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第12話Bパート 2 デカトラマンの生き方

 前回からの続きだー!


「……落ち着いたか?」

「……はい」

「……それと思っていたんだが、お前の見た目と今の魔法少女の服が合っていないんじゃないか?」

「え?」

「もっと大人っぽい服にしたらどうだ? 魔法少女の服は色違いで全員同じだが、あれは明らかにヒマワリやダリア寄りの服だろ。ダリアは小さくて見た目が小学生みたいだから似合っているだろうが、さっきも言ったがお前は大人っぽい上に身長も低くはないからな。全員統一する必要がないなら、博士に頼めばお前に合う服作ってもらえるんじゃないか?」

「……そうですね、そうしてみます」

「……俺の話は終わりだ。他なんかあるか?」

「……但馬さん今謹慎中って聞いたんですけど本当ですか?」


 デカトラマン謹慎中なのかー!


「……お前なら誰にも漏らさないだろうから言うが、俺が拳銃で怪人を撃ったのは知ってるか」

「はい、それは本部長から知らされましたけど……」

「あれが実は警察の拳銃だった」

「それって……」

「正義協会アジトにあったからそれを勝手に使ったんだ。アジトで試し打ちして本物の銃だったのを確認してな。以前からそういう武器を作れって散々言ってたから、博士がようやく作ったんだと勘違いした」


 拳銃で怪人倒すって、どんだけ戦うのが面倒なんだー!


「しかし実際は警察の拳銃だったんだ。俺が撃った直後にすぐ警官が来てな。俺は気付かなかったんだが、その警官はすぐにそれが警察の拳銃だと気付いたようだ。だからそのことが怪人側にバレないように、拳銃を持った俺をすぐ警察署に連れていったんだ」

「撃ったのは問題ないんですか?」

「ああ、撃ったのは問題ない。怪人に当てたのも問題ない。警察の拳銃だったのがまずいんだ」

「……警察は怪人と戦ってはいけないからですか?」

「そうだ。そして警察の拳銃を使うのも駄目だ。だからこれが怪人側にバレると正義協会側が先にルールを破ったことになる。恐らく誰かに嵌められたんだ」

「……怪人側には知られてないんですか?」

「多分大丈夫だ。俺が撃った怪人は痛みで転げ回っていたし、他の怪人や戦闘員も全員逃げたからな。それに撃った弾もすでに回収済みらしい。だが俺の行動に問題があったのは事実ということで謹慎をくらったんだ」

「謹慎ってことは、但馬さん今自宅にいるんですか?」

「いや、自分が住んでる家の隣でお袋がスナックやってるんだが、今はそこにいる。俺がいるからってんで、お袋は小旅行に行ってな。だから若いネーチャンと知り合い呼んで、酒飲んでタバコ吸って麻雀やってた最中だ」


 全然謹慎してねぇーーーーーー!!!!!!


「タバコもお酒もほどほどにしてくださいね」

「やめろ、そんなのはもう聞き飽きた。そういえばお前は今1人なのか?」

「はい、1人で見回り中です。ダリアちゃん含めて何人か本部に呼び出されたみたいで……」

「ヒマワリはどうした?」

「ヒマワリちゃんはレッドさんが心配だからって言ってたんで任せました」


 レッド、小学生に心配されてるー!


「ハハハ、今あいつ武器なくてクソ雑魚だからな」

「フフ、そうかもですね。……そういえばさっき悪さをしない怪人もいるって言ってましたけど、もしかしてあの虎の怪人もですか?」

「そうだ。あいつは悪いことは基本しない。だから俺はあいつを見逃してる」

「……でも私あの怪人に似合ってないから引退しろって言われました」

「ハハハ、なら次会ったときビンタでもくらわせろ」

「フフ、そうします。……お話聞いてくれてありがとうございました」

「いや、また何かあったら相談しろ。俺は女に対しては子供だろうが婆さんだろうが自分の母親だろうが優しいからな」


 男にはメチャクチャ怖いけどーー!!


「それではまた……」

「ああ……」


『ブツッ』


「さて、戻るか。……代走ありがとなやっさん」

「今丁度親で上がったとこだい。感謝しろい。俺ちょっとパチンコ行ってくるわな」

「おう、サンキューな」

「但馬相手なら振り込まなかったのになぁ……」

「なんだと!」

「イライラしないの長次郎さん!」

「悪い悪いミーちゃん。よし、俺親だよな。連荘してやるぜ。……ちっ、(ハク)なんぞいらん!」

「……ダブル立直トラ」

「ダブル立直だぁ!? ふざけんな!!」


 あの虎怪人と麻雀してたーーー!!!


「えー、ダブル立直かよ……。なら(チュン)で」

「……じゃあ、私も中」

「……ちっ、安牌がねぇな。イーピンならセーフだろ」

「ロントラ!! ダブル立直一発ドラ4トラ!!」

「はぁ!! なんだそりゃ!!」

「デカトラマン麻雀クソ雑魚トラ。カモトラ」

「あぁ!? ダブル立直なんざただの運だろうがぁ!!」

「運とか関係なく長次郎さん麻雀弱いわよ」


 デカトラマン麻雀下手くそだったー!


「あーあ、やっさんが稼いだ分すぐ振り込んだよ」

「くそったれがぁ!!」

「だからイライラしないの!!」

「すまん……」

「そういえばやっさんから聞いたんだが、お前らこの前パチンコ対決したんだってな? どうだったんだ?」

「……1回目も2回目も互いスッカラカンで引き分けだ」


 泥仕合だったーー!!

 完全に下手の横好きだーー!!


「あの日もその前もたまたま運が悪かったんだトラ! 再戦したら絶対俺が勝つトラ!」

「いや、俺だって2回ともたまたま絶不調だっただけだ!」

「2人共どうせ負けるんだからやめればいいのにね」

「嫌だトラ!」

「嫌だね!」

「仲良いなお前ら……」



 こうして今日もデカトラマンはカモられるのだった。

 第12話Bパート完!

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