第106話 買取
次の日の朝
イースの街にやって来ました。
勿論、瞬間移動で。
「着きましたね。」
「スゲーな・・・。皇都からイースまでが一瞬か・・・。妹エルフの魔法は訳がわからん。」
「やはり凄いですね!門を使用せずに皇都から一瞬でイースに着くとは・・・。マナミさん、今度是非お話を。可能なら巻物を下さい。」
「おじ様、マナミさんが困ってしまうのでやめて下さい。」
同行したのはパーティメンバーと遺跡の調査隊の方々。
イースに行くなら同行させて欲しいと言われて連れてきた。
正直大人数での瞬間移動は自信がなかったが上手くいった。
それに、ここ数日でかなり魔法を使ったから疲れなくなった様だ。
(貰ったイヤリングのMP回復効果も大きい。よく調べたら最大値に比例して回復力も多くなる様だった。)
「それでは我々はギルドに行き報告をしてから研究室に戻ります。マナミさん、ブラックさん、また授業でお会いしましょう。」
教授がそう告げて先に街の中に入っていった。
僕たちは一足先にギルドに行く事にした。
勿論、瞬間移動で。(2回目)
報告に行った教授たちより先にギルドに行く事になるけど大丈夫だろう。
「私、報告書を出してきますね。」
そう言ってリリアンさんはギルドマスターの執務室の方へ行ってしまった。
僕たちは魔物の買取をしてもらう事にした。
まだ朝も早いので人はおらず並ばなくいい。
いつもはリリアンさん以外の人だと混んでるからね。
「本日はどの様な御用でしょうか?」
受付の女性が笑顔で話しかけてきた。
「魔物の買取をお願いしたいのですが・・・。」
「ギルドカードはお待ちでしょうか?」
「はい、持ってます。」
予め収納から取り出しておきポケットにしまっていたのを出した。
アリシアとラックさんもカードを取り出した。
2人もネコ科の魔物大行進の際に数匹倒し、空間魔法で保有していた。
(ラックさんは僕の知らない間に固有スキル:ムゲンノマドイソウセイで僕の収納に似た固有魔法を創り出していた。)
「Cランクのアリシア様、ブラック様、マナミ様ですね。売却したい魔物はどちらでしょうか?」
アリシアとラックさんは空間魔法の準備をし始めた。
僕は収納の中にある例の凍結した魔物が入っている箱をいくつか取り出した。
「収納スキルと収納魔法!?それにこの魔物って・・・ギルドマスター!大変です!」
受付の女性はギルドマスターの執務室へと走り去ってしまった。




