また、凄いの作くちゃった!!
こんばんはマルマルです。
時間が圧倒的に足りない状況なので、
投稿するペースが遅くなるかもしれません
ご理解のほどよろしくお願いしますm(_ _)m
○張郃の屋敷
「まず、結婚期間は半年で、その後、離婚する。」
「そうだな。それくらいでいいぞ」
「次に、お互いの生活に干渉をしない」
「なるほど。それは楽だ」
「そして、恋愛感情は持たない」
「当然」
「もし、契約違反した場合は、全額お金を返しもらう」
「全額かー」
「自信ないの?」
「あるに決まっているだろ。」
頬を膨らませるシャオン( ̄3 ̄)
「結婚はしばらく経ってからする。」
「なぜ?」
「契約結婚とばれないようにするためさ。
周りに仲が良いアピールをしてから、結婚した方が疑われないだろ?」
「ふーん。そういゆうものか。
じゃー。ウチからも条件がある」
「どんな条件?」
「この家に住まわせて欲しいの」
「えーーーーーーー∑(°д°)!!!!!!」
思わぬ提案に、ビックリする張郃
「どうせ、結婚したら一緒に住むんでしょ。今の内から慣れておかないと」
「でも、心の準備が・・・」
急にそわそわし始めた張郃。
「でもじゃないでしょ。ボクちゃん」
「もうー。ボクちゃんじゃないって」
「いいじゃん。ウチが何て言おうとさ」
「そうだけど」
「ハイ。決まり」
手を叩いて、渋る張郃を強引にこの話を終わらせた。
「その、さー。何で私と結婚しようと思ったの?」
照れるように聞くシャオン
「それはね」
「それは」
前のめりに顔を出すシャオン。
「タイプじゃないから。」
( ̄д ̄)ガーーーーン。
テーブルに頭をぶつけた。
「どうゆう意味?」
頬を膨らませた( ̄3 ̄)
「だって、ボクのタイプは、おしとやかで、可愛くて、おっぱいが小さい女の子なんだ。
つまり、君とは正反対のタイプだから、絶対に好きにならないと思ったんだ」
「そ・う・で・す・か」
凄く怒った声で言った。
「ウチも背が低くて、お子ちゃまの顔をしたボクちゃんは、タイプじゃないからね」
「奇遇ですな。」
二人はムキになって頭をくっつけて、押したり引いたり押し問答をしていた。
「さっきから、気になったんだけど。女と寝た事はあるの?」
「な、ないよ」
動揺する張郃
「ギャハハハハ。やっぱり童貞だったのか。」
「童貞の何が悪い。他の人も大勢いるよ」
「いや。悪くないよ。他の奴はどうでも良い。
ホント、ウチのイメージどおりのボクちゃんだと思ってね。ハハハハ」
「フン」
お腹を抱えて笑うシャオンと不機嫌になる張郃だった。
「あー面白かった。
結婚するまでの間、どうするんだ?仲が良いアピールをするって言ってたけど」
涙を拭いながら言った。
「そのーさ。ボクがしたいデートをして欲しいんだ」
人差し指同士をくっ付けたり、離したりして照れる張郃
「デート?別に良いけど」
「やったーこれで色々データが取れるぞ(^○^)/」
「うん?データとは?」
「だって、本番のデートで失敗したらいやじゃん。
君とだったら失敗しても問題ないからね。へへへ」
笑顔で言った。
「そんな理由だったらやらない」
怒り出すシャオン
「なんでだよ」
「知らない。」
スーッと立って、帰ろうとしていた。
「待ってよ。どこに行くの?」
「借金を返しに行くのよ。フン」
怒って帰って行った。
○「闇金大好き」のお店
「( ̄3 ̄)ふー。後1件か」
色々な所に、借金を返しに行っていたシャオンは、
最後の1つ「闇金大好き」と書いてあるお店に入っていった。
「ハイ。100万円。これで借金は終わりよね。 じゃあ」
