第129話 闘技大会次鋒戦
「次鋒戦を戦うのはこの2人だぁ!俺の肉体はそこらの防具より頑丈で有名なトレジャー・ハント!」
「対するのは受付嬢にして冒険者!可憐な姿と圧倒的な強さを持つリリアン・ハント!」
「もっと盛り上がれよ!俺の娘だぞ!」
「ええ、お願いしますね。」
独り言?を呟いたと思ったらリリアンさんの雰囲気が変わった。
「親父が相手か。マナミも面白い事を考えんだな。」
リリアンさん(ヤンキー)が不適に笑う。
「娘が相手だとやりにくいんだが・・・まぁ、打ち込みにこい。」
「そんじゃ、遠慮は無しな。」
勢いよく突き出されたリリアンさんの拳はギルドマスターにクリティカルヒットした。
が、ギルマスはびくともしていない。
「な!?」
「昔はお前を傷つけずにって考えた結果、大怪我だからな。今は、自分から冒険者にななったんだから怪我すんのは自己責任だしな。」
まぁ、実の娘であろうが冒険者として接するのは普通だろう。
「俺を舐めんなよ!」
リリアンさんの拳がギルマスに再び当たったが何も起こらない。
「良い線いってるが、まだまだ。俺だって大怪我した時から鍛え直したさ。呆れる妻の顔や悲しむ娘の顔を2度と見たくなかったからな。それともう一つ、お前達は魔法使いだ。この意味をよく考えろ。」
首の後ろあたりに手刀を浴びせ、リリアンさんの意識を刈り取った。
「勝者、トレジャー・ハント。」




