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魔王(よしこ62歳)と勇者パーティ  作者: 歩人
Arc2: 魔王城のおやつの時間

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24/30

第24話: お客さんが来る

◆ヴェルザ視点




 朝の謁見の間。




 メル殿が報告を終えたところだった。




「調査隊が荒野を越えました。このまま進軍すれば、あと三日で魔王城に到達いたします」




 メル殿の声は、いつものように穏やかだった。だが——その目に、わずかな緊張が走っている。




 荒野を越えた。


 つまり、引き返す気はないということだ。




 私は一歩前に出た。




「魔王様」




「ん?(^^)」




 この方は——相変わらずだ。


 報告を聞きながら、お茶を飲んでいる。蜂蜜飴を一つ口に含みながら。




「迎撃の準備を。聖騎士団の精鋭が十名、護衛を含め二十名体制です。決して油断できる相手ではありません」




「迎撃?」




「はい。城門での防衛線を構築し、ドルガ殿の部隊を前衛に——」




「なんで?」




「……は?」




「なんで迎撃するん? お客さんやで(^^)」




 ——来た。




 この方は、またこれだ。




「魔王様。調査隊は敵でございます。我らの城に武装して押し寄せる者たちです」




「でも、お客さんはお客さんやで(^^)」




「…………」




 溜息が出た。本日一回目。




「遠くから来てくれはるんやろ? 荒野越えて、何日もかけて。大変やったやろなぁ」




「それは——大変でしょうが——」




「ほな、ちゃんとおもてなしせな失礼やん(^^)」




 魔王様の目が——キラリと光った。




「宴会、しよ!(^^)」




「…………宴会」




「お客さん来るんやから、ごちそう作って、部屋も綺麗にして——ああ、ヴェルちゃん」




「——ヴェルザです」




「大食堂、使えるかな? 人数多いと、いつもの食堂じゃ狭いやろ」




「大食堂は——先代魔王の時代に使われていた広間ですが……」




「ほな、そこ掃除しよ!(^^) みんなで!」




 私は——三百年で何度目かの、深い溜息をついた。




「……かしこまりました」




 だが——




 油断は、しない。






◆よしこ視点




 昨日の夜は泣いた。


 ティアちゃんが毛布を持ってきてくれた。


 ——でも朝が来た。ほな、「おはよう」言わな。




 魔王城が動き出した。




 宴会準備や(^^)