帰ろうとした。
「待て。全然足りねぇーよ」
顔に大きな傷がある男が言った。
「何で!!借りてたのは100万円でしょ」
「利息だよ。利息」
「解った。いくら」
「3000万円だ」
「!!!」
驚くシャオン
「何でそんなに高いの?」
「そりゃー。俺の所はトイチだからさ。
ほれ見ろ契約書にも書いてあるだろ」
契約書を見せる男
「そんな」
愕然とするシャオン
トイチとは、10日で1割の利子が付く事。
例えば、100万円借りた場合
10日で1割なので、
100万円×10%=10万円の利子になります。
合計=100万円+10万円=110万円
20日
110万円×10%=11万円
合計=110万円+11万円=121万円
※日数が経つにつれて、膨大な金利が発生してしまうので、
契約書は必ず確認しましょう。
「さぁ。払ってもらおうか」
(どうしよ。ボクちゃんにお願いしようか。
ウンウン駄目。もう頼れない。自分で解決しないと)
「それは無理」
「だったら、母親が体を売るお店で働くしかないな」
「止めて、それだけは。勘弁して」
「あん?だったら、どうするんだ」
「痛い」
シャオンの髪を掴んで、威圧する男。
「ウチが、ウチが働きます。」
「それが、物を頼む時の態度かーー!!土下座しろ!!」
目をきっと睨んだ。
「あん?文句あるか」
「あ、ありません」
シャオンはゆっくり膝を付いた。
「お願いします。ウチを働かせて下さい。」
土下座して頼んだ。
「あ?聞こえないな」
「ウチを働かせて下さい。」
大きな声で言った。
「ハハハハ。母親といい、お前といい。
相手を屈服させて土下座させる。
そして、上から見下ろすのは最高だぜ。ハハハハ」
「それじゃ。店に行く前に、俺が1発相手してやるか。へへっへ」
「いや止めて来ないで。」
シャオンに近づく男。
「何だテメェーら。」
ドーーンと言う音ともに、人と一緒に扉が吹っ飛んだ。
「何者だおまえは?」
赤い鎧に白いマントを着た張郃が、後ろに手を組んで立っていた。
「違法な利子を行い、住民を苦しめた罪により。お前を逮捕する。」
「やべー役人だ。野郎どもコイツを殺せ!!」
「仕方ない。やりますか」
黒い手袋を付けた。
「おらあああああ。アイスザンム」
男が持っていた剣が氷に覆われた。
「リジュ」
張郃が魔法を唱えた。
両手に薄いピンクの膜が現れた。
すると、氷の剣を片手で止めた。
「何!!」
ビックリする男。
張郃は、相手の懐に入いりジャンプをして顔を殴った。
すると、凄い音と共に壁に吹っ飛んだ。
「これでもくらえ。ファイ10」
弓を放った。
張郃の後ろにいた敵が放った矢は、10本の炎の矢に変わって攻撃した。
「危ない」
思わず叫ぶシャオン
「ジャイ」
足首の部分が青く薄い膜に覆われた。
そして、一瞬の内に消えて、炎の矢が全く当たらなかった。
「奴はどこに行った?」
「ここだよ」
男の背後に現れて、拳で軽く攻撃をすると、バタンと倒れた。
「なんだよこいつ。めちゃくちゃ強いじゃないか。
でもなーこれならどうだ。」
「きゃーーー」
シャオンの首に剣を突きつけた。
体が震えるシャオン
「この女がどうなってもいいのか?」
「悪党が言う。お決まりの言葉だね」
そういうと、一歩一歩近づいた。
「本当に殺すからな」
「どうぞ。お好きに」
「!!!!」
意外な事言葉に戸惑う男。
「ウチがどうなってもいいの。」
「別にいいよ!! 巨乳の女の子は嫌いだ」
「何ですって!!」
一歩近づいた。
「背の高い女は嫌いだ」
「何おおおお!!」
さらに一歩近づいた。
