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今日から始まってしまった異世界生活  作者: ドロップスター
第1章エルフ生活始まりました
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第15話 魔法はイメージ


街道



『(・・・やっぱりいますね。人攫い。)』

ラックさん、街道に出ましたよ。

『さっき話した修行の内容です。魔力とMPの底上げの為に身体強化の魔法を使いませんか?』

レベルアップ以外で魔力やMPって限界値が伸びるんですか?

『続けてれば伸びます。』

それなら攻撃魔法を放ち続けてれば良いんじゃないの?

『そうなんですけど・・・身体強化が使えないと魔物に近接戦をされてしまうとやられてしまいます。』

それなら防御補助の魔法を・・・

『それも問題があってこちらから攻撃ができません。そこで身体強化なんです。』


身体強化は一時的に力、素早さ、防御を上げる魔法で

魔力を持っていれば子供でもできる。

ただし、燃費が悪いので使い手があまりいない。

直ぐにMP切れを起こす。

だからこそ底上げにうってつけだそうだ。



どうやってやるんです?

『昨日、魔女の人が言ってた通り魔法はイメージです。』

え?どんなイメージなの?

『全身に魔力を纏わせる感じです。』

全身に魔力を纏わせるね。

とりあえず、全身に魔力を纏わせてみた。



固有魔法

短距離瞬間移動(ミニワープ)を会得しました。


・・・!

慌ててステータスを見てみた

ステータス


固有魔法

短距離瞬間移動(ミニワープ)(new)

行った事のある場所に行ける。(1km以内)

消費MP30


・・・どうしてこうなった。

『さらっと、凄い魔法開発をしないでください・・・』



結局のところ、身体強化は上手くいかなかった。

・・・身体強化の方は固有スキル:ムゲンノマドウにラーニング機能があった筈だから学校の誰かから読み取ろう。

『仕方がないので、底上げは瞬間移動で行いましょう。』

途中で立札を過ぎて短距離瞬間移動(ミニワープ)をしたら500メートル先に立札が見えた。・・・戻ってしまったので失敗。


中間地点の所は立札という目印があってイメージが簡単だけど他が殺風景でイメージし辛い。

何度か立札の前後で失敗したがイースの町の門が見えた。


『着いちゃいましたね・・・』

人の歩く速度は時速4キロって言われてるからね。

この世界は信号ないから大体時速5キロ位だろう。


『MPは減りましたか?』


MP210(0)/250(0)


殆ど減ってないですね。

固有スキル:ムゲンノマドウのお陰です。(消費MP1/10)

『移動できるのは行ったことのある場所で、イメージした所なんですよね?』

そういう魔法ですね。

『あと、3往復くらいしますか?』

勘弁してください。また立札の所でうろつきたくないです。

範囲が5キロならウェスティンの街からイースの町に行けるんだけどな。

『楽しようとしないで下さい。』


中距離瞬間移動(ワープ)を習得しました。


『だから、しれっと固有魔法を作らないで下さい。』

そんなつもりは無いんですけど・・・


固有魔法:中距離瞬間移動(ワープ)

・行った事のある5キロ以内場所に瞬間移動できる。

消費MP60


『まぁ、身体強化が使えなくても人攫いから逃げれたので良いですけど・・・』

妖精さん?何か言いました?

『何も言ってないですよ?それより中距離でMPを底上げの修行をして下さい。具体的にはMPが空になる位まで。』

この後、住む所を探すんですよ?忘れてません?

『(忘れてた・・・。)仕方ないですね。寝る前にやって貰います。先程言った通りMPが空になる様にして下さい。勿論、今日から毎日です。』

毎日やるのかと思うと溜息をついていた。









待ち伏せてた人攫い達

「あのエルフ女、独り言が多くないか?ヤバイクスリでもやってるんだろうか?」

「は?・・・今、消えたよな?」

「お頭、気配探知と魔力探知で探ってるんですが1キロぐらい先ですよね?」

「それが本当なら捕まえても逃げらんじゃねーか。」

「追って捕まえますかい?お頭?」

「いや、やめておけ。

魔法が使えない標的だって聞いてたからな。話が違う。

一度依頼者(クライアント)に話しをして魔法無効(アンチマジック)の拘束具等の購入を考えたほうがいいな。」

彼らは依頼者(クライアント)の元に帰って行った。

だが、その後、彼らを見た者は2度となかったそうだ。

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