「ガルくん!」




「は、はい!」




「お客さん二十人分のごはん、作れるかな? 大量に作らなあかんから、メニュー一緒に考えよ(^^)」




「に、二十人……! え、えっと……シチューなら大きい鍋で……あと、パンは朝から仕込めば……」




「それや!(^^) パンとシチュー。それに焼き肉も出そ。遠くから来た人にはがっつり食べてもらわな」




「は、はい! がんばります!」




 ガルくんの目が輝いとる。この子、人数が多い料理にも怯まんようになったなぁ。




「ティアちゃん!」




「は、はい……!」




「大食堂の掃除、お願いできる? 長いこと使うてへんから、ほこりすごいと思うんやけど」




「お任せください……! わ、わたし、掃除は得意です……!」




 ティアちゃんの尻尾がピーンと立った。やる気満々や。




「ピプ!」




「なーにー?」




「飾り付け、頼んでもええかな? ピプの空間魔法で、大食堂を華やかにしてほしいんやけど」




「飾り付け!? やるやる! ボク、すっごいの作るよ!」




 ピプの羽根がぱたぱた動いとる。嬉しそうやな。




「あんまり派手にしすぎんようにな(^^)」




「えー。ボクのセンスは完璧だよ!」




「……ピプ殿。先日、空間魔法で食堂に花火を上げた件、忘れてはおりませんぞ」




 ヴェルちゃんがピプを睨んどる。花火の件——そうやった。天井に穴開いたんやったな。




「あ、あれはちょっとした事故で……」




「ほどほどにな(^^)」




「……はーい」








「ドルガくん」




 廊下で、ドルガくんに声をかけた。




 巨漢が振り返る。


 赤黒い髪。巨大な角。傷だらけの顔。


 ——見た目は完全に魔族の猛将やけど。




「宴会だと? 魔王城で?」




「せやで(^^) ドルガくんは力持ちやから、大食堂のテーブルとか椅子とか、運んでくれへん?」




「…………俺は四天王第二席だぞ。テーブルを運ぶ仕事が——」




「お願い(^^)」




「…………フン。食い物はあるんだろうな」




「もちろん(^^) ガルくんが腕によりをかけて作るで」




「……あのでかぶつか。まぁ、あいつの飯は悪くない」




 ドルガくんが腕を組んだ。巨大な腕が軋んどる。




「……テーブルくれぇ運んでやらぁ。ただし——」




「ん?」




「ビスケットも出せ」




「もちろんやで(^^)」




 ドルガくんが鼻を鳴らして歩いていった。


 ——ほんま、素直やないなぁ、この人も。レオンくんの大人バージョンやな(^^)








「あら。宴会の準備でございますか」




 メルちゃんが微笑んどる。


 いつもの慇懃な笑顔。目だけは笑ってへん——いや。今日は、少しだけ目も笑っとるか?




「メルちゃん、お客さんの情報もっと教えて(^^) 好き嫌いとか、人数の内訳とか」




「好き嫌い……でございますか。敵の好き嫌いをお聞きになるのですか」




「お客さんやから(^^) アレルギーとかあったら困るやろ」




「…………」




 メルちゃんが一瞬固まった。


 それから——小さく笑った。


 いつもの策士の笑顔やなくて——ほんまの笑顔が、一瞬だけ。




「あら、まあ。面白い方でございますわ」




「面白い?」




「敵を歓迎し、アレルギーを心配する魔王など——前代未聞でございますわ」




「敵ちゃうで。お客さんやで(^^)」




「……ふふ。かしこまりました。調べておきましょう」




 メルちゃんが優雅に一礼して去っていった。


 ——ええ子やなぁ。ほんまは優しい子なんや、あの子も。






◆レオン視点




 城中が動いている。




 ガルドが厨房で鍋と格闘してる。ティアが箒を持って大食堂に向かっていく。ピプが空間魔法で色とりどりの光の球を作っては消している。ドルガが巨大なテーブルを片手で持ち上げて運んでいく。




 宴会の準備。


 お客さんを迎える準備。




 ——お客さん。




 聖騎士。


 教会の人間。


 俺たちを「勇者パーティ」として連れ戻しに来る奴ら。




「…………」




 廊下の壁に背を預けた。


 右手を見た。指先にインクの跡がある。昨夜、字の練習をしていた跡。「お」と「う」を何度も書いた。まだ「おうち」って書けない。字が足りない。気持ちも——まだ、足りない。