「元彼に振られて、ワンワン泣いていったけ?フフフ」
「てめぇーーーゆるさねーー!!」
怒り狂うシャオン。
「お、おい。殺されたいのか」
「うるさい。アンタは黙っておきな」
肘で思いっきり、男のお腹を攻撃した。
「ウーーーーー」
お腹を抑えてうずくまる男。
「ジャイ」
一瞬のウチに男の前に現れ。アッパーを繰り出した。
男のアゴに当たり、空中に飛んだ。
そして、男よりさらに高くジャンプして、拳を振りかぶった。
男が地面に当たる瞬間に、拳で殴った
「うぁあああああ」
拳は頭に当てず、横の地面を殴って亀裂が入った。
「アンタ。戦場だったら死んでたよ」
ニコリと笑った張郃
そして、立ち上がった。
「そうそう。あれはボクの女だ。手を出すなよ」
男の顔に近づいて言った。
「は、はい」
男は返事をすると気絶してしまった。
「よし。容疑者と証拠の品を確保しろ」
黒い手袋を取りながら言った。
「ハ!!!」
部下達が一斉に動き出した。
「どうした?怖かった?」
笑顔で言う張郃
「べつにー・・・そのーー」
「何?」
「ありがとうよ」
鼻の下をさすりながら、照れくさそうに言った。
「可愛い所もあるんだね」
「そのー・・・なんだ。デートしてやってもいいぞ」
モジモジしながら言うシャオン。
「本当に!!やったーー」
大喜びの様子を見て、自然と笑うシャオン。
「よーーーし!!一杯データ取るぞ!!」
「データ?」
「うん。」
「このバカヤローー」
張郃を殴った。
「なんでーーー(°д°)ーー!!」
吹っ飛びながら叫ぶ張郃だった。
○魔法の道具家
「困ったな~どうしようかな~」
お店の亭主は、困った表情で腕を組んで独り言を呟いた。
幸村が店の中に入って来た。
「あ、いらっしゃいませ」
そうゆうと、また、困った表情で考え事をし始めた。
「うわぁああ凄い!!見た事が無い物で一杯だ~」
「確かにそうだな」
「ねぇねぇ。あの透明な玉は何だろ?」
「これか?」
「そう」
幸村は、手に小さく透明な丸い水晶の玉を持った。
「ご主人」
「・・・・・」
「ご主人」
「は、はい。何でございましょう」
「これは、何と言うものですか?」
亭主に見せた。
「ああ。これは、記憶の玉と言って、色々な物の映像を撮る事が出来る物です。」
「なるほど。」
「ビデオカメラみたいな物ね。あ!!これ風の玉じゃない?」
「本当だ」
「でも?大きさが違うわね」
「確かに」
「ご主人。これは、風の玉ですか?」
「そうですよ。」
「では何で大きさが違うんですか?」
「これは、小さいほど威力が増すんですよ」
「そうなんですね」
頷く幸村
「あー。色んな道具あるけど、やっぱり、風の玉とか魔法が使える玉が欲しいな~
それさえあれば、色々道具を作れるのにな~」
「そうだが、値段がな~。拙者にはお金が1円もないから、何も買えないぞ」
「そうだよね( ̄3 ̄)」
「ふぅ~~~」
ため息して沈んでいる亭主
「さっきから、難しい顔してるけど、どうしたんだろ?」
「確かにな。聞いてみるか」
「そうね」
「どうかしたんですか?」
「え?いや~納品の事でね」
「納品?」
「ええ。 職人に発注したのですが、間違った物を作ってしまったんですよ。
だから、やり直して作って貰うにしても時間が無くてね」
「そうですか」
「!!!!」
「ねぇ。真田っち。商売のチャンス( ̄▽ ̄)!!」
「どう意味だ」
「私が作って、魔法の玉をゲットしよう」
「おおお!!確かに、お主なら出来るかもしれんな」
「ねぇねぇ。聞いてみてよ」
「亭主殿。どういった物か教えて貰えませんか?
