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詩集 迷い道

歯車

作者: 小日向冬子

この歯車をうまく回そう

とどこおりなく

滑らかに


休まず

考える暇もなく

ただひたすらに回し続けよう


どんな形の歯車なのか

知る必要はない


ただまっすぐに

一心不乱に歯車を回そう


自分がただの歯車であることに

決して気づいてはならない


なんのために回るのかなどと

立ち止まって嘆いてもならない


追いかけてくる余分な思考につかまらないよう

汗を流し

息を荒くし

前へ前へと進んで行こう


この歯車をうまく回そう

とどこおりなく

滑らかに


回り続けて

痛みを追い出し

上手に我を忘れていよう

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「この歯車をうまく回そう/とどこおりなく/滑らかに」 そうですね。日常を回していくことこそ大切。改めて気付かせてもらいました。ともすれば路地裏へ行きたがる気質です。今をぐるぐる回す循環の先…
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