 でも昨日より、少しだけ書けるようになった。


 ——三日後。


 あと三日で、あいつらが来る。




 聖騎士——教会の最強戦力。


 俺みたいなガキとは違う。本物の戦闘者。本物の「正義の味方」。




 あいつらが来たら——




 俺は「勇者レオン」に戻される。字の練習帳は捨てられる。あと三日で、今並べてるこの皿の前に、俺を連れ戻しに来る奴らが座る。


 リーゼは「魔法使い」に戻される。ようやく「美味しい」って言えるようになったのに。


 ガルドは「戦士」に戻される。あいつは料理がしたいんだ。戦いたくなんかないんだ。




 ここでの日々は——全部、終わる。




 ——答えは、もうわかってる。


 あの人が言った。「帰りたくないなら、帰らんでええ」って。




 でも——勇者が魔王城に残って、それで世界はどうなるんだ。




「……俺は、どうすればいい」




 誰にともなく呟いた。




「レオンくん」




 ——よしこの声。




 見ると、よしこが大量の食器を抱えて立っていた。




「あんたはあんたのしたいようにしたらええ(^^)」




「…………」




「帰りたかったら帰ったらええ。おりたかったらおったらええ」




「……それだけかよ」




「それだけや(^^) でもまず——」




 よしこが食器の山をこっちに差し出した。




「——お皿並べるの手伝って」




「……は?」




「大食堂に運ぶんやけど、わて一人やと重いねん(^^) レオンくん、力あるやろ」




「…………」




 ——こういう時に、こういうことを言う。




 深い話をしてくれるのかと思ったら、皿を運べって。




「……はいはい」




 食器を受け取った。重い。二十人分の皿は、結構ある。




「あと、フォークとナイフもあるんやけど——」




「わかったよ。全部運ぶ」




「えらいえらい(^^)」




「……褒めんな」




 大食堂に向かって歩き出した。




 よしこが後ろからついてくる。鼻歌を歌いながら。




 ——くそ。




 あの人は、いつもこうだ。


 大きな問題を、小さな行動に変えてくれる。




 「どうすればいい」じゃなくて、「まず皿を運べ」。




 考えるのは後でいい。


 今は、手を動かせ。




 ——保育園って、そういう場所なのかもしれない。


 泣いてる子に「泣くな」じゃなくて、「一緒にお絵描きしよ」って言うような。




 大食堂の扉を開けた。




「——おお」




 広い。


 めちゃくちゃ広い。




 天井が高くて、壁に古い燭台が並んでいて——でも全部埃まみれだったのが、今はティアがぴかぴかに磨いている。


 ピプが空間魔法で天井近くに淡い光の飾りをつけている。花みたいな形の光が、ゆらゆら揺れている。


 ドルガが巨大なテーブルを部屋の中央にどんと置いた。




「ここに置けばいいのか」




「あ、あの、ドルガ様……! もう少し右に……窓からの光が当たる位置がいいかと……」




 ——ティアの声だ。


 ティアが箒を持ったまま、ドルガにテーブルの位置を指示している。尻尾がぴーんと張っている。緊張してるくせに、はっきり言えてる。




「……フン」




 ドルガが片手でテーブルをずらした。




「そ、そこです……! ありがとうございます……!」




「うるせぇ。礼はいらん」




 ピプが天井からふわりと降りてきた。




「ピプ様、あの……飾りの光、もう少し入り口側に集めたほうが、お客様が入った時に華やかかと……」




「おー! ティアあたまいい! ボクやるー!」




 ピプが空間魔法で光の飾りをぱっと移動させた。ティアが「は、はい、そこです……!」と尻尾をぱたぱたさせながら微笑んでいる。




 ——あいつ、仕切ってるのか?


