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第2話

「キャー、誰か助けてー!」

「カバカバ。助けなんて来ないカバ。お前の美味そうな内臓脂肪食わせろカバ!」


 1話目とほぼ同じ入り方だー!

 果たしてこれで大丈夫なのかー!

 もしかして次話もこうなのかー!

 ちなみに今回は河馬(カバ)の怪人だー!

 二足歩行だー!


「このクソ怪人が!」


 こ、このイライラした声はー!


「こんな場所にまで出やがって!」


 デカトラマンだー!

 よかったー!

 前回とは違う展開だー!

 デカトラマンは2メートルある長身ヒーローなのだー!

 そして背広姿のヒーローなのだー!


「来やがったなデカトラマン、勝負だカバ! 女はあっち行ってろカバ。こいつを倒してからゆっくり頂くカバ」


 あーっと、女性が全速力で逃げて行ったー!

 デカトラマンに対する感謝も応援もないー!


「さっさとぶっ倒してやる!」

「カバカバ!」


 デカトラマンと河馬怪人が戦い始めたー!


「うっ、ごはっ、うがっ、ぶはっ、ぼへっ……」


 河馬怪人をタコ殴りでフルボッコだー!

 デカトラマン強過ぎるー!


「こ、こうなったら巨大化だカバーー!!」


 あーっと、ここで河馬怪人が巨大化宣言だーー!!


「おい誰か! ジオラマセット持ってこい!」


 ※ここで皆様にお知らせです。正義協会と怪人協会の間にはいくつか取り決めがあり、その1つが巨大化禁止です。もし怪人側が巨大化を宣言した場合、正義協会のスタッフが事前に作った町のジオラマセットを用意し、その上に立って戦う決まりになっています。ただし怪人は相手がデカトラマンのときにしか巨大化の宣言はできません。なので怪人側は対デカトラマン戦においてスポーツのタイムアウト的な感じで巨大化を宣言します。以上お知らせでした。


「こ、これで一旦呼吸を整えるカバ、カバ、カバ……」

「ん? おいこれ、プラスチックだろ! 踏んだらかなり痛いだろうが!」


 そうだったー!

 ここは土足禁止の温泉施設だったー!

 デカトラマンは今素足だー!


「これじゃ痛くてまともに戦えないだろ! 室内戦想定して柔らかいバージョンも作っておけよ! まったくこれだからお前らは……」

「……すみません」


 あーっと、正義協会スタッフに対するデカトラマンのパワハラ攻撃だー!


「カバカバ。俺の(ひづめ)はメチャクチャ硬くて頑丈だからこんなの全然痛くないカバ。形勢逆転だカバ」

「ちっ」


 河馬怪人がデカトラマンに突っ込んいくー!


「カバカバ。さっきのお返しだカバ! カバ! カバ!」

「……」


 デカトラマン防戦一方だー!

 河馬怪人のパンチ攻撃が続くー!

 しかしデカトラマンには全然効いていないー!


「馬鹿なやつだ。これで俺は移動しなくてもお前に攻撃できるぜ」

「カバ!?」

「くらえ!!」


 あーっと、デカトラマンが河馬怪人の首を絞め始めたー!

 まさかの首絞めだーー!!

 とてもヒーローの攻撃とは思えないーー!!


「カ、カバ……カ……バ…………」


 河馬怪人が気絶してしまったー!

 デカトラマンの勝利だー!


「フン、ずっとその場で待ってりゃよかったのにな。流石カバなだけあって馬鹿だぜ」


 そのとおりだー!

 デカトラマンは3分33秒しか巨大化した状態で戦えないのだー!

 ジオラマセットの上だろうとその設定はキッチリ守らなければいけないのだー!


「デラックス光線使っても倒せたんじゃ……」

「あれ打つと疲れるからできるだけやりたくないんだっての。なんのためにここ来たと思ってんだよ。少し考えればわかるだろ。まったく、これだからお前らは……」


 スタッフに対する小言が多いー!


「おいスタッフ共、この怪人早く刑務所に連れていけ!」

「え、俺達がですか!?」

「いいから気絶してる間にさっさと連れていけよ。俺このあとパチンコからのキャバクラ予定なんだから」

「は、はい……」


 デカトラマンはパチンコと女が大好きなおっさんなのだー!


「おい、誰かタバコと酒買ってこい」

「は、はい、急いで買ってきます」


 タバコと酒も大好きなのだー!

 まるで昭和のオヤジだー!


「ちょっと、長次郎さん!」


 おーっと、さっき襲われそうになった女性が戻ってきたぞー!

 もしかしてデカトラマンと知り合いなのかー!


「ウチの店来るのはいいけど、前回までのツケしっかり払ってよね!」


 あーっと、デカトラマンが常連客の店のキャバ嬢だったようだー!


「わかってるっての」

「もし払わなかったら長次郎さんのママさんに言いつけるから!」

「ま、待て、それはやめろ! あのババア、ガミガミうるせぇんだから!」

「それとこの前酔っ払ってウチの店のドア壊した弁償代もだよ!」

「わ、わかった、その分もしっかり払うから、ババアにチクるのだけはやめてくれ!」


 デカトラマン、キャバ嬢相手に防戦一方だーー!!



 こうして今日も町の平和は守られたのだった。

 第2話完!

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