よくあるやつ
この世界に飽きれてしまった男、瀬口は異世界に来てしまった、いきなり魔物に襲われるも騎士アマナ=エタクーマに会い助かったのである。
今後はどうなっていくのだろう?
今、アマナに何処に連れていってもらってるのかが分からないのだが...
「おい、そういや俺は何処に連れていってるの?」
分かるだろみたいな顔をして言った。
「王様の所だ」
(え?俺も行くんだ。)
そうして王様の所に向かっている。彼女は思った任務クリアを報告するだけではなく、この異世界人の事も王様に知ってもらうのだ。
日の光に照らされた城は、あの世界では見た事がないような光景である。そう思い城の中に入っていった。
「アマナよ、任務ご苦労である。その後ろの強き重力の保持者はなんだ?」
(と言ってるのは王様であるんだろうな。てか重力の保持者なの?俺?)
この王様は赤茶色の髪で鋭く緑色の目をしている、年齢からして25歳くらいの若い王様である。
「え⁈この異世界人強き重力の保持者⁈」
アマナは、その事を聞き凄く驚いていた。
(とりあえず自分が凄い事は分かった。あぁけどこれじゃあ自分が世界を救うパターンの可能性が高くなるじゃないか…)
「俺ってそんなに凄いのですか?」と答えた。
王様は「凄いというわけでもないが…そうか、お前は異世界人だったな。この世界の知識を後で教えてやろう。」
凄く軽々しい対応する王様であり、打ち解けるのも早かった。その後アマナさんは家に帰って行った。
そして俺は話しを聞いていた。王様は簡潔に世界の知識を淡々と説明してくれたが、それでも8時間もかかった。その後王様が
「宿に今日は泊まりなさい。いずれ城の中に貴方の部屋を用意しておこう。」
と言いながら城に戻っていた。
今回分かった事はこの世界は4大王国があり、その4大王国が今ちょうど大戦を行なっているらしい。そこで強き重力の保持者俺が来たことがこの王国にとって有り難いらしい。
後この世には保持者があり、保持者の中には上位種があるらしい。上から順にレジェンド、マスター、パワフル、スーパー、ノーマルの五段階らしい。
(保持者の種類は多いらしいがええと…覚えてる保持者は騎士、魔法使い、狂戦士、賢者、罠師、医者、壁兵、闘者、後俺の重力とか王様の占い師とか後ええと…)
とか考えていたら自分の泊まってる宿の部屋からゴソゴソ音がするのだ。一瞬にして振り返った……居ない。おかしいなと思ってたが姿が見当たらないので脅してみた。
「姿を現せ、そうしないと殺すぞ!」
(と大口を叩いてる俺だがまだ強き重力の使い方を知らない俺には意味が無いのである。出来れば戦闘は避けたい。)
そしたらいきなり目の前に不透明なハゲが出てきたのだ。
「すまぬ、驚かせてしまったのぅ。私は天帝である、誰もが分かる神だ!」
(いや不透明なハゲとかナレーションさんヤバいな。ともかく天帝をどうすれば良いのか?)
「あのー天帝さんはどういうご用事で此処に?」
たしかにこんな天帝が此処に来る理由が分からない。
(いやいや。ナレーションさんが、そんな事したらいけないわ。さっさと仕事に戻れ〜)
と思っているクソ瀬口であった。
(おい!これじゃあ小説にならないわ…てかギャグ漫画方針になったら話しが変わるからやめてほしい。)
了解致しました。そして天帝は自分の目的を言った。
「今、神の中では相手と合理心となる者を探しておったのだ。そして今、自分と合理する事の出来そうな奴がおったのだ。それがお主じゃ!」
(はぁ⁈それ異世界物語界ではあってもおかしくない奴じゃん。パクリ扱い発生不可避とかありそう。あっ俺は別に漫画とかの主人公じゃないんだ。)
「そうなんだー。でどうやって合理心にするのだ?」
天帝は難しそうな顔をして言ってきた。
「まずは保持者の能力をゴットに上げんといかん。だけどなぁ人間には難しいからのぉー」
(ん?なんか今さらっとヤバいこと言ってたけど…聞くしかないか)
「ねぇゴットとかいう上位種とか条件が厳しいの?」
俺はその一つの可能性に言及していた。
天帝はなんかスゲェ喜んだ顔をして言ってきた。
「ゴットは普通の上位種にアップするとは違ってなレジェンドになり、試練というものに挑む必要があるのじゃ!」
「じゃあ今の俺じゃ当分天帝とは合理心にならないのかぁ。」
そこで天帝は思いついた顔で話し掛けてきた。
「じゃあ、お前がゴットになるまでは透明になり助言してあげようぞ!知識は豊富じゃぞー」
(確かに天帝は神なので長らく生きているだろうし、俺にとっては良い事である。)
「おう!よろしくな」
そうして展開の早い物語が始まった。