もしかしたら、作れるかもしれないので」
「!!!本当ですか!!」
ぐいっと顔を幸村に近づけた。
「ま、まぁ。見せてもらわないと解りませんが」
「これなんです」
亭主は、幸村に弓の拡大機を渡した。
「これは何に使うんですか?」
「弓の命中率をアップさせる物で、LV3の拡大玉を使っているのですが、
LV2までしか拡大出来ないんですよ。」
「出来そうか?」
小声で言う幸村
「まぁ。やってみないと解らないけど。」
「出来るかもしれないので、やらせて貰えませんか?」
「おお!!ありがとうございます。」
「じゃ。ランドセルの中にいれて」
「解った。」
亭主から貰った物をランドセルの中に入れた。
「ちょっと見られるとマズイから場所かえるわよ」
「集中して作業をしたいので、誰もいない部屋はありますか?」
「だったら、ワシの部屋を使ってくれ。店の中奥のにある部屋だ」
「解りました。」
幸村は、奥の部屋に入った。
「イメージ」
ナオの前に黒板が出来て来た。
「おおお!!何だそれは?」
「うるさい黙ってて」
「わかったよ」
しょぼくれる幸村
【どうしますか?】
「まず、拡大玉を吸収して、残りを換金で」
ランドセルから弓の拡大機が出てきて、黒板に大きな口が開いてムシャムシャ食べた。
「うぁああああなんだこれ(°д°)!!」
ビックリする幸村
幸村の反応に、無視をするナオ。
【まいど、ありがとうございますm(_ _)mゲフ 10万円になります。ゲフ】
「結構いい素材を使っているのね。」
「じゃー。スナイパーが使うスコープをイメージしよう。拡大玉も使って」
【これで良いですか?】
ナオがイメージしたスナイパーが使うスコープが、空中に浮いて立体的に表示された。
「うん。好い感じ。」
【解りました。15万円になります】
「う~ん。やっぱり高い。これだと作り損よね。もっと安くしないと。
う~ん。もっと安く出来ないかな~」
「そもそも。弓に拡大機を付ける必要あるのかな~。重くなって撃ち難いんじゃないかな~
もっと軽くて命中率をUPさせる物。!!!」
「そうだ!!コンタクトレンズだ。
これだったら、目に付けるだけで軽いし、邪魔にならない。
私、天才( ̄▽ ̄)!!!」
【これで良いですか?】
ナオがイメージした拡大出来るコンタクトレンズが、空中に浮いて立体的に表示された。
「よし。出来た。さぁいくらだ?」
【1万円になります】
「よし。かなり安くなった。さっそく作って」
【まいどーー(^^)/】
拡大コンタクトレンズが出現した。
「ねぇ。真田っち出来たわよ」
「うん?出来たのか?」
寝ていた幸村が起こされた。
そして、ナオが使い方を教えた。
「よし。解った。持って行こう」
亭主の下へ行った。
「出来ましたよ」
「ほぉ~速かったですね。
それにしても、変わった形ですね。これはどうやって使うんです?」
亭主はコンタクトレンズを持って、首をかしげた
「目に入れて使うです。」
「目に入れる?大丈夫ですか?」
「・・・・多分」
「なんです。その嫌な間は」
顔をしかめる亭主
「まだ、テストはしてないので・・・」
「私が実験台ですか?」
「そうです。」
「しかし~」
