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勇者とチートと物語  作者: 紫藤 霞
ギルドと学園と
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姫騎士学園、そこはロリコンの夢

 姫騎士学園。

 その名の通り、『姫騎士』なれるものだけが入学を許される場所。

 男性には『姫騎士』についなる者が無い貯めに基本男子禁制女の園となっている場所である。

 そこに堂々と私達三人が入っていけば同様の一つもするものである。

 話しの流れで一つ

 何故『姫騎士』の対になる存在が無いのか。

 これはかなり昔から謎とされている。

 そもそもこの『姫騎士』と言うのも女性にしか発言しないこと自体、そして誰に発言するのかさえ謎なのだ。

 大体女性の千人とも万人とも言えるうちの一人がなれるとされている。

 無論、平民、奴隷、貴族、王族と階級の違いは有れど普人にのみなれる特殊な特性の一つである

 もし奴隷がなった場合、奴隷から解放され平民として暮らすことが出来るようになるし『姫騎士』それ自体の数が少ないことから基本的に騎士として王家、或いは豪族に優先的に使えること画でいるのであっ


た。

 まぁ、詰る所『姫騎士』は女性しか居ないわけだから


「此処は『姫騎士学園』!男性の入る場所ではありませんわ!」


 と、風紀委員が来るのも当たり前な話しである。

 ちなみに普人しか居ないのだから当然ロリである。

 ロリばかりの場所に放りこまれたロリスキーが取ることと言えば


「そこの美少女!俺とお話しませんかぇ!?」

「そこな美しい少女よ、私と話しの一つ如何でしょう?」


 上が馬鹿徹夜、下が和也である。

 ……とめないといけない馬鹿が増えたことに涙を流しながら


「風紀委員委員長、ステラ・カイムンとお見受けいたす。相違ないか?」

「へ?え、えぇ。私がカイムン家のステラですわ。先ほども言った通り此処は」

「その件に付いては既に学園長と話が通っております。私を含めたあそこの馬鹿二人は今日より『姫騎士』学園に入学し勉学を学ぶことになりました」

「まさか?!そんな前例など今まで」

「前例が無かっただけで今回が最初、と言うことでしょう。もし疑問に思うなら直接学園長にお尋ねを。私達はここで学ぶようにといわれたばかりで貴女同様動揺しているのですから」


 動揺しているとは言うものの、自分は至って普通の顔をしているだろう。

 そして馬鹿二人はナンパをしている風景を見て顔をゆがめるステラ風紀委員長。

 ナンパされている二人や周りの女性からはキャーキャーと黄色い声が聞こえてくる。

 それはまぁ、男性がいないはずの場所に男性がいて自分や友人をナンパしていればそうもなるか。

 これはあの二人のハーレム要員が一気に増えるだろうなぁと思いながらふと、ステラの名前を聞いて思い出したことがある。

 ステラ・カイムン

 アイリ姉同様に『姫騎士』となれる貴族の娘でその強さもそれなりにあり期待の星の一人だ、と。

 この目の前の幼女がそれか。

 見た目だけでは判断が出来ないのが普人の女性。

 かなり強いのかと思いながらさて、どうした物かと頭をかいて困ってしまうわけであった。


 そして馬鹿二人を引き摺り姫騎士のクラスA組みへと向う。

 ここも階級訳がされておりA~DまでありAクラスは既に『姫騎士』に覚醒済みのグループ

 B以降がまだ未覚醒のグループとされている。

 此処で言う未覚醒は少々言葉が悪いが『姫騎士の力をコントロールできない人』の事をさす。

 詰る所A組みに徹夜、D組みに私と和也が配置されたわけだ。

 この組み分け、地味に大いに教師人を悩ませたが取り合えず覚醒していないのと覚醒したので分けたそうだ。

 D組みに来るまでに教師に教えてもらった。

 教師も同じ普人の女性であり小さい。

 ロリコン万歳な王国だから徹夜も和也も嬉しいだろうが……私は長身の女性が好きなのだ……!

 早くギルドとかに行って長身爆乳ハーレム作りたい


 さて、教室の中を見ればやはり人は少ない。

 D組は『覚醒は出来るが能力のコントロールが出来ない組』で比較的多いと聞いたがそれでも20数人程度。

 これではA組みに言った徹夜は何人程度なのか気になるところである


「さてお前達の新しいクラスメイトだ。勇者アサヒナ カズヤとフドウ アキラの二人だ。質問があるだろうから今の内に聞いておけ」

「はい!では先生、何故男性がこの学園に?そして勇者と言うのはあの伝説の、でありますか?」

「それについては私が説明しましょう。今先生に紹介された不動 晶という物だ。隣にいる朝比奈 和也、そして此処にはいないA組みに行った影虎 徹夜の二人が勇者である事は王族が認めたこと。そして『姫騎士モード』同様に『勇者モード』と呼ばれるものになれることからこの学園に来たしだいです」

「はい、今説明した貴方は勇者では無いので?ならば何故此処に?」

「勇者同様に召喚されたのだから一緒についていけばよい、と国王の命令です」


 国王の名が出て驚きを隠せないクラスメイト達。

 国王を殺すことが出来る勇者を生かすのかと考えているのでは無いだろうか?

 すると今度は教師から質問が出てきた


「すまんが質問だ。『勇者モード』と言ったな?それはなんだ?」

「『姫騎士モード』の男性版、と言えば良いでしょうか?勇者としての特性だと聞き及んでおります」

「今の状態との強さはどれ程違う?」

「未だ検証ができていないのでなんとも。ただし、現状覚醒したA組に行った徹夜は王位継承権第1位アムド様と第2位カラド様二人掛かりでも抑え切れ無い程です」

「ふむ……アイリ姫と同等の強さと言うことか。此処に来たと言うことはそこの勇者カズヤは覚醒していないのだな?」

「未だ未覚醒です」

「ふむ。了解した。ではそれを前提に授業を組むことにしよう。お前はその『勇者モード』にはなれないのか?」

「えぇ、私は一般人らしいので」

「それでよく此処に来れたな。『姫騎士』とその身で渡り合えると聞いたが?」

「その気になれば、今此処にいる全員と闘って勝つことも出来ます」


 その言葉にクラスメイト達がざわつく。

 以下に未制御とは言え此処のクラスにいる全員が『姫騎士』なのだ

 多少なりともプライドと言うものがある。

 だが、その私の言葉を聴いた教師は


「成程、確かにこのクラス全員で挑んでも適わないな」


 クックックとなにやら笑みを溢している。

 凄く凄く嫌な予感がするが何故だろうか?


「制御できない力ほど、恐いものは無い。だが、自滅を待てばよいのだから勝つ気でいるなら逃げ回れば負けないだろうからな」


 そういう風に意味を取ってくれた。

 まぁ、制御できる徹夜も勝てるんですがね、私は


「まぁ、そういうわけだ。クラスメイト諸君、仲良くやってやれ」


 こうして、私達の学園生活の幕が上がったのであった

主人公のハーレム要員が全く皆無な件について。

えぇい、早く続きを書かねば……!

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