 120年間、ずっと言われたことしかやらなかったはずの侍女が。ドルガに家具の配置を頼んで、ピプに飾りの相談をしている。




 ——なんだ、この光景。




 魔族が。四天王が。宴会の準備をしている。




 敵を迎えるために。


 ——いや。


 「お客さん」を迎えるために。




「レオン、お皿こっちに置いて」




 リーゼの声。




 見ると、リーゼがテーブルにクロスを敷いていた。白い布。しわ一つない。




「……お前も手伝ってるのか」




「……暇だったから」




「嘘つけ。さっきまで魔法書読んでただろ」




「…………」




 リーゼが目を逸らした。




「……宴会の準備は、初めてだから。少し、興味があった」




「…………そうかよ」




 皿を並べた。


 ガルドが運んできたスープの鍋の横に、パンの山が置かれていく。


 ティアがナプキンを折っている。丁寧に、一枚一枚。




 全員が——何かしている。




 全員が、役割を持って動いている。




「…………」




 俺にも——役割がある。




 皿を並べる。フォークとナイフを置く。コップを配る。




 小さなことだ。


 でも——やることがある。






◆よしこ視点




 大食堂が、見違えるようになった。




 ティアちゃんが磨いた床はぴかぴかや。


 ピプの空間魔法で、天井に淡い光の花が咲いとる。きれいやなぁ。


 ドルガくんが運んだ巨大なテーブルに、リーゼちゃんが白いクロスを敷いた。


 レオンくんが皿を並べて、ガルくんのパンが山盛り。




 食堂の端では、ヴェルちゃんが壁際に立っとる。




「ヴェルちゃん」




「ヴェルザです」




「どう? ええ感じちゃう?(^^)」




「…………」




 ヴェルちゃんが大食堂を見回した。




「……率直に申し上げます」




「ん?」




「先代魔王の時代、この大食堂は戦勝祝いにのみ使用されていました。三百年間で——宴会の準備をしたのは、これが初めてです」




「そうなん(^^)」




「しかも——敵を歓迎する宴会など、前代未聞です」




「お客さんやで(^^)」




「……はい」




 ヴェルちゃんが小さく——笑った。




「お客さん、でございますね」




「せやで(^^)」




 ヴェルちゃんが姿勢を正した。




「——魔王様。念のため、万が一の戦闘に備え、城の防衛は整えてございます」




「ん?」




「お客様が暴れた場合に備えて——でございます」




「……ヴェルちゃん、心配性やなぁ(^^)」




「用心深い、と言っていただきたい」




「ふふ(^^)」




 ヴェルちゃんは、ちゃんとやっとる。


 わてが「お客さん」って言う間に、この人はちゃんと「万が一」を考えてくれとる。


 頼りになるなぁ、ほんまに。








 夕方。


 大食堂の準備が、ほぼ終わった。




 テーブルの上に、ガルくんが試作した料理が並んどる。パン、シチュー、焼き肉。


 明日からは本番の仕込みに入る。三日後の宴会に向けて。




 みんなが大食堂に集まっとる。




 ヴェルちゃんが壁際。


 ドルガくんが腕を組んで立っとる。


 メルちゃんが優雅に椅子に座っとる。


 ピプがテーブルの上に座っとる(行儀悪いけど、今日は許す)。


 ティアちゃんが箒を持ったまま、隅っこにおる。


 レオンくんが壁に寄りかかっとる。


 リーゼちゃんが静かに椅子に座っとる。


 ガルくんがエプロン姿で立っとる。




 ——全員おる。




 わては、みんなの顔を見た。




 この子らが——ここまでやってくれた。




 掃除して、料理して、飾り付けて、テーブル運んで、皿並べて。




 全員が、自分から動いた。


 誰に命令されたわけでもなく。




 ——ええなぁ。




「——さ」




 わては声を上げた。




「お客さん来たら——」




 みんなが、こっちを見た。




「『いらっしゃい』やで(^^)」




 沈黙。




「…………」




 ヴェルちゃんが溜息をついた。


 でも——口元は笑っとる。




「……かしこまりました、魔王様」




 ドルガくんが鼻を鳴らした。




「フン。客が暴れやがったら、俺がぶっ飛ばす」




「暴れへんて(^^)」




 メルちゃんが扇子で口元を隠した。




「あら。歓迎の宴会とは、なかなか策略家でございますわね」




「策略ちゃうで(^^)」




 ピプが手を挙げた。




「ボク、花火やっていい? お客さん来た時にドーン! って!」




「天井壊すからあかん(^^)」




「えー!」




 ティアちゃんが箒を胸に抱えた。




