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勇者とチートと物語  作者: 紫藤 霞
物語の始まりと勇者と言う者
6/63

再開

 勇者と言われるからには通常の普人とは違うところが幾つか存在する。

 異世界からの転生の際に手に入れたらしい”力”

 それは強靭な攻撃力と鉄壁ともいえる防御力、そしてあらゆる呪いを打ち消す精神力。

 これ以外にも勇者によって異なるが剣の達人、魔法の達人、回復の達人等など、一般人を上回る……それこそ亜人達と真っ向から対峙しても全く遜色ない能力を発揮することが出来る。

 だが今はその能力の確実に使える一つ、防御力を使っている。

 ゴブリン達の攻撃など服が破ける程度で傷みはそれほど無いだろう。

 だが、召喚されたばかりでいきなりコブリンのようなファンタジーにしか居ないモンスターに襲われるその恐怖を考えればもはや頭に血が上ってしまっても可笑しくは、無い



 ドン、と辺りを揺らすほどの怒気を辺りに撒き散らす。

 それだけでゴブリンの行動は止まり、和也と徹夜はさらに恐怖でその表情を変えていく


「和也、徹夜」


 見た事が無いはずの銀髪の少年に声を掛けられ、そして恐怖に慄きながら驚く二人。

 この姿ではあったことなどあるはずが無い。

 だが、それでも出来るだけ優しく二人に言葉をかける


「敵の殲滅は直ぐに終わる。 もう、お前達が恐い思いをしなくても良いぞ」


 両手両足に装備されたオリハルコンが赤く染まり始めていく。

 本来オリハルコンにはそんな能力は無いのだが、これはチートの一つである

 ダン!と強く地面を踏み抜いたと思えば次の瞬間にはゴブリンと和也達を盾にしていた教会の司祭達が壁に吹き飛びそのまま息絶えていく。


「ななな、なにがどうなって……?!」

「み、みんな、皆死んじゃったぞ!?」


 こつこつと和也と徹夜の二人に近づいていく。

 二人からしてみれば唐突に現れた子供が辺りに居た敵諸共味方も殺してしまったと言う印象を受けているのであろう。

 恐怖で近づくたびに後ろに下がってしまう。


 これは困った。

 この二人を脅かすつもりなど無かったのだが、頭に血が上ってしまった故に確かに恐怖の対象となりえる存在になっているのは間違いない。

 なので仕方が無いので


「確か……徹夜は机と本棚の間にロリコンの画像が詰まったフラッシュメモリーを保存していたな」

「……へ?」

「そうそう、和也はロリ巨乳が好きで二次元でしかありえないからと外付けHDDがいっぱいになるまで保存していたな。画像の整理の一つ出来なかったか」

「な、何故それを……!?それを知っているのは俺と徹夜以外には……え、まさか?」


 二人はその事を知っている人物に心当たりがあった。

 だが、目の前の少年とは似ても似付かぬ風貌。

 正面にいる銀髪銀色の目をし、両手両足を美しい赤に染めている武具を装備している人とは到底思えないだろう。

 何より年齢が違うと思うのだろう。

 だからこそ、先にいうべきことがあるのは此方なのだ


「ようこそ異世界へ。歓迎するぞ、勇者「朝比奈あさひな 和也かずや」と「影虎かげとら 徹夜てつや」クリスティン……いや、この不動ふどう あきらが二人を歓迎するぞ」


 元の世界の名前で二人を歓迎するのであった

中々2000文字に到達できない。

難しいなぁ~

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