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九津下ぬぐみに関する報告

挿絵(By みてみん)

 九津下くつしたぬぐみは足の裏に違和感を覚え、くつ下を脱いだ。

挿絵(By みてみん)

 足の裏に人の顔があった。


「え、誰」

「お邪魔してます、芦之浦あしのうらです」


 知らない人だった。話をよく聞いてみると、芦之浦は人の足の裏に寄生する一種の菌のようなものらしく、気に入った足の裏を見つけるとこうして勝手に居着くらしい。


「あの、困ります」

「困りますか・・・」

「はい、ごめんなさい」


 少し可哀想な気もしたが、ぬぐみは自分の気持ちを正直に伝えて足から出ていってもらった。


「さようなら、良き足の裏を持つあなた」

 芦之浦はそう言い残すと、風に流されてどこかに飛んでいった。

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