22話
『いやっほーぉい!』
海耀「なんであんなにあいつはテンションが高いんだろうか」
裕聖「女性陣の体を合法的に見ても怒られないからじゃ無いか?」
華恋「きっしょ」
陽奈「無いわー」
海耀「いや…冗談だろうから」
華恋「…そうかな?」
―
海耀「お二人ともお綺麗ですね」
華恋「どうも」
陽奈「どうかな」
裕聖「いいんじゃないか?」
華恋「でもなんで上着てるの?」
海耀「ああ、別に見せるようなものじゃないし」
華恋「そういう問題?」
裕聖「まぁ、泳げないってことだよ」
陽奈「確かに授業でも泳いでいる姿見たことないかも」
裕聖「そういうこと。あんまり気にすんな」
華恋「ふーん」
女性陣と裕聖は飲み物を買いに行った。
礼央「なんで本当のこと言わないんだよ」
海耀「誰も幸せにはならないだろ」
礼央「そうか?」
海耀「ほら、早くこれら膨らませておかないとまた蹴られるぞ」
礼央「さっきなんて蹴られたん?」
海耀「…変態みたいだから」
礼央「は?」
―
海耀が肌を見せない理由は男性陣しか知らない。
もちろん女性陣が見れば一目でわかるであろう広範囲な火傷。
これを見せないために、ずっと海耀は水泳の授業を休んでいたという。
火傷の理由を話すのがめんどくさいから基本的に肌を露出させないんだとか。
先ほど、着替えの時に聞いてしまった。
昔華恋が間違えて海耀にお湯をかけてしまったらしい。
それからこの火傷跡は治らない。
それを家族以外には今まで教えてこなかった。華恋の嫌な記憶を呼び起こさせないために。




