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影を踏んだら死ぬ女

 景尾かげおふむなは、いつも人の影を踏まないように気を付けている。影を踏むと、その人のからだを踏んでしまったような罪悪感に苛まれるらしい。


 だから夕方、学校からの帰り道はとても大変だ。夕日を浴びて伸びに伸びた影たちが、次々と彼女の足元に迫ってくる。

挿絵(By みてみん)

 そのすべての人影を踏まないようにジャンプしてやり過ごす。


 ふむなは『家に帰るまでに人の影を三回踏んだらわたしは死ぬ』という謎のマイルールを自分に課して、毎日命懸けで下校している。

 人に優しく自分に厳しく。とても立派なことだが、もう少し楽に生きても良いのではないだろうか。

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