第125話 修行2日目
「今からお前さんを成長させる。」
師匠である老人は布を差し出してきた。
「まずはこれで視界を塞ぎなさい。視力があると魔眼の力を感じ取りにくい。」
「昨日軽く言ったが、お前さんは特殊な例になる。」
「魔眼は1人に1つの能力しかないのだか、お前さんの瞳は記憶と複写という異なる能力を宿している。」
「記憶の魔眼は、対象の記憶を読み取る。ただそれだけだ。が、お前さんの異能を組み合わせれば固有魔法を自在に複製なんて事もできるやもしれん。」
「そしてもう一つの複写。これは近くにいる魔眼持ちの能力を使うことができる。発動条件は魔眼持ちが魔眼を使うところを見る事だ。」
「私は魔眼を収集している。」
「どうして考えが解るか?言霊の魔眼と言って思考を視ている。やってみなさい。複写の魔眼でコピーが終わっているから、いつでも発動ができる。」
試しにやってみると思った以上に簡単に出来てしまった。
『ドット達には幸せになって欲しいが・・・その為にもこの娘に力の使い方を教えねばならぬな。』
師匠の考えている事がわかる。
「魔眼の同時発動はMPがなくなるのが早いから長くは出来ない・・・ん?」
1度魔眼を発動したら急に眼が痛くなり涙が止まらなくなった。
「うーむ。目が乾きやすいのか・・・。明日は薬師の所に行くとしよう。」




