前へ目次 次へ PR 42/98 葉好なかえに関する報告 葉好(はこの)なかえは、段ボール箱に入るのが好きだった。 いつものように箱のなかでほっこりしているとき、なかえは思った。 「あ、この箱わたしにピッタリかも」 段ボール箱の大きさと自分のサイズが同じような気がしたなかえは、箱のなかに全身が入らないかを試した。 入った。さらに頑張って自分でフタをして、彼女は箱とひとつになった。 しばらくこのまま過ごしていたが、母親に見つかって「こんなことしてたらアンタ箱ごと捨てられちゃうよ!」と大声で叱られると、怖くなって慌てて出てきた。