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オムチャーハン?

夜も良い時間だというのに腹が減った

五穀クラッカーをつまんだものの全く足りない


無性に腹に溜まるものが食べたい

パンはあるが物足りない

そうだチャーハンにしよう!

いや卵焼きも捨てがたい

悩ましいがいっそ両方にしよう


まず無駄に残ったご飯を適量オムライスの器に入れる

そう楕円型をしたあの器だ

いい加減に古くなったのか扉を開けるのに自棄に力が必要な電子レンジで一分温める


ご飯が温められる間にフライパンに火を通し残っていた油をふき取る

そしてサラダ油を少量垂らす

小振りの卵を2個程割りフライパンへ落とす


白身がやや白くなった頃にヘラでかき混ぜて半熟ふわふわ卵に

その上に温まったご飯を投入する

ヘラでご飯を切り分けるようにして卵と混ぜていく

半熟ふわふわ卵をご飯にかけ無心に炒めていく

ちょうど均等に混ぜ終わる頃に塩コショウを振りかける

黄金色のシンプルなチャーハンの完成だ


薄すぎず濃すぎない味付けが好みだ

本当なら刻んだ玉ねぎ人参が欲しいが無い物ねだりはすまい

このチャーハンを器へと流し込む

こんもりと楕円型にも盛られたチャーハンが良い感じだ

端から一センチだけ白い器の色が見えて個人的な満足を覚える


次はフライパンにもう一度サラダ油を垂らす

そして卵を二個入れる、すぐさまかき混ぜ平べったく焼く

残念ながら器用に卵焼きの内部にご飯を包む真似は出来ない

以前チャレンジしてみたが何だかよく分からない物になった


よく焼いた薄い卵焼きをチャーハンの上にのせる

半熟だとここで破れてしまう事があるし食感はこちらの方が好きなのだ

たっぷりとケチャップを振りかけて完成だ


早速、部屋に持ち帰りいただく事にする


お箸で卵焼きの端をちぎり口に運ぶ

ケチャップと卵の味が舌に広がる

ケチャップの酸味と卵の素朴さが口の中に広がる


すぐさま適量のチャーハンを箸でかき込む

炒めたごはんとふわふわ風卵の優しさが口に溢れる

それだけじゃない、ケチャップの酸味が全てに混ざり合うのだ

オムライスでは味わえない味覚のハーモニー!

最初から混ぜてしまえばこの贅沢は味わえないだろう


無心にオムチャーハンをかき込み続け最後に残ったのはケチャップが混ざったチャーハンだ

最後の一口を味わう、うんこれはオムライスの味だ

何となくそれだけが心に残りお皿を洗うべく席を立った

オムライスよりオムレツ派です

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