98/99
あの子たちの形
長年『あの子』たちを観察してきて、私はひとつの解を得た。
女児はすべて、球である。
頭文字Ｄ
以下、そう思った経緯を記す。
――――――――――――
今回『女児＝球』を説明するにあたり、泰総儀もえ君に協力していただいた。
なお、身体のラインを皆様に伝え易くする必要があったため、もえ君には体操着を着用してもらっている。
彼女は球である。
もえ君に接触しないように、かつ、彼女からなるべく一定の距離を保つようにして、彼女の身体の外周を膜で覆う。
更に、その膜の外周も同様に膜で覆っていく。
これを延々と繰り返していくとどうなるか。
はじめは彼女の身体の凹凸に応じて複雑な曲線を帯びていた膜が、彼女から離れていくほど次第に滑らかになっていき、やがてひとつの美しい球体となるのだ！
画像左下に表示してある縮小図の通りである。
――――――――――――
もえ君の形を成す輪郭を外に外に拡げていくと、やがて球になる。
逆に言えば、まんまるの球が変形しながら閉じていった結果のひとつが『泰総儀もえ』なのであり、『あの子』たちだったのだ。
球に凸凹ができて、『あの子』たちになる。
キラキラと輝くビー玉のような。コロコロと転がって、すぐにどこかへ行ってしまうような。舐めると甘いキャンディのような・・・。
『あの子』たちはみんな、可愛い球で出来ている。
