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勇者とチートと物語  作者: 紫藤 霞
物語の始まりと勇者と言う者
14/63

能力説明ターン

晶ことクリスは最強の名を欲しいままにしております

 そんな訳で父さん母さん含めた全員の能力を調べたわけだけども


「晶、なんかお前のが可笑しい」

「勇者より上って俺らいら無くないか?」


 と、現役勇者に言われてしまった。

 そういわれても私も困る。


「鑑定の能力で今まで間違ったことが無いからあてに出来る筈なんだが……現に父さんとアラド兄、アイリ姉のは間違いないと思う。」


 アラド兄はもうこれ以上無い程の王子だしアイリ姉も姫騎士の説明まで確りとある。

 これは多分間違いではないと思うのだけれども、徹夜や和也の言い分もわかる


「能力的なことをいえばこのAと言うのを頂点にしてEと言うのが最低ライン、と言う事で良いのかな?」

「ん……いや、もう一ランク下、Fランクと言うのがあるみたい。このFランクが最低ラインと考えて良いと思う。」

「ふむ、そうか。 これを見る限り、やはり次の王はアラドで決まりのようだな」


 能力で覇王が父さんとアラド兄にある時点でそれはそうだろうと思った。

 多分父さんと同じで善政を強いてくれると思うし


「そうだね、父さん。そしたらそろそろ政略結婚の準備をしないとね」

「私としてはカラドの様に自分の好きな者と結婚して欲しいのだが」

「それも考えたけど王になると決めたからにはその正妻の座は権力を持つ、ならば政略結婚で幸せになって見せるよ」


 笑みを浮かべて断言したアラド兄。

 此処に、次期王が確定した瞬間であった。

 それ以外にも幾つか疑問があった


「セレスティ姉、魔法って火属性以外に使えた?」

「試したことが無かったわね~……でも、クリスの話を聞く限りなら使えるんじゃないかしら?」

「聖属性なんて稀有な能力もあるのが驚きね。」

「私にも魔法適正があったことも驚きだな。これを気に訓練するのもありか」


 アラド兄とセレスティ姉には聖属性という稀有な能力が備わっていた。


 魔法は通常魔法と呼ばれる火・水・土・雷の四種類。

 それに加えて上位魔法と呼ばれる聖・闇属性が存在してる。

 私が契約している大精霊は闇を含めた全ての大精霊だがそれの事は乗っていないようであった。

 と言うよりも


「私の説明だけ、なんで人の形をした何か別の生き物とされているのか」

「勇者の俺たちもチートだけどお前はそれをはるかに越えてるって事だな」

「納得はいかんがそういうことなのか」

「諦めろ、自分の能力で調べたことなのだからな」


 そう言われてしまうと弱い。

 取り合えず超強力な戦力と私はなったわけだ。


「それじゃぁ取り合えず和也と徹夜の基礎訓練からだな」

「あぁ~……すっごくめんどそうだからパスって出来る?」

「死にたいなら好きにしろ」

「はいはい、やりますよ、やりますよ~!」


 徹夜は不承不承、和也は意外と乗り気で訓練を行なうことになった。


「私は勇者として未覚醒と言う事だからな。このままではセレスを守れん」

「和也様……私はいつでもお待ちしております」


 ロリ巨乳なセレス姉に跪いてその手のひらにキスをする和也。

 ……お前そういうキャラだったっけ?


「好きな女性の前では見得を張りたくなるものだよ、晶……あぁ、クリスティン王子と呼んだほうが良いのか?」

「ん~……好きなほうで構わないよ。私にとって見れば二人とも孫と同じような年齢だからな」

「そういえば晶は大往生してから此処に着たんだっけ。そしたらじっちゃんとでも呼んだほうが良いのかな?」


 にやにやと笑みを浮かべて私にそう言ってきた徹夜。

 一つため息をしてから


「そういうのならば訓練に手加減はしないということになるが、良いかな?」

「ちょ、ずるいぞ~!」


 慌てて晶様と呼んでくる徹夜

 さてさて、勇者として覚醒した徹夜

 未だ勇者として覚醒していない和也


 どうなることやら

和也の覚醒もそろそろ書かねば

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