいるそれぞれの神は宇宙を維持するために我々転生者をこの魔素がたまる世界に連れてきていると考えてみたらな 考えが通る まあ非科学的で空想なのかもしれないがな 前世で物理学や数学を習った人間は目を覆いたくなる現実だ まあおそらくは魔素に一回くらい支配されても一つの天体がなくなるだけだろう それがいくつも重なりブラックホールが膨れ上がると宇宙の終焉が起こると仮説すれば 神が我々転生者に力を授けるのは納得できる」


{うーん よくわからない}


--俺だってわからねえよ--


バイン

「まだまだ謎が多いからな 俺も楽しくてしょうがない」



「研究好きなあなたらしいですね」

「ところ今日は私に会いにだけここまでこられたのですか?」


バイン

「いやな俺の長女がアマゾネスでいう適齢期にはいってな 強すぎて主人が見つからなくてな

転生者が現れたときいてその性能をみにきたんだ!」


「いや~はは 私には怖い許嫁がいますのでその」


バイン

「大丈夫だよ アマゾネスとの性交は浮気ではない!」


「いや~そういうわけでは・・・」


バイン

「だがな この長女はなにせ200年以上の禁欲の上で最初一発で生まれた子でな

俺の力をごっそりと受け継いだ故に 自分より弱い男の子供を産まないアマゾネスにとってこの娘の夫選びが難儀でかわいそうでなあ」


「ですが転生者は他にもいらっしゃるでしょう」


バイン

「普通の人間は成人で1000くらいの魔導で普通の転生者は5000くらい 転生者でも15000を超える魔導を持つ者は限られる が俺の見立てだとお前はすさまじい魔導を感じる 探究者のスキルで見たが測定不能 つまり 5万以上の魔導を持つということだ これは異常だからな」



部屋の戸がノックされた


ルシア

「バイン イリナを連れてきたぞ」

こちらの返事を待たずに戸が開く


バイン

「おお イリナ さすがに俺の娘いつみても美しいな」


ルシア

「バイン してユウスケ殿には訳をはなしたか?」


バイン

「なに 本人は拒んでいるが イリナの美しさの前にたじたじだろ」


ドイツ系の美少女 金髪で色白でありながら知性を感じさせる美女が町であった露出度の高い美人に連れられてきた

おそらくはバインが理想とする美女像であろうか 日本人の目からしても天使と思ってしまう美しさである

「いや その いきなり言われましても その」


イリナ

「母上様 アマゾネスの仕来りに沿い このお方に決闘を申し付けます」


ルシア

「ほう イリナも気に行ったようだな?ふむふむ」


?気に入って決闘??



「いったいなにを?」


ルシア

「ラインハルト殿 アマゾネスの仕来りである 闘技場をお借りしたい」


ラインハルト

「ソウスケ殿は我々の所属ではなく国賓故に我々が決めることはできませぬが闘技場くらいの提供はできましょう

ユウスケ殿 アマゾネスに決闘を挑まれるのは男の夢です 正直うらやましくもありますが

拒む理由はありますまい」


「いや王までなにを」


ルシア

「では決まりだ」


「決まってねえ~」


ルシア

「ルシア いいのかアマゾネスはしつこいゾ アマゾネスからの決闘を拒むことは アマゾネスへの宣戦布告とみなす」


「いや それは こまるけど こっちが勝てばどうなるのですか?」


ルシア

「ふむ転生してその事情もまだ分からぬソウスケどのであったな

アマゾネスとの決闘に勝ったものはそのアマゾネスを眷属にできる 好きな時に好きなことをしていいというわけだな そしてアマゾネスに負けた者は アマゾネスの国で生殖奴隷となってもらう

魔導の高い奴隷は少なくてな奴隷待ちのアマゾネスは沢山いる大歓迎だぞ」


それは なんて酒池肉林??ちょっ・・・-


ルシア

「ちなみに私はアマゾネスの王にてバインの眷属である」

ルシアは顔を赤らめバインをみる











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