記録6 最大敵対勢力進攻開始
AED使用拒否派男性達が
憲法に手を伸ばし始めた時、
連携するかのようにSNS上で
抗議活動を開始する団体が一斉に現れた。
XXレディース日本協会
XXプロジェクト
日本XXXX
新XX女性の会
XXXXプロジェクト
その他
これら女性の人権や自由、
男女平等や社会進出等を推進していた団体は
SNS上で女性達に抗議を促し、賛同を求めた。
一部抜粋
XXレディース日本協会 20XX年X月X日
男達がこの国の憲法を脅かし、
女性から裁判を受ける権利を奪おうと
しています。全ての女性の皆さんへ、
今すぐ立ちあがって下さい。
皆で団結して声をあげましょう。
XXプロジェクト 20XX年X月X日
女性が訴える事自体を出来なくする法律を
男達が作ろうとしてます。
女性の皆さん憲法第32条を守る為に
協力しましょう。
男達の蛮行を見過ごしてはいけません。
新XX女性の会 20XX年X月X日
ここで男達の進撃を食い止めなければ
今まで全ての女性達が長い間積み上げて来た
女性の権利も地位もまた崩れ去って
しまうでしょう。
私達女性の自由を守る為に
あなたも立ちあがって下さい。
XXXXプロジェクト 20XX年X月X日
女性の皆さんあなたの声が必要です。
一人でも多くの声が多ければ多い程
大きな力へと繋がります。
SNSで反対の意思を示す事から始めて下さい
小さな事でもいいですから。
あなたの抗議の声がやがて私達女性の
未来の糧となるでしょう。
これらのポストがSNS上に落とされると
賛同、同調した女性達により
抗議の意思を示す内容のポストが
SNS上に瞬く間に広がって行った。
女性にAEDを使った男性の名誉や信用を守る為
とは言え、女性から訴える権利を奪う事は
さすがに容認出来なかったのであろう。
膨らみ続けた風船が爆発するように
彼女達の怒りや不満はSNS上を埋め尽くし、
女性達の抗議の意思を見せつけた。
ここで憲法第32条を守らなければ、
男達が騒げば男の都合のいいように
憲法を変えられてしまう
いわゆる"前例”のような物を作ってしまう。
それを避けたい、食い止めたい という考えが
女性達の間にあったのだろう。
噂話に尾ひれがつくように
無意識、または故意に、
本来AED使用拒否派が考えていた
男性にAEDを使われた女性は相手を訴える事は
出来ない というAEDに限った案は
女性は男を訴えることは出来ない という案に
捻じ曲げられ、女性達が堂々と怒る事が出来る
理由として利用されていった。
女性達は自分達の権利、そして社会の中での
優位性を保つために互いに結束し
SNS上で抗議の意思を発信し続けた。
そして女性達の追い風となる
更なる勢力群が姿を現し始めた。
女性のインフルエンサー達も次々と
抗議の意思を示し、フォロワー達に
賛同を求め始めたのだった。
一部抜粋
Iさん(仮名) 20XX年X月X日
フォロワーの皆さん、みんなで力を合わせて
立ち上がりましょう!
憲法第32条を守る為に皆も手を貸して下さい。
出来る事から始めて下さい
Rさん(仮名) 20XX年X月X日
私は男達の今回の騒動に対し、
断固抗議します。フォロワーの皆さんも
ついて来てください。私達の手で
女性が男に裁判を起こせる権利を守りましょう
Bさん(仮名) 20XX年X月X日
やっほ~みんな見てるー??
皆も知ってるでしょ?あの男達が騒いでる
憲法32なんとかってやつ。
ホント男ってバカだよねwww
みんなも黙ってないで立ち上がろうよ!!
Bちゃんについてきてね~
影響力のあるインフルエンサー達が
女性の抗議活動に参加の意を示すと同時に
彼女達のフォロワー達も一気に賛同し、
AED使用拒否派男性達の活動に反対する
女性達の勢力は急拡大し、
SNS上はAED使用拒否派男性達の勢力と
それに対抗する女性達の勢力の
二大勢力が争う図式となって行った。
そして、インフルエンサー達の中でも
特に女性の人権問題等を広く発信し、
強い影響力を持っている
Wさん(仮名)が新たな作戦に出た。
その時のポスト
Wさん(仮名) 20XX年X月X日
全ての女性達の自由の為に
AED拒否グッズ製造・販売開始しました。
下記アドレスから購入できます。
― 以下略 ―
それは騒動の初期に中心人物となっていた
A氏への当てつけともとれる行動であり、
男性達を挑発するには十分な効果があった。
女性達もまた、戦いの舞台を
現実社会へと移してきたのであった。
次項へつづく




