ステーキセット
忍者の国にフラリと出かけてきた
そして単線電車の駅前ビルにはご当地牛の焼肉・ステーキ店があった
緑の陽気に気分がよくなっていたのか余り迷わずにその店に入ったのだ
頼んだメニューはステーキセット
150gと少しのお肉がメインのニンジャがどうとかいう名前のメニューだった
メニューの内訳はこうだ
まず、生野菜のサラダとコンソメスープ
次にメインデッシュのステーキと付け合わせの野菜類
最後にデザートのわらび餅だ
生野菜のサラダはレタスとオニオンが中心の酸味が心地よく
ホワイトドレッシングがよく合っていた
コンソメスープはやや脂濃いが先のサラダの酸味その短所は打ち消されていた
メインの付け合わせはブロッコリー、モヤシ、ポテトフライ、ニンジン、カボチャ
通常のタレと和風のタレ、そして塩が味付けとして出されている
和風のタレはポン酢風に大根おろし、塩は甘すぎずしょっぱすぎず
通常のタレは薬味が入っているのだろうか? 少し味が強い
付け合わせの次はメインのステーキだ
程よくミディアムに焼かれ一口大に切り分けられている
和風のタレをよくつけて一切れ食べる
大根おろしの柔らかさとポン酢風の爽やかさが口の中に広がる
口中にその味が残る中、ご飯を一口
塩をつけて食べてみる、少し多めにつけてしまい塩辛かった
だが、それ以上に素の肉のうまみと素朴さ野趣さを引き出していた
通常のタレは薬味と肉の旨みが互いを引き立たせていた
安心できる美味さだ
肉の旨さを引き出すためにタレの味は薄めになっている、そこがいい
順繰りに味を変えていき最後の一切れ
3種を全てつけてみた
何とも素晴らしいハーモニーだろうか
満足の中で残るご飯をかき込んだ
締めはデザートのわらび餅
黒ゴマと抹茶味が一切れづつ、同じく黒ゴマと抹茶のトッピングがかかっていた
わらび餅とは思えないほど濃厚でウイロウか何かと勘違いしてしまった
一口大でとろける様な美味しさだった
セット合わせて満腹になる程の量では無かったが満足感でいっぱいになった
食事とは何時もこうありたい、そう思う