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今日から始まってしまった異世界生活  作者: ドロップスター
第1章エルフ生活始まりました
16/140

第14話 人捜し依頼(目撃情報)

いつの間にか累計pv1000を超えていました。

(ブックマークや評価してくださっている方もいて驚きました。)

読んでくださる方がいる事が、励みになります。

ありがとうございます。

これからも宜しくお願いします。

次の日の朝



「おはよう、マナミ。昨日はよく眠れたかい?朝食は食べたかい?」

「おはようございます。マドリーさん。よく眠れました。朝食はまだです。」

「そうかい。朝食は待合室の方に用意しておいた。ハントの小娘への手紙はコルトに預けてあるから受付で受け取ってから出発しな。」

「ありがとうございます。」

マドリーさんは「可愛い孫の為」と言いながらギルドマスター室へと戻っていった。


マドリーさんが用意してくれた朝食を食べ終わって受付に行った。

「コルトさん、おはようございます。」

「おはようございます。手紙ですね。」と笑顔で答えてくれた。

うん、やっぱり顔芸にしか見えない。


「僕のランクで受けられる仕事ってありますか?」

「あるにはあるんですが・・・」

「内容を確認させて下さい。」


クエスト内容

Bランク

依頼主:領主クロウウェス

成功報酬:金貨6枚〜

人捜しをお願いしたい。

情報だけでも可。(報酬金貨3枚)

詳しくは各ギルドマスターへ聞いてください。


コルトさん?この依頼って・・・。

「領主からの通達で、この街のどのギルドにも張り出されてるみたいです。話聞きます?」

『聞いてみてましょう。』




ギルドマスター室


「・・・帝国出身のエンって名乗っている男を捜すって内容さ。大方、領主は都の上級貴族辺りに何か言われたんだろう。」

「エンさんって冴えない感じ魔物調査をしている人ですか?」

「あやつに会ったのか?」

え?知り合い?

「古い知り合いでな。どこで会って、何を話した?」

「丁度この街と帝国領の中間地点の立札の所で会って魔物の生態調査をしていて影の狼の事を聞かれました。」

「まさか、こっちの方まで来ていたとは・・・。他には何か言ってたかい?」

「次に会ったら依頼をするかもって言われました。」

「そうかい・・・。領主にはアタシから報告しておく。報酬は金貨3枚。コルトにこの紙を出しておきな。」

僕は紙を受け取って受付に行く。


「初めての依頼達成おめでとうございます。口座に入れておきますか?」

口座あるんですか?

「そういえば説明してませんでしたね。ギルドカードを作った時に口座の開設もするんです。支払い等ギルドカードで済ます事ができます。その場合口座からの引き落としとなります。」

どうして初回に説明しなかったんですか?

あ、新人が誕生しないから慣れてないのか。

『マナミさんが説明を聞かなかっただけでは?』

そうだっけ?



『それよりも、人捜しの依頼は捜す対象と場所によってランクが変動するとはいえ、変ですよね?この依頼。』

確かに情報を少し話しただけで金貨3枚はおかしいのでコルトさんに聞いてみる事にした。


「エンさんってお尋ね者なんですか?」

「いいえ。立派な方ですよ。あの方は捜すのが極めて困難でして。だからBランクの依頼で、ほんの僅かな目撃情報でも報酬が高いんですよ。」

人捜しの依頼とはそういうものなんだろうか?


『マナミさん、もうそろそろ出発しないと住む所を探す時間が無くなりますよ?』

あ、そうだイースの町に行かないと。


『街道に出たら話があります。』

何だろう?まさか修行の話じゃないよね?

『そのまさかです。』

魔法関連の修行ならありがたいな。



少し期待しながら門へ向けて歩き始めた。


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