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第4話

「キャー、誰か助けてー!」

「そんなこと言わないでくれ可愛らしいお嬢さんカマ。俺と少しデートしてくれるだけでいいんだカマ」


 あーっと、若い女性が1丁目の公園で蟷螂(カマキリ)怪人からデートの誘いを受けているー!


「気持ち悪いーー!!」


 女性が走って逃げたー!


「ちっ、また駄目だったカマ……。カマ? あそこに素敵なお婆ちゃまがいるカマ! 誘ってみるカマ!」

「そこまでだ!」 


 この声はー!


「華麗に参上!」  

「バクレンジャー!」  

「……2人しかいないカマ」


 確かにレッドとブルーしかいないー!

 他はどうしたんだー!


「イエローはダイエット中でグリーンは精神的ストレスが強くてしばらく休みだ。そしてピンクは今日は彼氏とデートらしい」


 あーっと、まさかのピンク彼氏持ちー!

 しかも町の平和より彼氏優先だー!


「……チェンジカマ」

「は?」

「魔法少女とチェンジカマ。ピンクがいないなら魔法少女がいいカマ。魔法少女とデートしたいカマ」


 この怪人ストライクゾーンが広いー!


「……魔法少女達は学生だから午前中にいるわけないだろ」

「そ、そうだったカマーー!!」


 今日は平日で今午前11時だー!

 魔法少女達はそれぞれの学校で授業中だー!


「く、くそー、夕方に来ればよかったカマ……」

「お前アホだな。ブルー、2人でさっさと倒すぞ」

「……いや、無理だろ」

「え?」

「あいつのカマ攻撃を装備無しの俺達がどう防ぐんだ?」

「……確かに無理だな」


 バクレンジャーの装備はまだ錆だらけなのだー!

 博士もいろいろ忙しいのだー!

 おまけにヒマワリちゃん優先なのだー!


「レッド、せめて何か他の武器くらい持ってくるべきだったんじゃないか?」

「何を言ってるんだ! 天下のバクレンジャー様が専用武器以外で戦うなんてダサ過ぎるだろ!」


 自分で天下とか様付けとかはダサくないのかー!


「そうかもしれないが……。しかし前回のパニャボンは俺の飛び蹴りで倒せたが今回はどうするんだ?」

「カマカマ、アホはお前達カマ。いくぞカマー!」

「……とりあえず逃げ回るしかないな」


 あーっと、蟷螂怪人がレッドとブルーを追いかけるが追いつけないー!

 そもそもの運動能力に差があり過ぎるー!


「カッ、カマ……お前ら逃げてばっかりでズルいカマ……」

「しかしどうするんだレッド、俺達も攻撃できないぞ」

「……誰かー! 助けてくれー!」


 レッドが助けを呼んだー!

 それでいいのかー!


『ブロロロロロロ』


 こ、この音は!


「待たせたな。黒バイ仮面見参!」


 黒バイ仮面が漆黒のバイクに乗って登場だー!


 ※ここで皆様にお知らせです。バクレンジャー、魔法少女達、黒バイ仮面はすでに変身した状態で町をパトロールしています。なので外で変身することはほぼありません。そしてデカトラマンと魔法少女達は顔を隠していないので民間人に身バレしています。以上お知らせでした。


「ん? お前らなんで2人しかいないんだ? おまけに武器も持っていないじゃないか」

「それが前々回の敵の攻撃の影響で武器は錆だらけで使えなくなってしまってな。おまけに前回の敵のせいでイエローは太ってしまってダイエット中。グリーンはメンタルがやられてしばらく戦えない状態。ピンクは彼氏とデート中でおまけにこいつは水虫ブルーだ」

「だからその呼び方やめろ……」

「お、お前ら、とんでもない怪人と戦ったんだな……。俺は太るのもハゲるのも愛車が錆びるのも御免だぜ……」


 そうなのだー!

 錆錆男もパニャボンも全然強くはなかったがとても厄介な怪人だったのだー!


「1人増えたところで意味ないカマ。黒バイ仮面は元々素手でしか戦わないって知ってるカマ」


 確かにそのとおりだー!

 どうするんだ黒バイ仮面ー!


「ならこうすればいいだろう」

『ブロロロロロロ』

「え、あ、ちょ! それは卑怯カマーーー!!!」


 あーっと、黒バイ仮面がバイクに乗ったまま蟷螂怪人に突っ込むー!


「カマーーーーー!!!!!」

「あらよっと!」

『ガシャーーーン!!』


 黒バイ仮面は上手に受け身を取ったが普通に大事故だーー!!

 公園の遊具がぶっ壊れたーー!!

 そしてまたしても一撃KOだーー!!


「よし、倒したな」

「さすが黒バイ仮面。助けを呼んで正解だった」

「困ったときはお互い様だ。それより愛車が壊れてないといいんだが……」


 愛車の扱いが雑過ぎるー!


「……大丈夫なようだ。俺はこのまま町をパトロールするからお前達はその怪人を頼む。またなレッド、水虫ブルー」


『ドゥロロロロロロ……』


 黒バイ仮面がバイクに乗り颯爽と去っていくー!


「俺水虫ブルーで決定なのかよ……」

「よし、今日も町の平和は守られたな」

「……俺達何もしてないけどな」


『ドカーーーン!!!』


「ん? なんだ?」

「レッド、今の音ってもしかして……」


 あーーー!!!

 黒バイ仮面が事故ったーーー!!!

 バイクが大丈夫じゃなかったようだーーー!!!



 こうして今日も町の平和は守られたのだった。

 第4話完!

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