「わ、わたし……お客様のお部屋も準備いたします……!」




「頼りにしてるで、ティアちゃん(^^)」




 尻尾パタパタ。




 ガルくんが拳を握った。




「僕……二十人分、ちゃんと作ります!」




「任せたで(^^)」




「えへへ……!」




 リーゼちゃんが——小さく頷いた。




「……私も、手伝う」




「ありがとな、リーゼちゃん(^^)」




 レオンくんは——壁に寄りかかったまま、何も言わなかった。




 でも——




 さっき、皿を全部並べてくれた。


 フォークも。ナイフも。コップも。


 黙って、全部。




「レオンくん」




「……なんだよ」




「明日も手伝ってな(^^)」




「…………」




 長い沈黙。




「……はいはい」




 ため息。




 でも——嫌な顔じゃない。




「…………」




 わては——みんなの顔を見た。




 四天王四人。勇者三人。侍女一人。そして、わて。




 全員が——ここにおる。




 三日後、お客さんが来る。


 聖騎士が来る。


 教会の人間が来る。




 何が起こるかわからへん。




 でも——




 この子らがおるなら、大丈夫や。




 大丈夫。




「——ほな、今日はよう頑張ったし、試食会しよ(^^) ガルくんのシチュー、味見したいわ」




「え! ま、まだ試作なんですけど……!」




「ええやん(^^) みんなで食べよ」




「ボクも食べるー!」




「俺の分はあるのか」




「あら、わたくしもいただきますわ」




「……食べる」




「…………」




「レオンくん?(^^)」




「……食う」




「ふふ(^^)」




 大食堂に、笑い声が響いた。




 三日後。


 ここに、お客さんが来る。




 わてらは——「いらっしゃい」って、言うんや。




 ヴェルちゃんが「いらっしゃいませ」と言うやろ。完璧な礼をして。


 ドルガくんは腕を組んだまま「フン」って鼻を鳴らすやろ。でも、おるだけでええ。


 メルちゃんは扇子の陰で微笑むやろ。


 ピプは「いらっしゃーい!」って叫ぶやろ。


 ティアちゃんは——緊張して尻尾ピーンってなるやろ。でも今日、ドルガくんにテーブルの配置をお願いできた子や。ピプに飾りの相談もできた子や。ガルくんに「お茶菓子も出しましょうか」って自分から提案しとった子や。


 ガルくんは料理を持って「ど、どうぞ」って言うやろ。


 リーゼちゃんは静かに頷くやろ。


 レオンくんは——何も言わへんやろな。でも、そこにおる。皿を並べた手で。




 全員で、迎えるんや。




 それだけで、ええ。


 まずは、それだけで(^^)





最後まで読んでいただきありがとうございました。


第24話「お客さんが来る」。Arc2「魔王城のおやつの時間」の最終話です。


Arc1の第10話「ここが、おうち」でよしこが言いました。「ほなここがおうちやな」。あれから14話。このおうちに、お客さんが来ます。


この話で見せたかったのは、「全員が自分から動く」ということでした。


ガルドは料理を引き受けた。Arc1では泣いていた子が、二十人分の料理を「がんばります」と言えるようになった。ティアは掃除だけでなく、ドルガにテーブルの配置を指示し、ピプに飾りの相談をし、ガルドと厨房で連携した。120年間「言われたことだけ」だった侍女が、自分から動いている。ピプは飾り付けを任された。ドルガはテーブルを運んだ(ティアに指示されながら)。メルは情報を整えた(微笑みながら)。リーゼは手伝うと言った。レオンは——黙って、皿を全部並べた。


誰も命令されていません。よしこが「宴会しよ」と言っただけで、全員が自分の得意なことを見つけて動いた。それがこの14話分の成長です。


そしてレオン。「俺はどうすればいい」と聞いた時、よしこは「好きにしたらええ」とだけ言って、皿を渡しました。考えるのは後でいい。今は手を動かせ。——これが保育士のやり方です。


ヴェルザは宴会の裏で、きちんと防衛の準備もしています。この人がいるから、よしこは安心して「お客さんやで(^^)」と言えるのです。


さて。全14話のArc2が終わりました。


Arc3「魔王と勇者の遠足」が始まります。調査隊がやってきます。聖騎士たちが魔王城の門を叩きます。そこで彼らが見るのは——大食堂に並ぶご馳走と、「いらっしゃい(^^)」と微笑む魔王。


よしこは初めて、城の外の世界と向き合います。そして「勇者使い捨てシステム」の実態を知った時——この人は、初めて怒ります。


楽しみにしていてください。


Arc2「魔王城のおやつの時間」、お付き合いいただきありがとうございました。


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