表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
GHOST TOWN  作者: mizuki
2/4

序章・崩れゆく日々

俺は高校で転入1日目で最悪のテンションになっていた。


その理由はクラスでの自己紹介の時だった・・・


-――――――――――――――――――――――――――――――


「お前ら、今日からこのクラスで一緒になる人がいるから

 ちゃんとこの学校でわからないとこがあったら教えてあげろよ」


何ていかにもどこにでもいる普通の教師がいった途端


「まじか!女子か?女子なのか?」


「おいまじか!かわいいよな?」


何てざわざわし始めやがった!そこで俺が教室にはいって


「悪いが女子じゃねぇ、俺は藤崎龍丞だ(キリッ」


キマッタ・・・何て思ってたら

急にシーンとなった。なんだこれ?打ち合せでもしたのか?


気まずい・・・そんな中急に神桐が


「藤崎く~ん、同じクラスだね~よろしく~」


と言ったとたん俺に10本ほど尖った物が飛んできた。


俺はそれをかわすが


「ちっ、よけられたか」


と誰かが俺に・・・orz


その後も俺に「なんかうざくね?」とか「神桐様のなんだ!」など俺への

罵倒が絶えない。


神桐まさかの宗教化かよ!!!!!!!!


さすがに俺は精神的につかれ、先生に


(先生、頼む助けてくれ!!!!!!)と念じたらジャストに


「えーと藤崎だっけ?お前の席はし―――」


先生が神桐の隣りの席を指さしたとたん


シュッと音をたてて何か尖ったものが俺に目がけてはなたれた。


しかし俺もそれをかわしなんとか席へ座る。


俺が席に座ったとたん恨みと憎悪の顔をした男子が、


一斉にシャーペンをへし折る音がした。


俺は泣いた。


――――――――――――――――――――――――――――――


そんなことがあり俺のテンションはすごく下がっている。

すご~~~~く下がっている


大事なことなので2回言いました。


しかし休み時間なのに、転入生なのに、皆一言ぐらい喋ってーーーー!!


沈んでる俺の前に誰かがいた。その人が


「よぉ藤崎、朝は大変だったな」


笑いながら誰かがいった


「すみません、どちら様ですか?」


「えっ、酷くね?俺だよ、覚えてない?」


昔の記憶がわからない俺は困っていたが


「まぁ久し振りだからそうなるわな、俺は式条竜哉だ」


「あぁ」


変に俺が判らない話をされても困るので適当に返すことにした。


「なんだよ、ノリわりーな、そんなに朝の件がヤダったのか?」


「まぁな」


式条竜哉・・確かに子供のときにいた・・・。


しかし、俺とあいつがあそんでた中に・・・

確実に神桐はいなかった。


(いったい何者なんだ?)


俺の中で、不安が疑問へと変わっていった。


―――――――――――――――――――――――――――――――


あれから数日がたった。


その後は俺もまだ決まりを守っているので変わりはない。


まだ『決まり』とは何かわからない。


しかし俺は『罰』とやらを直に喰らうことになるとはこの時は思いもしなかった。


『あの日』はいまの俺にとっては一生忘れない・・・いや、

忘れたくても忘れられない思い出になってしまったのだ。


もしもあの時に違うことをしていれば、こんなことには

ならなかったのかもしれない。


今の時刻午後の9時、『きまり』の時間はもう過ぎている。


しかし俺は、ともだちとあそんでいた。


1日ぐらい破ってもいいだろうと思っていた


(やべぇ、時間過ぎちまった)


急いで家へ帰る。しかし俺の住んでいる地区の『きまり』で

地区へと入る門が閉まっている。


しかし、俺は門を無理矢理よじ登りそのまま家へ向かった。


いつも通る道、しかし『違和感』があった。


いつも居ないはずの『人』が居た。


(これは、なんだよ・・・なんで時間は過ぎているのに)


なにかに怯えるように、俺は走り出した、すこし走ると見える俺の家。


俺は、見馴れた自分の家に着いたからか、安心して足をとめた。


ふと、前に誰かが居ることに気づいた。


(神桐か・・・。)


気づいたら、俺の近くにきていた神桐がいった。


「ねぇ、どうして時間を守らなかったのかなぁ」


「それはだな、えーと・・・」


俺はパニクって、答えることができなかった。


「ねぇ、どうして!?」


笑っている?どうしてだ?


----------行方不明-----------


この言葉が脳裏をよぎる


怖い・・・いま此処で殺される!?


「うわあああああああああぁぁぁぁ」


俺は走り出し彼女にタックルをした。


予想外の攻撃に反応できなかった彼女は、派手に突き倒された。


バキッ!!!!!!


酷い音がなった・・・。


その音を気にせず俺は、家へと帰っていった。





家でも、俺は罪悪感と恐怖が入り交じった自分の感情におびえた。


これは夢だ、明日には何ごとも無くなっている。


そう思いつつも寝ようと目を瞑る・・・案外寝れるもんだ。


3日目


学校についた俺は、あるものをみて、忘れかけていた現実へと戻る。


怪我だらけの神桐・・・。


これを見て俺は思った。


(これは夢じゃない、ならばもう俺に残っている道は一つ)


俺は決めた、『きまり』と戦うことを





隣りの席に神桐がいるが俺はまったく喋らない。


時々心配してる人や野次馬がきていたが、彼女はいつもと変わらない様子で


「この骨折?ああ、これは昨日転んじゃって・・・」


と答えていた。


しかし昨日のことが現実か夢かわからない。


現実だったら怖い・・・だから話しかけられなかった


たから周りにいっていたことが本当だったらよかった。


お互いに一言も話さない


それが、学校が終わるまで、ずっと続いた。


家へ帰る俺はもちろん彼女と一緒になる。


昨日折れたらしい腕が痛々しい・・・。


しかし俺は何ごとも無かったかのようにふるまう。


「大丈夫か?」


ふと、彼女が泣きながら言った


「嘘、つき」


俺は聴いてないフリをした。しかし彼女はすぐに泣きやみ


「ねぇ、『きまり』を破った人はどうなるか知ってる?」


その言葉を聴いたときに俺は神桐がなにか知っていることを確信した。


俺はポケットに隠していたナイフをもって


「なにか知ってんのか?場合によっては・・・殺す!!!!」


「えっ、嘘・・・でしょ?藤崎君・・・友だちでしょ?」


「今更友達かよ?散々だましといて。大体な、俺には

 お前に関する記憶は1つもないんだよ!!」


俺は続けて言う


「それに『きまり』とやらを破ってなんらかの処分があるんだろ?

 それだったら関わってる奴を殺せば少しは気が晴れるよな?」


いま思えば、俺は冷静さをかいていた、この時もだ、正しい選択をしていれば

少しはマシな結果になっていたかもしれないのに。


その時、彼女がいった


「じゃあ殺せば?殺してみなよ?アハハやっぱ殺せないんでしょ?」


あいつの謎の気迫に俺は現実に引き込まれた。


そして気がつくとその場から逃げていた


「はぁはぁ・・・ここまで・・くればもう・・・だいじょうぶかな。」


俺は家の前についた。しかし目の前に女がいた・・・


ナタをもって不気味に笑う女。神桐ではないようだ゛


その女は、俺にナタをふりおろし。そのナタが俺を切り裂いた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