明茶うのは、缶を開けるのが大好きだ。

開けたときの『カシュ』という音と感触がたまらないのだという。
うのの父親は発泡酒を毎晩呑むので、そのとき缶を開けてあげるのが彼女の毎日の楽しみになっている。
今日はツナ缶を酒のツマミに出して良いよと母親から言われたので、うのは喜んでツナ缶を開けてあげた。
『カシュ』
からの、

ツナ缶は『カシュ』の後にフタを引き剥がすときの『コァー』まで楽しめるから一缶で二度楽しめる。
娘も笑顔。父も笑顔。ふたりが笑顔なら、母も笑顔。
明茶家はツナ缶と発泡酒があれば、みんな笑顔。