PR 図書館。 戦火。 作者: caem 掲載日:2021/11/26 プアーーーン。 カンカンカンカンカンカンカンカン。 恐ろしいと感じる前の、それは一連の仕草だった。 作りはそんなに立派じゃあない。 いわゆる防空壕と呼ばれる、じつに簡易的な洞窟だった。 「またなの?」 「我慢して」 「もっと奥に行けよ!」 仲良くなれなかったのは、皆、必死に生きてきたから。 大勢がひとかたまりになり、互いに身を寄せあうしかない。 「おじちゃん、お髭痛いよ」 ただ嫌そうにはしていないーー ミサイルが落ちた。