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円満解決

 その日は土曜日で、三人とも仕事はお休み、俺がお昼近くに帰宅すると、当然のことながら三人から無断外泊の追及を受けた。特にシフトをすっぽかしてしまった真優はひどくおかんむりりだった。


 さらに昨日の出来事を説明、とうとう遥さんにプロポーズをしてしまったことを打ち明けると、案の定、蜂の巣をつついたような大騒ぎになった。

 昨日の経緯や遥さんに関する執拗な尋問を受けた後、ただちにその雌ブタををここに呼びなさいということになり、我がシェアハウスに、遥さんが押っ取り刀で駆け付ける事態となった。


 予想通り、遥さんと三人の対面はこれ以上ない険悪な雰囲気で始まった。

 自己紹介もそこそこに、真優が遥さんに罵声を浴びせる。


「あなたが純真無垢な高校生を、自分の性欲を満たすために性奴隷に調教した女狐かしら」


 ひなたと美和も容赦ない。

「治療と偽って淳史を強姦した性犯罪者」だの「一回りも年下の男の童貞を食った盛りのついた雌犬」だのと言いたい放題だ。


 遥さんも負けずに言い返す。

「あんたらこそ、三人とも無理やり淳史くんに関係を迫ったんでしょ。それって、準強姦じゃないの?」


 喧々諤々(けんけんがくがく)、紛糾する場が、遥さんの一言で流れが変わった。

「あなたたちが言う通り私はおばさん、彼を一人で相手するのは体力的に無理。私は、淳史くんを独占するつもりも、あなたたちを排除する気持ちもないわ」


 三人が静まった。すかさず彼女が妥協案を提案した。


「ちょうど火事で焼け出されて困っていたのよ。住まいも私がここに引っ越してくる。あなたたちは三人の仲間が四人になったと思ってくれたらいいわ」


「私たち、最低でも2週間で3回のシフトで回しているの。彼との回数が減らされるのはごめんだわ」と真優。


「ということは、14日中9日はあなたたちのものということね。いいわ、私はその残りの日で。それでも足りなくなった時は、休日をダブルヘッダーにするとか、そもそもこうなった原因は淳史くんなんだから、彼にしっかり責任を取ってもらいましょう」

 

  三人は顔を見合わせてうなずき合った。


「それよりも、これ以上彼女増えたら適わないわよね。彼ならやりかねないわ」

 三人が頷いている。


「絶対にこれ以上、淳史くんに女は作らせない。私たちは共通の目的を持った同士よ!」


「「「おー」」」


 なんか、急に話がまとまった。


 早速新しい同居人となる遥さんの歓迎会となった。

 にぎやかな宴がお開きが近づくと、今日のシフトは誰かという話になった。

「泊まる部屋がないのだから、今日は彼の部屋に泊まらせて」と主張する遥さんと、昨日の埋め合わせを主張する真優さんのじゃんけんとなり、遥さんが勝利した。


 そして遥さんは、今俺のベッドの中にいる。


「一日で決着がつくとは想像してなかった。遥さん、ありがとう」


「内助の功ってやつかしらね。でも、空いている日が2週間にたった5日とは大きな誤算だわ。せいぜい今夜はしっかりサービスしてもらおうかしら」


 遥さんへの最大級の感謝の気持ちを込めて、俺は遥さんの発するピンクの霧の様子を十分に観察し、過去最高の本気で彼女に臨んだ。


「これ以上は無理! ホントに変になっちゃう! もう堪忍して!」


 口ほどにもなく、遥さんは、早々にギブアップを宣言した。

これでシェアハウスのメンバーが出そろいました。


◆ 二子神淳史≪にこがみあつし≫(23歳)

この話の主人公で高田馬場のハウスの主。

女性が異性を欲するときに発するフェロモンが目視できるという特殊能力を持つ。

コンサルティング会社勤務で入社2年目。


◆ 金子真優≪かねこまゆ≫(24歳)

二子神淳史の愛人第一号。従妹の金子ひなたに依頼され、淳史を落とそうとして逆に淳史に手玉に取られる。

食品会社勤務で入社3年目。


◆ 金子ひなた≪かねこひなた≫(20歳)

二子神淳史の愛人第二号。淳史が大学生の時の家庭教師の教え子。高校二年の時に、先に淳史と関係を持った従妹の真優を利用して淳史を誘惑した。

短大卒業後、保育士として武蔵野市の保育園に勤務し3年目。


◆ 山上美和≪やまがみみわ≫(22歳)

二子神淳史の幼馴染、中学生の頃から淳史一筋でその一途ぶりはもはやストーカーの域。処女ながら淳史に迫って愛人第三号となる。

一年遅れで淳史と同じ会社に入社。


◆ 冴島遥≪さえじまはるか≫(36歳)

心療内科医。クリニックに訪れた高校生の淳史の特殊能力を、自らの身体を張って診断、ついでに淳史の童貞もいただく。

7年後に偶然の再会を果たし、愛人第四号にとなる。


次回より、波乱万丈のハーレム・ライフが始まります。

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