第121話 あっさり決着
「ぐっ・・・」
「あれは!」
「なぜ俺の姿に戻っている!」
巻物に新たに創り出した固有魔法:魔法解除の魔法を付与しておいた。
その為、王に変身していた人物は元に戻ったのだった
「ノルド様、指示を・・・。」
「奴らが罪人なのは変わらない!今すぐ殺せぇ!」
「え!?」
半数の兵士達は驚いた。
この人達は本当に何も知らなかったのだろう。
残りの半分はこちらに向かってきたので重力の檻の巻物を銃で地面に撃ち対処した。
ノルドを取り逃してしまったので銃にもう一枚夜用意しておいた重力の檻の巻物を装填する。
今度はノルドに向けて撃ち動けなくした。
「くっ、身体が動かない・・・。」
安全が確保された所にドレスを着たアリシアがやってきてこう、宣言した。
「皆様、そこに居る私の弟こそ全ての黒幕です。」
ちゃんと姫様らしく振る舞えるんだ。
「アリシア姫?本物なのか?」
「今回の出来事はノルド様の?」
「うむ、そうじゃ。アリシアが彼女らを連れてきてくれなければ国は滅んでいただろう。」
「じゃあ、あれも本物のギルマス?酒飲んでない所初めて見た。」
この城下町のギルマス=酒飲み。飲んでないと影武者という認識なのか・・・。
それ、影武者の意味ないのでは?
「だって、私じゃどんな圧力かけられようと王宮の命令なんか聞かないもの。自分の言う事を聞く奴を頭に置きたかったんじゃないの?」
それで捕まったのか。
ドゴーン!
「マナミさん、魔法の効果が切れてます。」
ノルドの方に何かが落ちてきて魔法の効力が消えてしまったようだ。
「きゃ!」
リリアンさんがノルドに捕まっていた。
「こいつがどうなってもいいのか!?」
「皆さん聞いては駄目です!」
「聞いておいた方がいいぞ?さもなくば、この娘の命は無くなるんだからなぁ!」
ノルドは大声で叫んでいる。
リリアンさんが震えているが様子がおかしい。
何かを小声で言っている。
「・・・うっセーな!」
「は?今なんて?」
「耳元でうっセーなって言ったんだよ!」
あ・・・。
顎に頭突きがクリティカルヒットした。
その直後体制が崩れたが、身体が地面に着く前にかなりの数の拳を撃ち込んでいた。
こうしてこの事件はあっさりと、解決したのであった。




