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今日から始まってしまった異世界生活  作者: ドロップスター
第1章エルフ生活始まりました
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第4話 ウェスティンの街1 冒険者ギルド


両替をしてから西に30分くらい歩いた頃やっと門が見えた。

門はあるのだが、門番が居ない。

無用心だな・・・

治安とか害獣対策は大丈夫何だろうか?


入り口に案内の看板があったので先ずは宿を取ることにした。

宿屋は夕食と次の日の朝食代込みで一泊、銀貨3枚。

元の世界なら安い方かな?

(3千円で一泊二食付き)

この世界の基準だと、正直高いか安いのかわからない。


荷物もないので部屋には行かず、直ぐに冒険者ギルドに行くことにした。



冒険者ギルド



ギルドは賑わっているわけではなく閑散としている。この街の冒険者ギルドは、大丈夫なんだろうか?

「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件ですか?」

受付の人、角が生えている。獣人か魔族だろうか?

優しい感じのイケボなんだけど、強面だからか、笑顔(芸)になってる・・・。


「冒険者になりたいんですけど・・・」


「冒険者登録の方ですね?登録料金は銀貨1枚になります。あ、代筆しましょうか?有料ですけども・・・」

強面の受付はそう言いながら契約書を出した。

「大丈夫です。(固有スキルがあるから)」

と言いながら契約書を読み、ブラック・ネーム名義で契約を結ぶことにした。


「説明を聞く前に契約を結ぶとは・・・

いえ、失礼。

ランクと依頼について説明致します。」

受付の説明によると


Eランク・・・依頼内容は街の中での雑務。

この街には他のギルドや組合が

ある為依頼がない。


Dランク・・・Eランクの依頼を20回以上成功

することでなる。街の外での薬

草取りがメイン。

この街の付近では薬草が取れない。

(エルフの村まで行けばあるけど普通は行けない)


Cランク・・・Dランクを15回以上成功。

試験は模擬戦闘。

Cランクの依頼は魔物討伐依頼がある為。

(ランクアップに例外あり)


Bランク・・・Cランクを10回以上成功。

試験は所定のモンスターを討伐する。


Aランク・・・Bランクを5回以上成攻。

試験はAまたはSランク冒険者との模擬戦。


Sランク・・・ギルドマスター数名による推薦

Sランク依頼はない。


・クエストの失敗時は違約金を取られる。

(報酬の半額が基本)

・1つ上のランクの依頼を受けることができる様だがその場合は失敗時の違約金が報酬の倍になる。

これは無謀な受注を避ける為の措置らしい。

・ランクダウンについては()()で3回失敗するとなるそうだ。




「本来年数をかけて、ランクを上げるのですが、この街の冒険者ギルドはE、Dランクの依頼は御座いません。

なのでこの街で冒険者になりたい場合例外を適用してCランク以上から始める事しかできません。」


ランクアップの例外

・自分のランクより上位ランクの魔物を単独で討伐し、証明部位を提出する。

・上位ランクの冒険者との1対1での模擬戦闘での勝利

する。


ランクを上げようとなると他の街のギルド所属になって、地道にやらなくてはならない。

地道なのは嫌いじゃないけど、この街で冒険者になりたいからそうするしかなさそうかな・・・

「お願いします。」



「あまりオススメはできないんですけど・・・本当にやるんですか?」


(やっぱり厳しい条件なんだろう。)

「やります。」


「わかりました。今からとなりますと、あちらの方と模擬戦闘を行っていただきます。」



あちらと言われた方を見ると

ローブを羽織った小柄な人物が椅子に座っていた。

強そうには見えないがランクアップの条件を考えたら試験官は少なくともCランク以上の冒険者になるはずだ。



「ギル・・・マドリー婆さん。試験官を頼めますか?」

とゆっくり、大声で話しかけた。


「五月蝿いよ、誰が婆さんだって?」

まだ、僕はそんな年ではないけど、気にする人はいると思う。

受付の強面は苦笑い(オリジナルな笑顔)で、「お見苦しい所をお見せして申し訳ありません。」と言った。




「マドリー(婆)さん。この娘が試験を受けるから試験管をやって下さい。」



この人、聴こえない位の小声で「婆」って言ったよ・・・


老婆はゆっくりと立ち上がり

「コルクさん、ご飯はまだかね?」

と応えた。



このギルド大丈夫かな・・・。

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