「お客様を困らしても良いんですか?」
「う、わかりました」
おそるおそる目に付けてみる亭主
「うーーーーん。あれ?痛くない」
「ああ良かったです。
さて、問題はこれからです。スコープって言って下さい」
「スコープ。
うわぁ。何だ凄く大きく見える。しかも十時に線が入っている。」
あっちこち見ながら言った
「じゃ。そこから、『スコープ2』と言って下さい」
「スコープ2、うわああああ。さっきより大きく見えるぞ」
「じゃ。『スコープ3』」
「スコープ3、これは凄いです。これなら、お客様に満足してもらえますよ」
「いや~それほどでも」
照れる幸村
「ま、全部私が考えたんだけどね( ̄▽ ̄)エヘン」
「それでは、報酬はこの魔法の玉を貰って良いですか?」
「ええ。LV2までなら3つ良いですよ」
「やったーーー( ̄▽ ̄)/」
喜ぶ二人
「じゃー。違う種類でLV2の魔法の玉にしよう」
「そうだな」
幸村は魔法の玉を取ってランドセルの中に入れた。
「それでは失礼します」
「ありがとうございました」
幸村は店を出た。
○夜の町
「あら潘鳳じゃない?」
「ララ様。どうしたのですか?」
「久しぶりに、飲もうかと思ってね」
「そうですか。失礼します。」
「ねぇー一緒に飲まない?」
色っぽい声で誘った。
「いえ、結構です。それでは」
潘鳳が後ろを向いて、去ろうとした。
「せっかく、幻の酒「黒王」が手に入ったんだけど」
「あの入手困難な「黒王」ですか」
お酒に目がない潘鳳が目を輝かせた。
「どう?飲まない?」
「ですが」
「大丈夫。家で飲んだりしないわ。どっかのお店で飲みましょう」
「それなら」
二人は一緒に歩いて行った。
○居酒屋の中
「さぁ。どうぞ。召し上がって」
胸元が空いている着物を着ているララは、
慣れた手つきで、持ってきたお酒『黒王』をコップに入れた。
だが、全く飲まない潘鳳
「どうしたのよ」
「先にどうぞ。」
「ヤダ。私を疑っているの」
「ええ。竜が嫌っている奥様ですからね」
「フフフ。正直に答えるのね。嫌いじゃないわ」
口を隠して笑い、コップを引き寄せて飲んだ。
「ほら、大丈夫でしょ」
「そうですね」
そういって、コップにお酒を入れて飲んだ。
「上手い・・が、アンタとじゃなければ、もっと上手かったはずだ。
それと、これから、敬語は使わねぇ。いいだろ?」
「フフフ。いいわよ。」
「用件は何だ?」
魚をつまみながら聞いた。
「士郎の部下になって欲しいの?」
「フン。俺が竜の友だと知って言っているのか?」
「そうよ。」
「答えは嫌だ。」
「どうしても?」
「ああ」
「残念」
残念がるララ。お酒をぐいっと飲んだ。
「暑いわーー。もうお酒が回ってきたみたい
ねぇ。私を抱いてみない?」
ウインクをして片方の肩を見せ、ギリギリ胸が見えない状態に着物をずらした。
「ごくん」
思わずツバを飲み込んだ。
「冗談を言っちゃいけねぇ。俺はいい女には夫がいても手を出したが、
・・
一応、竜の母親だから、手は出さねー。竜が悲しむからな」
「あらそう。残念ね~」
微笑みながら言った。
「それにしても、私、竜に嫌われているのね」
「当然だろ」
テーブルを叩いた。
「アンタが竜にした仕打ちは何だ?
