同居生活
【第二部】
社会人になった二子神淳史くん、高田馬場にシェアハウスを構えます。
真優とひなたに美和を紹介したときはひと悶着あったが、それも「幼馴染ポジション」ということで何とか二人の了承を取り付けた。今では三人はすっかり仲良しだ。
かくして、金子真優、金子ひなた、山上美和、三人の彼女を持った俺の大学生活はとても充実したものとなった。
そして三年余りの歳月が流れた。
俺は、大学を卒業し、大手と中堅の間くらいのコンサルティング会社に就職をした。就職後も同じマンションに住み続け、三人の彼女とのお付き合いもそのまま続いた。
俺から一年遅れで大学を卒業した美和は、筋金入りのストーカーぶりを発揮し、俺と同じコンサル会社に入社した。
短大を卒業したしたひなたは、保育士の資格を取り、保育園に就職した。
俺より一足先に卒業していた真優は、大手食品会社に就職して今年で三年目だ。
ひなたと美和の就職を機に、俺は彼女たちと話し合い、山手線の高田馬場駅から徒歩15分ほどの古い一軒家を借り、シェアハウスとして四人で同居生活をすることにした。
真優とひなたは、ひなたの就職を機にいとこ同士で同居すると言って両親を納得させた。
俺と美和の両親はシェアハウスを同棲と勘違いし、近い将来二人が結婚するものと思い込んで盛り上がっている。
シェアハウスのルールは、彼女たち三人の合議制によって管理されており、俺の個人的意見が入る余地はほとんどない。
俺とのことについては、彼女らの仕事の都合や生理スケジュールを勘案したシフトが組まれている。
浮気厳禁、決して彼女ら以外の女性とは関係を持たないこと、これも俺が絶対に守らなければいけないルールだ。
今日はシフトの休養日、早めに帰宅して部屋でまったりしていると、真優とひなたがドアをノックした。
「久しぶりに『従妹どんぶり』はいかがですか?」
三人でベッドに入り、いちゃいちゃしていると、突然部屋のドアが開いた。ドア口には残業で帰りが遅くなった美和が立っていた。
「リビングに誰もいないなと思ったら、こんなところで、三人で! ひどいよ、私だけ仲間外れにして」
「お仕事ごお疲れさま。よーし、みんなで美和ちんをかわいがっちゃおう」
真優のことばを合図に、三人で美和をベッドに運ぶと、服を脱がせていく。
「ちょっと、やめてよ」と言いながらも、そこはいつもの阿吽の呼吸で、美和も本気で抵抗はしない。時々腰を浮かせて俺たちの作業に協力する。
「もう、みんな、ひどい、私をおもちゃにして」
裸に剥かれ、三人がかりで触られ、ベッドの中で恥ずかしそうに笑う美和。
「ようし、準備完了、淳史先生、突撃!」
俺たちは幸せだった。
こんな日がずっと続けばいいと、俺は心の底からそう思っていた。
そんなかけがえのない生活に、あらぬ波風を立ててしまったのは、他ならぬこの俺だった。




