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勇者とチートと物語  作者: 紫藤 霞
物語の始まりと勇者と言う者
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国王はラブラブでした

王家の簡単な説明

 異世界転生をしてはや15年。

 この世界がやはり異世界だという事を身にしみて思った。

 とりあえず自己紹介からか。

 私の名前は「クリスティン・F・イムルガルド」

 Fはフォンと読みイムルガルド家の第3王妃エイプリル王妃の次男として生まれた

 父上でもあり現国王の賢帝フィン王 

 息子や娘には第1王妃のレータ王妃の息子アムドと娘セレスティ、第2王妃のアニー王妃の息子カラド、そして私を母上である第3王妃のエイプリルの姉アイリが居る

 この世界では女性でも王家を受け継ぐことが出来るので私は第5位の王位継承権を持つと言う事になっている。

 この世界は魔法を中心にした世界であり化学が無いというだけでかなり違う世界である。

 だが、この世界でもっとも、元の世界と違うところをあげるとすればそれは


 女性の身長が物凄く低い!


 私の母である第3王妃も私の胸丈程度しかない。

 あぁ、身体的特徴を言い忘れていた。

 私は銀色の短髪に銀色の瞳、身長は160前後、と言った所か。

 大体この年代であればこの位は普通である。

 他の男性も大人になれば170、180と大柄な人も居る。


 駄菓子菓子!


 事これが女性となると話しは別

 女性で最大でも140程度

 平均で130位

 さらに120とかまでいる。

 犯罪レベルの小ささなのだ

 しかも小さければ小さいほど良いという風潮がある。

 この国には普人だけではなくエルフ、ドワーフ、ドラゴニアン等など人外――この世界では人間を普人という――が多数いるがその中でも人間の小ささはドワーフ並なのだ。

 ロリコンには嬉しい国なのだろうが、あいにくと私は長身の女性、特に元の世界で言う所の大人の女性(出来れば20代後半から30代後半の見た目)の類が好きなので普通に好きに慣れなかったりする。



 無論、姉や母は別。

 家族愛はきちんと持っている。

 しかもこの王家、王である父が第1、第2、第3と銘打って入るが三人をこよなく愛し物凄いラブラブである為か、或いは皆が同じ普人であるからか、後継者問題が発生しないのだ。

 というのも普通に第2王妃と我が母は第1王妃の長男、王位継承第1位のアムドを推薦しているのだ。



 アムド兄は所謂王子様だ。

 ……すまん、余り語彙が多くは無いのでな。

 誰もが想像する理想の王子、それがアムド兄なのだ。

 凛々しく、強く、女性に優しく何より格好良い。

 王子としてこれ程までに王子だ!といえる存在はアムド兄位だろう

 ちなみに独身である。

 王国の王位継承者第1位ともなれば正妻、側室はそれ相応の政治利用になってしまうらしく自分では決められないのだと教えてくれた。

 本人はそれで納得しているから良いが、できれば優しい義姉となる人が正妻や側室になってもらいたいものだ。


 それと正反対なのが王位継承第2位のカラド兄位。

 一見してクールな印象を受けるがかなりの激情家で既に政略結婚をしている。

 やはり相手は130程度の小柄な普人のレイアさんと同じ位の大きさのニャルニャル族ミーアさんの二人である。

 ニャルニャル族は名前だけ聞くと変に聞こえるだろうが様は擬人化した猫族である。

 気ままな性格はそのままで気がつけば暖かいところで日向ぼっこをしておりその近くには専属のメイドが毛布を掛けて寝かしつけていたりする。

 考えても見て欲しい。

 子供と同じ姿をしたミーアさんが日向ぼっこをしている姿を。

 誰であろうと微笑んでしまうに違いない。


 このカラド兄、ニャルニャル族のミーアと結婚する際貴族からさまざまな事を言われた結果その派閥を完全に潰した経緯を持つ。

 自分の愛した人を侮辱されたからだといっていたが流石と言うか何と言うか、凄まじく強かったのは覚えている。

 さらにその派閥はカラド兄を含めた私たち兄弟姉妹を愛してやまないアムド兄までが制圧するの加わっており第1、第2王位継承権の持つ武力、権力その両方を使い押し潰したのはまだ新しい記憶である。


 次は女性で王位継承権第3位のセレスティ姉だ。

 特筆すべき身長はやはり低い。

 後で紹介する王位継承権第4位の私の姉アイリ姉は二人とも特に低く母上であるエイプリル王妃が125cmに対してセレスティ姉、アイリ姉は120cmとさらに小さい。

 だと言うのに、結婚適齢期で小さい身体だと言うのに結婚の話が持ち上がらないのが不思議でならない。

 何故なのだろうか?


 まずセレスティ姉。

 料理・家事・育児に至りその才を発揮し、さらに言えば政治の場でもその才覚は留まることを知らない。

 アイリ姉はセレスティ姉とは違いそういったこまごまとしたのが苦手である。

 猪突猛進な性格で男勝り。

 姫騎士としてカラド兄には多少劣るがそれを補えるほどの大隊指揮能力があり大群を率いて敵直接と戦う事を取ることが出来る。


 正直チート持ちの私が居なくてもこの国は成り立つし、誰が王となっても其処まで酷くはならないだろうと思う。



 そんな折、教会に忍ばせておいた密偵から緊急の連絡が入った



内容は「勇者」召喚に成功したと言うものであった

主人公のチート能力説明はまた後で

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