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『僕は突然…』  作者: 亜喜良 凛
1/1

転入

正月だったので投稿が遅れました。受験生なのでこれからもゆっくりペースであげていくつもりです。よかったら見て行ってください。

目覚まし時計がなり、カーテンから漏れた朝の光が優希の部屋にさす。


「ふわぁ〜…ん〜〜…」


優希は目覚まし時計をとめてあくびしながら手を伸ばした。


「あー。やっぱ変化なしかぁ。あー。どーしましょ。とりあえずお母さんに相談しよう。」


優希の部屋は二階にあるので階段をおりて、顔を洗って鏡をみてがくっと肩を落とした。いや、おちこんでてもしかたないな。そう思って優希はリビングにはいった。


「あら優希おはよう。お母さんも、昨日考えてたのだけれど、ちょっとおくれて学校に行って先生に相談してみましょう。優希は大丈夫?ごめん、そんなわけないよね、混乱してるよね。」


「うん…でも僕、前向きに頑張ってみようと思うんだ。」


「そりゃ、一人じゃ無理だからお母さんにも迷惑かけることになるかもしれないけど…」


うぅ…なんでこんなことになっちゃったのー。って、今前向きって言ったんだからこんなこと思っちゃダメだ。


「いいのよ優希、むしろ息子と娘を一度に体験させてもらってるような感じだわ。」


お母さんは笑顔でそう言った。

そのあと朝食をとって、着替えようとしたとき、お母さんがあれをもって来た。


「お母さん、僕つけないよ?てゆうかなんであるの!?」


「ダメ。昨日かってきたんだから。」


「………それするほど胸がないんだよね…」


胸が目立たないのはいいことなはずなのになぜか複雑な気分。あと、なんでサイズ知ってるのwこわいよwお母さんはあるのに…僕もこれから育つのかな……って、まだなって二日なのになにを考えてるんだ僕は。優希は心の中で自分にツッコミを入れた。


「もしものことがあったらどーすんの。」


「.......もしものことってなに。」


「んー。可愛いから男の子がほっとかないじゃん?」


「ヤメロキモチワルイ。わかったよつける。」


いくら女子になったからといって男を好きになるとかはあり得ない。僕は女の子が好きなんだ。

そんなこんなで髪を隠すためにパーカーをかぶってお母さんと車で学校に行った。実は僕の中学は私立で、私服でもオッケーなのだ。ちなみに学校名は早乙女中学校。そしてちなみにちなみに僕は一組の生徒である。


「校長先生…忙しいところありがとうございます。」


「いえいえ、一生徒のためですし、私の学校の生徒ですからね。それと、大体の話はお母様から伺いましたので。」


「ありがとうございます。」


「では本題ですが…」


かっこいいおじさんって感じの早乙女校長先生は、校長先生ってイメージとは離れたほりがふかいような顔である。その校長先生の顔が真剣になった。


「優希さんの意見が第一ですが、私ども教師は精一杯サポートしますので安心してください。女の子としてすごされるのであれば、覚悟が必要だと思います。周りが受け入れてくれないかもしれないですからね。」


確かに彰に嫌われるのは嫌だ!って思うけど僕はもう朝頑張ると決めたんだから。


「はい。でも僕は隠そうにも声も高くなったし背も縮みましたし華奢な体になってしまったので女の子として頑張ってみようと思います。」


「そうですか。では優希くん、いや優希さん、困ったことがあれば担任でも私でもいつでも相談に乗りますので。」


「あ、ありがとうございます!」


そして、優希は不安ながら教室に入ることを決意した。どうやら僕のために緊急の学活をひらいてくれているみたいだ。


「みんな静かに!優希くんは転校することになりまして、新しく優希さんが転入されました。はいっていいですよ。」


「な、なんてことだ。優希、おまえ…。」


と、彰。


「ゆ、ゆうきくん…か、可愛い……」


やめろ男子たち。本気できもちわるいよ。

そして学活がおわり休み時間になると僕の周りにひとが集まって来た。

おお、転校生気分だな。とかいってる場合ではなく、一人の女の子が質問責めをしてくる。この目をキラキラさせているのは石田 さくらさん、隣の席の女の子である。ちなみに小学からの幼馴染みである。僕はさくちゃんってよんでる。


「優希〜。どーしたの!?その体。」


「いやーなんかねぇw自分でもわからないんだよ。」


「てゆうかそれ本物なの?」


むぎゅっ。


「ひゃぁっw」


「あら、可愛い声出しちゃってw」


「や、やめてよ。ほんとびっくりしたんだから。(上目使いでうるうるな瞳)」


「…!か、可愛すぎるよ。ゆうき。」


あ、焦ったぁwシヌかとおもったぁー気をつけないとぉーwあと、この上目使い…使えそうだなw


「あははwゆうちゃん面白いねー。」


この人は咲ちゃん。及川咲ちゃんです。




と、さくちゃん


「だよねー。」


「そ、そうなの?し、白井優希くんってどんな子だったの?」


「んー。ちっちゃくて子供っぽいこんじかなぁ。」


僕ってそんなイメージだったのか…僕は肩を落とした。すると、僕の前の席の黒崎 (くろさきとおる)くんが言った。


「次体育だから女子はでろよー。」


!?体育!?いきなりハードル高すぎだろ!?更衣室だろ!?気を引き締めよう…


「じゃあゆうちゃんいこー。」


「あ、ごめん。場所わかんないよね。案内したげる!」


と、さくちゃん


「ま、そーゆーことだからこの私に色々任せてねゆうちゃん❤️」


とさきちゃん


「あぁ!それ私のセリフ〜。とるなぁー。」


「ありがとう!僕のために。2人仲良いんだね。」


「「……ん?ぼ、僕っ子きたぁぁぁぁ!」」


「あっ!?あ、こ、これは…」


ど、どーしよう。いっそこのままいってみてしまえええええ!


「そっかー。ボクっ娘になっちゃうんだwボクっ娘属性最強ー。」


「おおー。自然だぁー。女の子なのになんかしっくりくるねぇ。」


「ボクっ娘でいきます!」


「じゃあ更衣室いこー。」


「りょうかーい」


な、なんとかなった…さくちゃんと咲ちゃんは幼稚園からの仲だからね。息があうわけだね。それはさておき問題はこれからだ。女子更衣室なんて恥ずかしいー。とゆーか入っていいの僕。


「どうしたのゆうちゃん。」


「い、いや、なんでもない!」


「じゃ、ここだからね。あ、もしかして恥ずかしいんでしょwだいじょぶだよ。ゆうきなんかにみられてもなんとも思わないよーw」


「うん…なんか傷つく。男の子の僕として……どうなんだ。


更衣室のドアをあけると、男子の汗臭いかんじではなく女の子の汗のにおいがして……って変態かっ!目つぶってるから見えないけど、いつかなれるひがくるのだろうか…ははw

そして、女子に混ざってバレーの授業をうけることになり、クラスの女子を半分にわけることになった。

僕のチームはさくちゃんと、バレー部の日向さんと、その他もろもろ笑

相手チームはバレー部が2人もいて、そのほかには、班員の咲ちゃんなどなど。そして、試合開始のホイッスル!


「うぉぉぉぉおお!とりゃっ!」


試合開始から咲ちゃんの強烈なサーブが炸裂する。

なんとも微妙な終わり方ですが、次はバレーの試合を細かくかいて行こうと思います。

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