第131 話闘技大会副将戦1
「もう後がない若人達はどう伝説に立ち向かうのでしょうか?」
「皆さんご存知、惚れた女のためにここに居る!ワン・フォー・スリードット帝!」
うわぁ・・・みんな知ってんのか・・・。
「詳細不明の冒険者、セバスチャン・バトラー」
え?あの人って・・・
「ダーリンの屋敷に居た執事さんです。」
「マドリーも意地悪じゃの・・・」
「小僧が相性の悪い相手を倒せなきゃ、そこまでの男だし、そんな男に孫娘はやれんさね。」
相性が悪い?
「セバスはマナミやラックに身の上を話さなかったのかい。あやつも冒険者だったのさ。相性が云々というのは端的に言うとセバスは魔法の達人でその上、相手の魔法を無力にする術を持っている。まぁ、見ればわかるさね。」
マドリーさんは舞台の方に向き直した。
「貴方様と対峙するのは懐かしゅう御座います。」
「・・・そうだな。一介の冒険者としてそこに居るなら遠慮無く戦わせてもらう。」
「ええ。私もそうさて頂きます。」
執事さんはそういうと姿が消えて魔力や気配も消えていた。
僕とラックさんは固有魔法:ソナーを使い位置を特定した。
僕達は固有魔法により位置がわかっているが、他の人には彼がどこに居るかわからないらしい。
「グッ・・・年老いてる筈なのに昔より強い・・・。」
「ええ、貴方様を御守りする為に鍛えておりますので。勿論、魔法の方も。」
「あ!ダーリン!」
セバスさんの魔法がエンさんの頭上に降り注いでいく。




