表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/99

路某野とも子に関する報告

 路某野ろぼのとも子はロボのピューイと遊ぶのが好きだ。

挿絵(By みてみん)

 ピューイはソフトビニール製で、腹を押すと「ピューイ」と音が鳴る。とも子は小さいころから彼とおままごとをして遊ぶのが好きだった。


「さあピューイ、今日のおやつはコロッケですよ」

「ピューイピューイ」

「揚げたてでまだ熱いから、ゆっくり食べなさいね」

「ピュイピュイ。アピュッ」

「あー、もう。だから熱いって言ったのに。ホント食いしん坊なんだから」

「ピュコホー」


 とも子とピューイが本当に会話をしているようにも聴こえるが、彼女がピューイの腹を巧みに押し分けて会話をしているかのような音を出させているだけだ。押す位置と、押す強さをうまく加減することで様々な音を出せるようだ。

 毎日ふたりでおままごとをして遊んでいるうちに、とも子はすっかりピューイ使いの達人になっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