序章・始まり
初めてなんでまだ下手ですがよろしくお願いします
ある春の日の夜に俺は考えごとをしていた。
今まで多少は非現実的な体験してみたい・・・。
そう思うこともあった、けど今の俺は・・・。
そう考えてた俺の腹には刃物で切られたような傷。
そして俺の手に持っている日本刀、俺の目の前にいる、ナタを持った人間・・・。
「俺が考えてた非現実的はこんなんじゃねぇぇぇぇぇ~~~~~~!!」
なんで俺がこんなよくわからないことに巻きこまれたのかというとだな、
・・・えーと説明がしにくいからナレーターさんよろしく!
――――ある春の初めの日のことだった。
親が2人とも海外にいくというので俺は1人で日本に残ることにした。
いつもは日本中を転々としてるから俺はすぐに学校が変わるんだよな
そういえばまだ俺の名前を言ってなかったな。
俺の名前は藤崎龍丞だ。
俺は全てにおいて普通といういちばん悲しいタイプだ。
勉強もスポーツも中途半端だ、しいていうならルックスがいい!
・・・ナルシストじゃないぞ?俺は
そんな俺のことを親が心配してか
「お前は幼馴染みの神桐だっけ?の家に・・・」
何ていうから俺は心のなかで
(フラグキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!!!!!!)
何て思ってにやけていたら
「何ニヤケてんだ?神桐さんの家に近いところを借りといたぞ」
は?このクソジジイめ・・・。
ところで神桐とはな、俺が最初に引っ越すまではずっと遊んでいたらしい
幼馴染みの人だ。
しかしなぜか俺には記憶が無い・・・。
覚えているのは名前だけだ。
なぜか俺は時々記憶がとぶんだよな。
「まさかお前神桐さんのことが好きなのか?」
「そんな訳ねーだろ俺が覚えてない人なんだから」
そういえば家はどういう感じだ?
「ところで俺の住む家はどんな家なんだ?」
「あぁすむ家か?凄い良い家だぞ?」
凄い良い家・・・か。
この親父が良い家って言ってるからな俺にはわかる
(絶対に何かあった家だ!!!!)
そんな事を思ってた俺に親父は
「お前今絶対に変な家だと思ったろ!」
そりゃそうだろ、この親父は藤崎永二
俺の親父だ。
いつもは日本中をとびまわっているんだけど
今回は外国で仕事するらしい
すごい自由奔放で適当だ。
俺は子供のときに車で知らない場所に連れていかれ、ほっぽりだされたこともある。
「部屋は3LDKで・・・」
3LDKか...一人暮らしなのにそんな部屋いるか?
「あとは・・・あれだ!えーと・・・もうないわ」
それだけかよ!もう少し何かあるだろ!
「あとは・・・家賃一ヵ月3万だ!」
「おおっ!安・・い・・・?わけねーだろ!
安すぎだろ!ぜってー過去に何か起こってるだろ!」
やっぱりそんなんかと思ってたけど!三万はないだろ!
「過去に何があったんだよ!」
俺が聴くと親父はにやけつつ
「確かな~あの家にすんだやつは・・・。
全員な・・・。行方ふ「殺す気か?」
「違うって!俺はお前のヘタレを直そうと思い・・・」
「その為に俺は死んでもいいのかよ!」
確かに俺はヘタレかもしれんが、その為に死んでもいいと。
「まぁ大丈夫だって、何かあったら俺を呼べ。二日後
ぐらいに行くから」
こいつ・・・
―――まっっったくたよりにならねぇ。
「他の家は?」「ない」
けっきょくその家に住むしかないと・・・
――――――――――――――――
こうして俺は例の家に住むことになった゜
「この家、案外良いかもな
それに結構綺麗だし前住んでた人の物?もあるし充分だな」
そういえば、俺が家に来た時にドアに紙が貼っていたな・・・後で見てみるか。
そして荷物を出し終わり、一段落ついたころ、俺は、ふと紙のことを思いだした。
取り敢えず玄関にいって、その紙を見てみると。
コノ チク ノ 3ツ ノ キマリ ヲ
スベテ ヤブリシ 『人間』 ヘ 『罰』 ヲ
なんだこの紙は?よくわかんないな、俺はへンに思いつつも読んでみると。
1.午後八時以降ノ外出ヲ禁ズル
(午前―時マデ)
2.新シク―――ハ―――神―ヘ
3.―――――――――――――
――――――――――――――――
――――――――――――――――
2、3番がかすれて見えないな・・・
後下にもなにか書いてあったのか?
