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勇者とチートと物語  作者: 紫藤 霞
物語の始まりと勇者と言う者
12/63

勇者和也のハーレム第一号、確定

 とにもかくにも徹夜の覚醒、並びにその能力が終わったので次に移ろう。


「和也、セレスティ姉に愛の言葉を並べるのも良いのだけれどもちょっとこっちに来てくれないか?あぁ、セレスティ姉も一緒に」

「あらあら。クリスの方からお呼びが掛かるなんて珍しいわね」

「ではセレス、私はお姫様抱っこで向いたいのだが」

「全ては、和也様の思うが侭に」


 と言う事でセレスはお姫様抱っこされた状態でやってきた。

 セレスティ姉、和也にどうしてそんなにぞっこんなの?

 危機的状況とかなかったよね?

 私の知らない間に一体何が


「せ、セレス姉!なんでそんな優男にラブラブになってるの?!お父様達からも何か言ってよ!」


 その現状に納得できないアイリ姉が私の疑問をそのまま質問してくれた。

 アイリ姉と私がまともだと思いたい……!


「ん?勇者と恋仲になるのはいけないことかな?いずれ王家にどちらかの勇者が入って貰えれば嬉しいと思っていた所だ。セレスが良いのならばカズヤという少年に託すのも良いと思ってな」

「で、でも悪い人かもしれないじゃない!ほら!男は皆狼だ~!って」


 アイリ姉の言うことも間違って無い。

 間違ってはいないが和也はそういう人間じゃない。

 そう思い声を掛けようとしたらエイプリル母さんがアイリ姉を後ろから抱きしめながら


「でも、あの二人確りと見て御覧なさい。本当にセレスが嫌がっているのかしら?本当に和也君が無理矢理にしているかしら?」

「で、でもエイプリル母様」

「あの二人は良い夫婦になれるわ。だからそういう風に判らない人の事を駄目だって言っては駄目よ?」


 同じ女同士、そして母親からの言葉にしゅんとするアイリ姉。

 あそこまで言われてしまえばまぁ、私からも言うことは無い。

 有るとすれば隣でロリ同士が抱きしめあっている姿を見て鼻息を荒くしている馬鹿に鉄拳制裁するくらいだ

 前回全力で殴っても駄目だったので今回は精霊に力を借りてぶん殴る

 透明なクリスタルが紫に変わったと思えばそのまま思い切り胴をぶん殴る!


「ぐほぉあっ?!あ、晶め……だが、私はひとりでは無い第二第三の…ふにゃぁ?!」


 その先は言わせんとばかりにアッパーでKO勝ち。

 私に勝つにはまだまだ力量が足りぬのだよ、ひよっこ勇者


「クリス、彼は良いのか?」

「良いの。母さんと姉さんに色目使う相手に手加減しない」

「そうかい。今回の勇者召喚は、悪いことばかりではなっかと言う事か」


 カラド兄の口からふとそんな言葉が漏れた。

 どういう事かを聞いてみたら何と私、同年代から避けられていたらしい。

 初耳である


「聡明な知識、豊富な経験、的確な指示、そのどれをとっても大人のそれと代わりが無かったからな。私の友人が私の弟が孤立していると何度も教えてくれたのだよ。」

「それは……あぁ、だから良く離しかけてくる奴がいると思ったら」

「彼は君の王位継承権がどうのと言うより一人でいるのを見過ごせなかったそうだ。今度あったら話を聞いたことを言うといい。お前と同じように孤立しても良いとまで家族に言ったそうだよ」

「うん、カラド兄、今度あったらそう言っておく。有難う」


 何、大事な弟の為だ、と言ってくれたカラド兄。

 あいつにも後でお礼しないとな。

 とりあえず揃ったところで


「父さん、さっき鑑定が出来ると言ったよね?」

「うむ。……成程、此処にいる全員の適正や特性なども調べることが出来る、ということか。」

「うん、父さん達から順にやっていって最後に勇者として覚醒して無い和也を見ようと思うんだけどどうかな?」

「構わんぞ、どうでるのか中々に楽しみだな」


 笑みを浮かべてそう答えてくれた。

 そして出来れば聞きたくなかったことも教えてくれた


「それからクリス。その鑑定を使い宝物庫の武器・防具全部調べて貰うつもりだから覚悟して置くように」

「……と、父さんのいじめっこ……!」


 この国にある宝物庫の武器防具がいくつあると……!

 悲しみにくれながら、私は皆の能力を測っていく

次のお話は今いるメンバーの能力、スキル表になるので飛ばす人は飛ばしても構いませんので~

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