ある陶芸家の一日(二百文字小説参加作品)
掲載日:2010/03/23
山羊ノ宮先生、ごめんなさい。
彼の名は宮野羊山。超有名な陶芸家だ。
「阿呆共に車を与えるな」
彼の名言(?)の一つである。
そんな彼が、自分の登り窯で備前焼の大甕を焼く事になった。
数多くの弟子が集い、彼の手伝いをした。
大きな焼き物を作る時は全員緊張する。
羊山がより怖くなるからだ。
慎重に甕を窯の中に配置する。
そして窯に火を入れる。
「先生は?」
羊山の姿がない。
そして、甕だけでなく羊山も見事に焼けたのだった。