まぁ今度誰かにあったときにきいてみるか。
取り敢えずすることがなかった俺は、
いつもは夜遅くまで起きてるけど疲れてるし早く寝ようかな?
そんなことを考えてた俺だけど、おかしな点に気づいた。
そういえば今日この地区に初めて来たけど人が一人もいなかった・・・。
人どころか車さえも・・・。
今思えばおかしなところが多い。
この地区は入る時にどこからでも裏道のような狭い場所を通る・・・。
地区の入り口には門があった、恐らく8時になったら閉まるのだろう。
そして3つのルール。
そしてルールを破った人への罰・・・。
罰・・・そう聞いて真っ先に思いついた言葉は
―――行方不明―――
くそっ!気のせいだこんな事があるわけない!
疲れた、とっとと寝よう。
しかしさっきまであんな事を考えていた俺は眠れず、
謎の恐怖と戦いつつ夜を過ごした。
――――――――――――――――――――――――
2日目
朝、目が醒めた俺は、その辺をブラブラと歩いていた。
ついでに今日は俺は新しい高校へ登校する日だ。
間違えるなよ?学校をサボるわけじゃないぞ!
眠れなかったんで時間に余裕があったから、散歩してただけだ。
しかし相変わらず人がいないな・・・。
それに俺も今までこんな場所知らなかったし・・・。
しばらく歩きつづけてふと足を止めると。
・・・おっ?人を発見したぞ!
ここへきて初めての人だ!
うーん?俺と同い年くらいの女の子かな?
こちらが近づくと向こうのほうも気づいたのか俺のほうに来た。
こちらも近づいてみたら、あっやべ、カワイイ、めっちゃタイプだ。
そう考えていたら向こうは俺に話しかけてきた。
「貴方はきのう引っ越して来た人?」
「あぁそうだけど」
俺が答える、すると彼女は急に
「なんで昨日神社にこなかったの?」
は?初耳ですが?
「なんのことだ?」
「とぼけないで!家の前の紙を見なかったの?」
あぁ、あの紙のことか!
「見たけど?それが?」
「見たのにどうして?」
なんだ?この会話は!キャッチボールどころかドッチボールだ!
マトモな会話をしてくれ。
「まて、俺は確かに紙を見た。しかし俺が見た紙は霞れてて見えなかったんだ」
「え?そうだったの?ゴメンナサイ・・・」
――――――――――――――――――――――――――
そして、その時の俺には聞こえない声で呟いた
「あと・・・2つ・・」
――――――――――――――――――――――――――
そしてあっさり信じるのか・・・。
こいつ疑うって言葉知らないのか?
しかし変な空気になったな・・・。
なんて声をかけるか迷ってたらふと彼女は
「ところで貴方の名前は?」
なぜ急に名前を訊いてきた?しかしカワイイから答えることにした
「俺の名前は藤崎龍丞だ」
ちょっとクールな人っぽく言ってみる。
「藤・・崎・龍・・丞?
嘘~~~~~~~!!!!あの藤崎君?」
「あのってどの?」
「覚えてない?昔よく遊んだじゃん!」
「まさか・・・神桐ってやつか?」
「奴って酷くない?まあそうだけどね☆
神桐璃香だよ、よろしく!」
俺は何故昔の記憶がないんだ?考えた俺に急に頭痛がはしる・・・。
――――――――――――――――――――――――
見たことがない神社と子供が二人、桜の木の下で話している。
「俺、大きくなったら璃香ちゃんの婿さんになる!」
そんな子供のころにする他愛のない話、恐らくこれは俺の記憶だろう・・・。
何故今、過去の記憶がでてきた?
しかし記憶の断片はここで途切れた・・・。
――――――――――――――――――――――
気づいたら彼女と一緒に見たこともない道を歩いていた。
「ねぇどうしたの?体調悪そうだよ?大丈夫?」
不意に彼女が訊いてきた。
「ん?あぁ大丈夫だ」
見たことがない道を進むとそこには古ぼけた神社・・・
その神社はまさに俺の記憶の断片の景色と一緒だった・・・。
見てくれてありがとうございます
感想、アドバイスなどがあればよろしくお願いします