竜が結婚を約束した女を殺しただろうが」
「フフフ。興奮し過ぎよ。」
「俺は、竜が可哀想でしかたない。何で殺したんだ?」
「だって、家柄も良くないし、身分も低い女よ。韓馥家にふさわしくないわ」
「だからって殺す事ないだろ」
「竜が士郎をないがしろにして、生意気だったからよ」
「そんな理由かよ」
「そうよ。悪い」
全く悪いと思っていない態度だった。
「じゃーー鉄の母親が、突然いなくなったのもアンタのせいか?」
「もちろん。そうよ。あの女は、私の侍女だった分際で子供を身ごもった。
そして、何かにつけて私より、可愛がられて憎かった。
だから、この世から消えてもらったの。」
「恐ろしい女だな。でも、何で俺の質問に正直に答えたんだ?」
「だって、士郎に必要な人材だから、知って欲しくてね。」
ニコリと笑うララ。
突然、潘鳳は、急に目が回った。
「お、俺を殺す気か?」
「まさか、殺さないわよ」
「お酒は一緒の物を飲んだはず、なぜ」
ガッタとテーブルに倒れて、寝てしまった。
「だって、ここ私の店ですもの。つまみに薬を盛る事くらい簡単よ」
にこりと店員を見ると、会釈する店員だった。
○寝室
「うん!!ここはどこだ?」
布団に寝ていた潘鳳は、起き上がった。
「うぁああ!!」
布団の中に裸のララが眠っていた。
そして、自分も裸になっていた。
「全く覚えていない」
頭を抱えた。
「う~ん。もう、起きたの?」
背伸びをするララ。
「どうしてここにいる?」
「どうしてって?あの後一緒に楽しんだじゃない?」
「まさか!!!」
目を大きくして驚いた。
「じゃ。ほら。ミラーオン」
枕の所にあった小さな透明な丸い水晶を持って、魔法を唱えた。
すると、映画の様にスクリーンが現れ、記憶された動画が表示された。
そこには、裸のララがキスをした後、潘鳳の上に乗って腰を振っているシーンが表示された。
「ば、ばかな」
「ミラーオフ」
スクリーンが消えた。
「ねぇ。本当だったでしょ?」
ニコリと笑うララ
「俺をどうする気だ?」
「前に言ったでしょ。士郎の部下になって」
「断ったはずだ」
「そう!!だったら、夫にこの映像を渡すわ」
「何!!」
「そうなったら、困るわよね。家臣が夫の妻に手を出せば、
死刑は確実よね。フフフ」
「卑怯だぞ!!」
「もう選択肢はないわ」
口ごもる潘鳳
「ねぇ。楽しみましょう。まだ、物足りないの。お願い」
ララは抱きついて、自慢の胸を当てて耳元で呟く。
「しかし、竜に悪いし」
「もう、何も考えないで」
ララはキスをした。
潘鳳の理性が崩壊して、ララの胸をむさぼった。
「あ~~ん。そうよ。気持ち~♪♪」
ララは、不敵な笑みを浮かべた。
○魔法の道具家
白銀の鎧を着た仮面の女が店に入って来た。
「いらっしゃいませ」
「代理の者に頼んだ弓の拡大機は出来ているか?」
「はい。こちらになります。」
小さな箱にあるコンタクトレンズを見せた。
「何だこれは?注文した物と違うではないか」
「申し訳ございません。こちらのミスで間違った物を作ったんです。
ですが、ある人に新しい物を作って貰いました。
性能は抜群です。是非試して見てください」
「どうやって使うんだ」
「目に入れて、スコープと唱えれば使えます。
もっと拡大したい時は、スコープ2、スコープ3と言って貰えば使えます」
半信半疑の仮面の女は、後ろを向いて仮面を取り、コンタクトレンズを入れて
また、仮面を被った。
「スコープ」
「!!!」
「スコープ2」
「!!!!!!!」
「スコープ3」
「!!!!!!!!!!!!」
「どうでしたか?」
「素晴らしい!! 命中率を上げれるし、何より軽いのが良い。
これをもっと作れないか?金ならいくらでも出す」
興奮した様子で言った。
「ああそれは、難しいかと。旅人が作ってくれたんです。」
「どんな人だった?」
「赤い箱の様な物を背負って、丸くて太い人でした。」
「赤い箱の様な物を背負った男?」
考え込む仮面の女だった。
◎感想、評価、お気に入りなどしてくれたら、
テンションが上がって書くスピードがUPします( ̄▽ ̄)ニヤリ!!
応援よろしくお願いします。(^^)/