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情意投合(じょういとうごう):互いの気持ちや考え、意志などがぴったりと一致して通じ合うこと

 診察を受けに来たつもりだったのに、美人の女医さんに誘惑されてしまった。予想だにしなかった展開で、俺、二子神淳史は童貞を卒業した。

 

 自分の身体を張ってまで俺の症状を解明してくれたのみならず、優しく、そして大胆に俺を導いてくれたはるかさん。

 目くるめくひと時が終わると、俺はすぐさま彼女に交際を申し込んだ。


「遥さん、好きです。俺とお付き合いしてください」


 俺の突然の告白に、遥さんは目を丸くして驚いた。

「そんなの無理に決まってるじゃない! そんなことしたら、私、性犯罪者って言われちゃうわ!」

 

 確かに俺は高校生で、遥さんは一回りほども歳上の女医さんである。二人が釣り合わないことは百も承知だ。それでも俺は、遥さんのベッドの上で、全裸で正座というかなり滑稽な格好で、誠心誠意の告白を続けた。


 俺の突然の告白に服を着るタイミングを逸した遥さんは、時折吹き出しながらも俺の告白をちゃんと正座して聴いてくれた。

 

 最初は全く本気にしてもらえなかったが、俺の誠意が通じたのか、とうとう最後は、

「こちらこそ、よろしくお願いします」と頭を下げてくれた。

 

 かくしてアラサーの女医と男子高校生という全く釣りあわない二人が恋人同士になった。



 遥さんは歳より若く見えるものの、それでも俺と並ぶと明らかに年上とわかってしまう。遥さんは、人目を気にしてデート中は恋人同士らしい振る舞いは一切しなかった。きっとはた目には少し年の離れた姉と弟に見えていたことだろう。

 いちゃいちゃもしなければ手もつながない、不完全燃焼のデートに、俺は不満を感じていたし、それは遥さんにとっても同じことだった。


 自然な帰結として、外でのデートは早々に切り上げて遥さんのマンションへという流れになり、そうなるとやはりやることは自ずと決まってくる。

 俺たちは、遥さんの部屋で、幾度も幾度も身体を重ねた。

 

 彼女を悦ばせたい一心で、俺は彼女の発するフェロモンをじっくり観察した。単に目視確認するだけでなく、その濃度や流れから、女性の一番感じる場所をチェックし、興奮の度合いまでもコントロールするすべを身に着けていった。


 やがて、彼女は、俺の腕の中で何度も絶頂を迎えるようになった。かわいい声を上げてその身を震わせる遥さん、彼女はことが終わるといつも俺にこう言って聞かせた。


「いい、淳史くんは、その気になればいくらでも女性と関係が持てるし、その女性を虜にすることもできるわ。でも、私以外の女性とエッチしたら、私は絶対に許さないから」

 

 それが遥さんの独占欲によるものなのか、はたまた大人の女性、あるいは医者としての忠告なのか、前者であればうれしいなと思った。

 でも遥さん、そんな心配は無用に願いたい。なぜって、俺は遥さん一筋、浮気なんて絶対にするつもりはないから。

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