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今日から始まってしまった異世界生活  作者: ドロップスター
第1章エルフ生活始まりました
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第11話 帝国領の入り口と学校

帝国領イース


門が見えてエンさんと別れてから数分後


僕は門で止められている。


「そこのエルフ何をしにこの街まで来た?」

「魔法が苦手なので魔法学校に入りに来ました。」

「もう少しマシな嘘をつきな。」


本当の事なんですが・・・

「まぁ、いい。身分を証明できる物は何かあるのか?」

「冒険者ギルドのギルドカードで大丈夫ですか?」

「見せてもらおう。成る程、発行日が昨日でウェスティンの街、魔法が苦手なエルフ。」

『鑑定で書き込まれている情報を読み取ってるみたいですね。』


あくまで、妖精さん名義の僕か。



「荷物を改めさせてもらう」

バックの中身を取り出して見せる。

「エルフ製作の魔法の地図と笛の形をした杖か。他には、魔法学校への紹介状。本物のようだな。 」


「ステータスを鑑定させて貰うが構わないな?」


僕は頷いた。

ここでスキルを部分的に使えるのか試してみることにした。

スキル《中文字化け》を使って部分的にステータスの隠蔽をする。

必要なのは魔法が苦手だという事。

見せる部分は初級魔法のみとする。


「・・・・・ステータス的にも嘘は言ってないようだな。時間を取らせて悪かった。今、この街に皇都からお偉いさんが来ていてな。いつもより厳しくしてんだ。」


この国の要人が来てるのか・・・ゴタゴタに巻き込まれないように用心しないと。



「魔法学校は街に入って正面に見える大きい建物だ。校門の守衛は紹介状を見せれば通してくれる筈だ。」

「ありがとうございます。」

と頭を下げて御礼を言った。



言われた通り正面に見える大きな建物に行き校門で守衛に紹介状を見せると通して貰えなかった。





裏路地


1組の男女が何かを話している。

「ふ〜ん。魔法が苦手と自称するエルフね。」

「如何なさいますか?勇者様。」

「監視は付けておきなさい。」

そして、勇者と呼ばれた人物は微笑みながら続けてこう言った。

「魔法が苦手なら人攫いに合わなければ良いわね。そのエルフ。」


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