第133話 闘技大会大将戦1
「【国境なき冒険者達】からは笛の妖精、ジジィ・ブラック様、【友情の船】からは期待の新人、【固有魔導書】のマナミ・クロセ!」
「ジジィ師匠は魔法を封印したら終わりだと思わないほうがいいぞ。」
魔法を封印で簡単に終わる訳が無い。
そうじゃなきゃ、ジジィさんが僕の相手を引き受けるとは思えない。
「さて、封印されてしまう前にやらなくてはの・・・。」
ジジィさんの二つ名通りなら笛を使う魔法だと思うので、笛を使う前に対処すれば行けそう。
「マナミさんや、儂は前に『殆どのエルフは魔法を無効にされた場合、戦えんからの・・・』と言った筈じゃよ?」
前にラックさんと森に戻った時か。
「マドリーもそうじゃが嘗ての仲間達や若者達が頑張っている姿を見て儂も何かできんか考えて抵抗してみたんじゃよ。」
ジジィさんの身体が筋肉モリモリのマッチョへと変わって行く。
え!?まだ笛を吹いていないのに!?
「同時発動、遅延発動、それに、魔法封印解除。まだ、いつもと違う発動方法で不安定じゃが、マナミさんと一戦する位なら何とか持つじゃろう。」
まずいな・・・。
思った以上に対策を取られてる。
ならば、ジジィさんが対策を取ってない所で攻めるしかないな。
「マナミさん、油断してましたね。口笛で発動してたみたいです。お祖父ちゃんってダーリンの何の師匠なの?」
「付与魔法と格闘術。」




